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Science

創薬の現場を“眠らないラボ”へ。人と同じ器具を操るロボットをオムロンが開発中

創薬の現場を“眠らないラボ”へ。人と同じ器具を操るロボットをオムロンが開発中

膨大な時間と費用を要する創薬の分野で、オムロンが自動化の技術開発を加速させている。目指すはロボットが人間の研究者と同じ実験器具を扱い、同じ狭い研究室で協働する世界だ。
自閉症は単一の状態ではなく、原因もひとつだけではない:研究結果

自閉症は単一の状態ではなく、原因もひとつだけではない:研究結果

ケンブリッジ大学の研究により、自閉症(自閉スペクトラム症、ASD)と幼少期に診断された人と、思春期・成人期に診断された人とでは、遺伝的特徴が異なるということが明らかになった。
その匂いが、あなたの人生を狂わせるかもしれない
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その匂いが、あなたの人生を狂わせるかもしれない

特定の匂いや化学物質に体が過敏に反応し、苦しむ人は非常に多い。その謎の解明に、数十年間研究を続けてきたひとりの科学者がいる──自らもその病と闘いながら。
史上3番目の恒星間天体「3I/ATLAS」が大量の水を放出:研究結果

史上3番目の恒星間天体「3I/ATLAS」が大量の水を放出:研究結果

NASAの宇宙望遠鏡の観測により、彗星型の恒星間天体「3I/ATLAS」が太陽から遠く離れた場所で「全開の消火栓」並みの水を放出していることが明らかになった。
「レモン彗星」を目撃するために知っておくべきこと

「レモン彗星」を目撃するために知っておくべきこと

「レモン彗星」と呼ばれる天体が、2025年10月21日前後に地球に最接近する。なんと1,350年ぶりに地球に最接近するという彗星は、いかに観測できるのか。
地球誕生から46億年、ついに太陽が世界のエネルギーを賄うときが来た
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地球誕生から46億年、ついに太陽が世界のエネルギーを賄うときが来た

この2年、ほぼ誰も気づかないうちに、太陽光発電は世界のエネルギーシステムを根底から覆し始めている。
アルゴリズムにとって、メモリは時間よりもはるかに強力なリソースとなる

アルゴリズムにとって、メモリは時間よりもはるかに強力なリソースとなる

あるコンピューター科学者の逆転の発想による「驚くべき」証明が、50年にわたる未解決問題に進展をもたらし、コンピューター科学に新たな可能性を生んだ。
「AI精神症」とは何なのか? 専門家が語る新たな“心の危機”の実態

「AI精神症」とは何なのか? 専門家が語る新たな“心の危機”の実態

心理的な苦痛を訴えるAIユーザーの増加をきっかけに、「AI精神症(AIサイコーシス)」という非公式の診断名が生まれた。専門家たちはこの呼称を不正確かつ不要なものだと指摘するが、当面は使われ続けるだろうと認めている。
Apple Vision ProとBCIを連携──“考えるだけで意思を伝える”臨床試験へ

Apple Vision ProとBCIを連携──“考えるだけで意思を伝える”臨床試験へ

スタートアップCognixionが、アップルの「Vision Pro」と連携する非侵襲型BCIの臨床試験を開始。脳波センサーとAI技術を組み合わせ、まひで話せない人でも考えるだけで意思を伝えられるデバイスを目指す。
万博で終わらない未来を──スイスパビリオンが紡ぐ閉幕後のシナリオ

万博で終わらない未来を──スイスパビリオンが紡ぐ閉幕後のシナリオ

10月13日に閉幕する大阪・関西万博。スイスパビリオンの「サイエンス・ブレークスルー・レーダー」は、描かれた未来を無駄にせず、わたしたちが理想の時代をつかみ取るためのツールだ。
地球の未来へのラストメッセージ:スイスパビリオン最終企画展「Planet/地球」

地球の未来へのラストメッセージ:スイスパビリオン最終企画展「Planet/地球」

大阪・関西万博スイスパビリオンの展示室3では、テーマに「Planet/地球」を掲げた最終企画展が開催されている。地球と未来の世代のために、気候変動や環境再生、都市設計といった分野で、どのような解決策を打ち出しているのか?
モアイ像が“歩いて”移動したことを、研究者たちがついに証明した

モアイ像が“歩いて”移動したことを、研究者たちがついに証明した

イースター島に点在する巨大なモアイ像は、どのようにして運ばれたのか──。1世紀以上にわたる謎が、ついに解き明かされた。モアイ像が“歩いて”移動したという説が、どうやら正しかったようなのだ。
ノーベル賞に選ばれた日は山奥にいた──米の免疫学者、研究の軌跡を語る

ノーベル賞に選ばれた日は山奥にいた──米の免疫学者、研究の軌跡を語る

フレッド・ラムズデルは、免疫学における画期的な業績により2025年ノーベル生理学・医学賞を共同受賞した。だが休暇中だった彼が、そのことを知ったのは翌日だった。『WIRED』はラムズデルに話を訊いた。
通勤時間と住宅の広さが、睡眠の質を左右する:研究結果

通勤時間と住宅の広さが、睡眠の質を左右する:研究結果

通勤時間が長い人ほど不眠傾向が強まる一方で、住宅が狭い場合にも睡眠の質が下がる──。そんな事実が、このほど大阪公立大学の研究チームが実施した大規模調査から明らかになった。
光で動く“目に見えない”歯車が、医療と工学の未来を変える

光で動く“目に見えない”歯車が、医療と工学の未来を変える

光を動力源とする目に見えないほど小さな歯車を、スウェーデンの研究チームが開発した。史上最小となるオンチップモーターの実現への道を開く成果であり、医療やマイクロロボットの分野での応用が期待されている。
老眼鏡はいらなくなる? 点眼薬がもたらす新たな可能性

老眼鏡はいらなくなる? 点眼薬がもたらす新たな可能性

米国で承認された2種類の視力改善点眼薬が、臨床試験で有望な成果を示している。ピロカルピンなどの有効成分によって、近くを見る視力の改善が確認されたのだ。老眼鏡に頼らない生活への道が開かれつつあるのかもしれない。
“生涯消えない記憶”の秘密を握るふたつの分子:研究結果

“生涯消えない記憶”の秘密を握るふたつの分子:研究結果

2種類のタンパク質の相互作用が、記憶を支える分子的な基礎であることが判明した。だが分子は短いあいだに体内で入れ替わる。それでも記憶が残り続けるのはなぜか?
白色矮星は準惑星を引き寄せ、破壊して“食べて”いる

白色矮星は準惑星を引き寄せ、破壊して“食べて”いる

白色矮星が強大な引力によって準惑星を引き寄せ、破壊して“食べて”いることが、ハッブル宇宙望遠鏡の観測データから明らかに。しかも、そこに含まれていたのは意外な成分だった。
腰痛予防のために日常的に歩くべき時間は?

腰痛予防のために日常的に歩くべき時間は?

腰痛は世界で最も一般的な慢性疾患のひとつ。最新の研究から、腰痛予防のために日常的にどれだけの時間を歩くべきかが見えてきた。
マイクロプラスチックが骨粗しょう症のリスク要因になる可能性:研究結果

マイクロプラスチックが骨粗しょう症のリスク要因になる可能性:研究結果

60本以上の科学論文を精査した結果、マイクロプラスチックが骨を分解する「破骨細胞」の生成を促し、骨の脆弱化の一因となる可能性が示された。
ビールから“永遠の化学物質”が検出され、米国で波紋

ビールから“永遠の化学物質”が検出され、米国で波紋

分解されにくい性質をもち“永遠の化学物質”と呼ばれる有機フッ素化合物(PFAS)が、意外な場所から検出されて波紋を呼んでいる。米国の一部で醸造されるビールに含まれていたというのだが、いったいなぜなのか?
AIで“トリップしない”幻覚剤を開発──精神疾患治療への応用を期待

AIで“トリップしない”幻覚剤を開発──精神疾患治療への応用を期待

シリコンバレーの有力者が支援するMindstate Design Labsは、CEOが「精神作用はあるが最も幻覚剤らしくない幻覚剤」と呼ぶ化合物を開発した。AIを活用して、幻覚を起こさずに特定の精神状態を引き出す薬の設計を目指しているという。
NASA、太陽系外の惑星6,000個を確認──“地球外生命”探究への基盤

NASA、太陽系外の惑星6,000個を確認──“地球外生命”探究への基盤

NASAは、太陽系外で確認された惑星数が6,000個に到達したと発表した。岩石惑星から巨大ガス惑星まで多様な世界が見つかり、検証待ちの候補惑星も8,000個を超えるという。
失われた香りを求めて
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失われた香りを求めて

いま世界各地の展覧会で、キュレーターたちは、訪れる人を時を超えた体験へと導く“におい”を展示に組み込み始めている。
次世代の遺伝子編集治療は“疾患に依存しない”可能性

次世代の遺伝子編集治療は“疾患に依存しない”可能性

遺伝子編集治療は、疾患ごとに個別設計される時代から、疾患を問わず適用できる技術の時代へと移行しつつある。ハーバード大学の生化学者デイヴィッド・リュウは、複数の異なる疾患を対象にできる最新技術を、これから発表予定だと明かした。
地球の生物圏は、すでに“限界”を超えていた:研究結果

地球の生物圏は、すでに“限界”を超えていた:研究結果

地球の生物圏の健全性が、深刻な危機に直面している。人類の活動が生態系に与える負荷を可視化した最新の報告によると、すでに世界の陸地の約60%が安全域を逸脱しており、38%が高リスクに分類される状態にあるという。
火山に覆われた木星の月イオ:その不可解な内部に新しい発見

火山に覆われた木星の月イオ:その不可解な内部に新しい発見

燃えたぎる世界への最近のフライバイで、イオの内部構造に関する有力な説が覆った。だが、新たな観測結果はこの衛星の謎を深めるばかりだ。
宇宙に輝く新たな「アインシュタインの十字架」が示す、巨大なダークマターハローの存在

宇宙に輝く新たな「アインシュタインの十字架」が示す、巨大なダークマターハローの存在

銀河が十字架のように見える「アインシュタインの十字架」と呼ばれる天体現象が、このほど新たに見つかった。そこから見えてきたのは、電磁波では観測できない巨大なダークマターハローの存在だ。
朽ちていく遺体を見守る仕事──そこにある科学的な目的

朽ちていく遺体を見守る仕事──そこにある科学的な目的

腐肉を狙う厄介な動物たち、鼻をつくにおい、遺体が並ぶ職場。それでも、この仕事を愛する人々がいる。そして、そのほとんどが女性だ。
隠れた内臓脂肪が、心臓の老化を加速させる:研究結果

隠れた内臓脂肪が、心臓の老化を加速させる:研究結果

体内に蓄積された内臓脂肪の分布が、心血管の老化速度と密接に関わっていることが、英国の研究者たちによる最新の研究で明らかになった。体重やBMIだけでは測れない健康リスクがあることを浮き彫りにしている。
AI創薬の成果はどこに?|The Big Story
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AI創薬の成果はどこに?|The Big Story

新薬候補の9割が市場に届かず失敗に終わる製薬の世界で、数々のスタートアップがAI技術にすべてを賭けてその確率を覆そうとしている。
人間が海にかける負荷は、2050年までに倍増する:研究結果

人間が海にかける負荷は、2050年までに倍増する:研究結果

気候変動や水質汚染、漁業といった人間の活動がもたらす複数の負荷が重なり合い、海洋環境はかつてない速さで限界に近づいている。最新の研究によると、その累積的な影響は2050年までに現在の2倍以上に達するという。
「CRISPR」が1型糖尿病治療に新たな希望をもたらす:研究結果

「CRISPR」が1型糖尿病治療に新たな希望をもたらす:研究結果

遺伝子編集を施した膵臓細胞が1型糖尿病患者に移植され、免疫抑制剤なしで数カ月間インスリンを分泌し続けた。
あらゆる進化を“宇宙の複雑性”から解き明かす新たな自然法則

あらゆる進化を“宇宙の複雑性”から解き明かす新たな自然法則

生物に限らず、宇宙のあらゆるものは時間の経過と共に複雑性が増していく。そんな新しい仮説が、宇宙に存在しうる生命に対する従来の考え方を塗り替えようとしている。
プラスチックで二酸化炭素を吸収、環境汚染と気候危機を同時に解決する“一石二鳥”の新技術

プラスチックで二酸化炭素を吸収、環境汚染と気候危機を同時に解決する“一石二鳥”の新技術

使用済みのプラスチックを分解して、二酸化炭素を効率的に吸着する新素材へと変換する技術を、デンマークの研究者たちが開発した。プラスチック汚染と気候危機を同時に解決できる可能性を秘めている。
水の力で都市を冷やす──ルーブル美術館も頼る川の冷房

水の力で都市を冷やす──ルーブル美術館も頼る川の冷房

都市に張り巡らされたパイプや熱交換器のネットワークが、建物から生じる余分な熱を近隣の川や湖へと運んでいる。その一方、地球温暖化が進むにつれ、一部の水路の冷却力が衰えを見せている。
まるで45億年前の太陽系!? “惑星の誕生”が初めて観測される

まるで45億年前の太陽系!? “惑星の誕生”が初めて観測される

太陽系誕生の過程を写し出したかのような瞬間が、誕生から推定500万年という若い恒星の周囲で初めて捉えられた。塵とガスの円盤の“隙間”に、ガスを吸い込みながら成長する巨大惑星が輝いていたのだ。
火星の岩石から見つかった鉱物は、地球外生命の痕跡かもしれない

火星の岩石から見つかった鉱物は、地球外生命の痕跡かもしれない

火星探査車「パーサヴィアランス」が採取した岩石から、有機物由来の可能性がある鉱物が発見された。微生物が代謝を繰り返した痕跡になりうることから、潜在的に生命が存在する指標として注目されている。
持続的な運動が、分子レベルで老化を遅らせる:研究結果

持続的な運動が、分子レベルで老化を遅らせる:研究結果

生物の細胞や組織には、老化の速度を刻む“分子の時計”が存在する。最新の研究によると、日常生活に持続的な運動を取り入れて心肺機能や筋力を維持することで、生物学的年齢の進行を遅らせることができるという。
太陽系外惑星に大気と水? 生命が存在する可能性が観測で明らかに

太陽系外惑星に大気と水? 生命が存在する可能性が観測で明らかに

太陽系外惑星のひとつに大気と水が存在する可能性が、このほどジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測で明らかになった。つまり、そこに生命が存在する可能性があるということだ。
あなたの眠りに最適なノイズは? 色分けされた6つの音の特徴

あなたの眠りに最適なノイズは? 色分けされた6つの音の特徴

“ホワイトノイズ”は聞いたことがあるかもしれないが、“ピンクノイズ”や“ブラウンノイズ”はどうだろう? 『WIRED』のライターでもある睡眠コーチが、就寝時に役立つ音のカラフルな世界を案内する。
13歳未満のスマートフォン利用は、心の発達を阻害する可能性がある:研究結果

13歳未満のスマートフォン利用は、心の発達を阻害する可能性がある:研究結果

13歳未満の子どもにスマートフォンをもたせると、将来的に心の健康が損なわれるリスクがあることが最新の研究でわかった。自殺願望や攻撃性の増加、現実感の喪失につながる傾向にあることから、研究者たちは飲酒や喫煙と同様の規制も提言している。