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11月1日から昨日まで募集した「スポーツ映画ベストテン」には多数のご参加をいただき、まことにありがとうございました。

のべ１１０名さまより、３９７本の映画が挙げられました。中にはかなり強引なものも少なくなかったのですが、「いんだよ細けぇことは」の精神でどんどんカウントさせていただきました。種目「階段登り」とか「一人キャッチボール」とか「セックス勝負」などもありました。

採点基準は、１位を10点、２位を９点、３位を８点、以下同様に１点ずつ減っていき、９位を２点、10位を１点といたします。

「順不同」の場合は一律5.5点とし、応募者さまの方で点数の割り振りを指定している場合は、そちらに従いました。

では、ベストテンを発表いたします。

順位	得点	題名	監督	主演	種目
１	257.5	少林サッカー	チャウ・シンチー	チャウ・シンチー	サッカー、中国拳法
２	249	レスラー	ダーレン・アロノフスキー	ミッキー・ローク	プロレス
３	236.5	ロッキー	ジョン・Ｇ・アヴィルドセン	シルヴェスター・スタローン	ボクシング
ï¼”	160.5	ローラーガールズ・ダイアリー	ドリュー・バリモア	エレン・ペイジ	ローラーゲーãƒ
５	110	ミリオンダラー・ベイビー	クリント・イーストウッド	ヒラリー・スワンク	ボクシング
６	102	メジャーリーグ	デイヴィッド・Ｓ・ウォード	チャーリー・シーン	野球
７	101	クール・ランニング	ジョン・タートルトーブ	レオン・ロビンソン	ボブスレー
８	96	インビクタス／負けざる者たち	クリント・イーストウッド	モーガン・フリーマン	ラグビー
９	91	俺たちフィギュアスケーター	ウィル・スペック＆ジョシュ・ゴードン	ウィル・フェレル	フィギュアスケート
10	85.5	がんばれ！ベアーズ	マイケル・リッチー	ウォルター・マッソー	野球

今回はトップ３が突出した強さで、投票開始からずっとしのぎを削っておりましたが、『レスラー』『ロッキー』の名作２本を抑えて『少林サッカー』が１位となりました。

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『レスラー』と『ロッキー』は何度も逆転を繰り返す接戦でしたが、男の人生につきまとう痛みをこれ以上なく鮮やかに描いた『レスラー』が制することになりました。

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大本命と思われた『ロッキー』は、シリーズで票が分かれたためか３位にとどまりました。トップ50圏内に『ロッキー４』と『ロッキー・ザ・ファイナル』もランクインしており、合わせればぶっちぎりの１位となるところでした。

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４位は、スポーツ映画というのみならずガールズ・ムービーとしても傑作である『ローラーガールズ・ダイアリー』。ハードな競技と少女たちのキュートさのギャップがまたたまりません。

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５位は、うってかわってビターな味わいの『ミリオンダラー・ベイビー』がランクイン。観ると死にたくなる劇薬映画ですが、そのドラマ性の重厚さには文句のつけようがありません。

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６位にランクインは、主題歌”ワイルド・シング”の響きも高らかな『メジャーリーグ』です。

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実話をもとにした、笑って泣ける挑戦ドラマの傑作『クール・ランニング』は、７位と健闘しました。

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８位は、こちらも事実に基づいた骨太な社会派ドラマの秀作『インビクタス』です。

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９位はウィル・フェレルが日本でブレイクするきっかけであり、邦題『俺たち〜』シリーズを生み出した爆笑作『俺たちフィギュアスケーター』がまさかのランクインを果たしました。

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トリをつとめる10位は、テイタム・オニールはじめ子役たちのキュートさとウォルター・マッソーの渋さが引き立てあった『がんばれ！ベアーズ』となりました。

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11位から下は、こんな感じです。

• 11位：『ロンゲスト・ヤード』（81.5点、アメフト）
• 12位：『チアーズ！』（79.5点、チアリーディング）
• 13位：『ベスト・キッド（1984年版）』（71.5点、空手）
• 14位：『カリフォルニア・ドールズ』（64点、プロレス）
• 15位：『キッズ・リターン』（60点、ボクシング）
• 16位：『フィールド・オブ・ドリームス』（59点、野球）
• 17位：『シコふんじゃった。』（58.5点、相撲）
• 18位：『ウォーターボーイズ』（57点、シンクロナイズドスイミング）『ロッキー・ザ・ファイナル』（ボクシング）
• 20位：『スラップ・ショット』（56.5点、アイスホッケー）
• 21位：『ビヨンド・ザ・マット』（55.5点、プロレス）
• 22位：『ザ・ファイター』（54.5点、ボクシング）『柔道龍虎房』（柔道）
• 24位：『イップ・マン　葉門』（52点、中国拳法）
• 25位：『勝利への脱出』（48.5点、サッカー）
• 26位：『レイジング・ブル』（48点、ボクシング）
• 27位：『ブラック・スワン』（47.5点、バレエ）
• 28位：『ルディ／涙のウイニング・ラン』（47点、アメフト）
• 29位：『ロッキー4』（45.5点、ボクシング）
• 30位：『ピンポン』（43.5点、卓球）
• 31位：『茄子　アンダルシアの夏』（42.5点、自転車レース）
• 32位：『シービスケット』（41.5点、競馬）
• 33位：『オーバー・ザ・トップ』（39.5点、アームレスリング）
• 34位：『Shall we ダンス？』（37.5点、ダンス）『プリティ・リーグ』（野球）
• 36位：『デス・レース2000年』（37点、モータースポーツ）
• 37位：『がんばっていきまっしょい』（36.5点、ボート競技）『サルート・オブ・ザ・ジャガー』（ジャガー）
• 39位：『バトルランナー』（34.5点、殺人ゲーム）『ファイト・クラブ』（MMA）
• 41位：『ヤング・ゼネレーション』（33点、自転車レース）
• 42位：『ロード・オブ・ドッグタウン』（32点、スケートボード）
• 43位：『コーチ・カーター』（31点、バスケットボール）『ザ・エージェント』（アメフト）『勝利への旅立ち』（バスケットボール）
• 46位：『リンガー！替え玉★選手権』（30.5点、スペシャルオリンピックス）
• 47位：『カーズ』（30点、モータースポーツ）
• 48位：『ドラゴンロード』（29.5点、ラグビー）
• 49位：『シンデレラマン』（29点、ボクシング）
• 50位：『飛べないアヒル』（28点、アイスホッケー）

それにしても、今回のベストテンでは「スポーツは苦手」「スポーツはやったことないけど」などと前置きしての参加が目立ちました。ぼくも中学時代に柔道部だっただけで、別に体育会系な人でも強い選手だったわけでもないんですが、それでも映画ファンブロガーの中ではかなりの少数派に入るのかもしれない、と思わされましたね。体育会系と文化系の間に横たわる深くて暗い川の存在を意識せずにはいられない、そんなベストテン集計結果となりました。

世間では金正日死去などいろんなニュースがありますが、うちのブログはこのネタであと数日ひっぱりますので。

３９７本すべてのデータが見たい、という方がいらしたら、ご連絡いただければExcelファイルをお送りします。

rainbowinthedarkあっとhotmail.co.jpまで。