「スマホ依存」に関して国内500人以上に調査を行った結果を、MMD研究所が5月13日に発表した。スマホ依存の自覚の有無を尋ねたほか、よく利用する時間帯、さらに「デジタルデトックス」や「テキストサム損傷」について質問したものだ。
まず、「あなたはスマートフォンに依存していると思いますか?」の質問に対しては、全体では計80.5%が「スマホ依存」を自覚していた(「かなり依存している」28.5%、「やや依存している」52.0%の合計)。
年代別に見ると、20代がとくに依存の度合いが高く、「かなり依存している」40.2%、「やや依存している」46.4%で、計86.6%が、自分を「スマホ依存」だとした。
次に、「スマートフォンをよく利用する時間帯」を聞くと、「帰宅してからベッドに入る前まで」が、計91.1%でトップ(「よく利用する」「たまに利用する」の合計)。以下、2位「ベッドに入ってから寝るまで」76.3%、3位「職場もしくは学校の休憩時間」68.3%が続いている。
スマホ依存などデジタル機器への依存症を防ぐため、一定期間それらから離れるのが「デジタルデトックス」だ。「デジタルデトックス」を知っているかを聞くと、「知っている」としたのは8.9%。「名前は聞いたことがあるが意味はわからない」13.3%という人もいた。なおデジタルデトックスの意味を説明したうえで、「デジタルデトックスはあなたに必要ですか?」と質問すると、「必要だと思うが実践できていない」と回答した人が31.7%にまで及んだ。実践している人は2.8にとどまっている。
また、スマホ依存が激しい場合、持ち方によって小指が変形してしまう「テキストサム損傷」について聞くと、「テキストサム損傷になったことがある」という人が5.2%存在した。
調査概要
- 調査対象:スマートフォンを所有する15歳~59歳の男女
- 調査期間:2015年5月8日~5月9日
- 有効回答:562人
参考リンク
スマホ依存に関する調査(MMD研究所)
MMD研究所
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
依存といってもいろいろあるからね。たとえば私は、打ち合わせなどで外出するときはスマホに依存しているけれども、生活では依存しているわけではない。
でも、よく使う時間帯が「帰宅してから」「寝るまで」「朝起きてから」ですからねー。やっぱり全体的な依存に見えますね。
たしかにそうだね。昔なら、テレビを見ていたような時間帯だね。
または、友だちと長電話する代わりにスマホでコミュニケーションしてる感じですかね。
スマホがふつうになって「自分の好きな情報を能動的に得るようになっている」というと聞こえはいいが、その反面「好きな情報しか得ていない」傾向があるとなると、それが良いことなのか疑問になるね。
ほぅ。
テレビや新聞は、受動的ではあるものの、求めずともさまざまな情報が入ってくるという面もあるからね。10代から20代には、そういう風にさまざまな情報に触れてほしいものだね。
でも、スマホでもSNSやニュースアプリでいろんな情報が来ますよ。
とはいうものの、結局は芸能やスポーツのような「大多数の人が喜んで見る情報」に偏る傾向があるからね……。
たしかに……。
まぁ、そういう反動はいつか来るかもしれないことを考えながら、ビジネスの種を考えるのが良いのだろうね。
現状は現状として対応しつつ、社会としてあるべき姿も考えるってことですね。
そのとおり。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
スマホ依存が8割!