ユーザースクリプトの要件
ユーザースクリプトの要件
2025年1月24日
ID 65364
Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server のカスタムスクリプトには次の要件があります:
- カスタムスクリプトに渡すデータとカスタムスクリプトから取得するデータは、文字が含まれず「
.\n
」が含まれる文字列で終了する必要があります。 - カスタムスクリプトの実行時に必要なデータが見つからない場合、スクリプトは 1 つのピリオドを含む空文字列「.
\n
」を返す必要があります。 - データは、ユーザーが入力したものがそのままユーザースクリプトに送信される必要があります。コード挿入攻撃を防ぐため、データ入力をエスケープする必要があります。
- ユーザースクリプトには、固有の名前を付けます。
- カスタムスクリプトのエラーメッセージをコンソールに出力するには、文字列「
+++ ERROR
」(スペースを含む)で始まるメッセージを出力します。たとえば、「+++ ERROR cannot connect to DB
\n」のようになります。 - すべての ID は行の値であり、単語や数字として示されます。
- すべてのユーザースクリプトは、パラレルデータリクエストかシーケンシャルデータリクエストを使用して実行できます。たとえば、
searchemail
は複数回実行できます(タスクAuth
、設定processPool -> processNumber
)、この場合、データは外部ディレクトリサービスから同時に取得されます。これは、Auth
タスクの設定processPool -> processNumber
が「1
」より大きい場合にのみ機能します。シーケンシャルデータリクエストを使用する場合、
searchmail
ユーザースクリプトが 1 回開始されます。このユーザースクリプトは、データの送信後すぐに次の要求に向けて待機します。つまり、このユーザースクリプトは本製品自体が停止するまで動作し続けます。