うどんすき
2006年 12月 24日

12月は、クリスマスレッスンですので、毎年、いつもの月に比べると、少し早めに全クラスを終了します。
ですので、本番のクリスマスを迎える頃には、すでにさんざんクリスマス気分も味わい尽くしてしまい(燃え尽きているともいう)、家ではほとんど何もしないのが現状。
そもそも商業的イベントには全く興味がないので、こういう日に高いお金を払って外食することなどまずあり得ないし、今年は前日のワインクラスでさんざん飲んだくれたこともあり、お夕食は夫と二人、うどんすきとなりました。
いつにも増して地味なクリスマスです。(笑)
しかもこのうどんすき、前日のお昼に行った美々卯で、食べ切れずに持ち帰ったもの。
美々卯は、元々お土産用のうどんすきの販売もやっているのですが、お店でオーダーしたものでも、食べきれない場合は、快くお土産用に詰めて下さいます。(ただし生ものは不可)
もちろん、特製のお出汁も、専用の容器に入れてたっぷりと。(容器代は別途かかります)

鶏肉やお野菜など、少し加えていますが、一応これで、約一人前。
二人で食べてちょうど良いボリュームです。
個人的に、このうどんすきからは、多くのことを学びました。
まず、お薬味として出てくるレモン。
和食には、ゆずやかぼす、すだちなどの組み合わせが王道だと思っていた私にとって、うどんすきにレモンという組み合わせは、まさに目からうろこでした。
確かにここのこのかつお風味の効いたお出汁には、フレッシュなレモンの酸味が不思議と良く合うんです。
すり下ろした生姜もついてくるのですが、これも合わせるとなお美味しい。
この他、お鍋の具として、焼穴子、里芋などを入れるのも、新しい発見でした。
茹でたての透明つるつるの讃岐うどんをささっと食べるのも大好きですが、どれだけ煮込んでももちもちしているここのおうどんも大好き。
お出汁も最後の一滴まで、美味しくいただけます。
うどんすきは1年中食べられますが、何気なく季節ごとににんじんのお花の形が違っていたりして、こういう小さなこだわりも、さすが一流店ならではですね。
身も心も温まる、クリスマスの夜でした。