TV番組の著作権問題がネットユーザから軽視されているのは地方で『ハルヒ』が見れなかった反動か!?

休日はかる〜いネタをひとつ。

「WinnyはだめでYouTubeは何でOKなの?」という話を見掛けた。結論から言うと「音楽ファイル共有はだめっしょ」「あ、映画もだめね」「PCアプリの共有なんてもってのほか」「個人情報漏れとかマズー」なんだけれど、「え?TV番組?それは便利に共有できる仕組みがあってしかるべきだねぇ」って思ってるからじゃなかろうか。

まぁ推測の域を出ないが、どうもそういう匂いがする。

商業的な権利なんてものは、社会全体の利益に反しない程度に守られればいいものである。
http://kazuho.exblog.jp/tb/5260622

こんな意見もあるようだが、当然のことだが音楽、映画、PCアプリをWinnyで交換されてしまうと著しく権利が損なわれ、メーカーの存続が危ぶまれる事は必至だ。しかしながら、TV番組がYouTubeでシェアされたところで、彼らのビジネスモデルは大きく揺るがないだろ? と考えているのだろう。恐らく多数のYouTubeユーザはこのような考えをしているのだろう。TV番組のシェアリングに特化したWinnyが出てきたとしたら、多分賞賛されるのではなかろうか。

正直、画質が強制低下させられること、10分制限があることなどを考えるとを考えると、仮に何千万人という日本人がYouTubeを使うようになったところで、それほどTV番組制作ビジネスモデルに響くとは思えない。

なんで winny を擁護しない者が、YouTube にはそんなにのめり込めるの?と思うわけだ。
http://d.hatena.ne.jp/kkentaro/20060715/1152967475

結局のところ「局と電博はもっと番組を開放せよ。YouTubeぐらいでお前ら潰れないだろ」って心の声が聞こえてくる。まぁでももっと汚い事を言ってしまえば「つか局と電博*1の連中給料貰いすぎ」なんて僻みが一番でかかったりして....。え、お前はどうかって? 論壇系Bloggerさん達じゃぁあるまいし、そんなBlogが荒れかねないような意見提示なんてできるわけないじゃぁないですかぁ(ぉ


まぁ冗談はさておき、Winnyで手に入れていたCDやDVDはAmazonで買えるが、関東限定放送のアニメなどはそもそも手にすら入らないわけで、YouTubeを賞賛し、使いたくなる気持ちは人としてわからなくはない。ネットのコミュニケーションは地域の壁を越えたが、ネットコミュニケーションのベースとなるいわば「ネタ元」であるテレビ番組がこの壁に縛られている事は、不均衡であるといわざるを得ない。


追記 : 「nyにだってTV番組流れてるけど?」ってご指摘があったようだが、nyはTV番組だけじゃなくアプリや音楽や映画などのシェアリングも行われてるから賞賛はできないがYouTubeは実質TVぐらいでしょ?だったらいいぢゃん?的発想なんじゃぁないの、という指摘。で、それとハルヒがどういう関係が?って点については、nyにしろYouTubeにしろTV番組のシェアリングに肯定的なユーザを増やしている一因である地域性をわかりやすく解説....したつもりなんだけどなぁ...。ニホンゴッテムズカシイ

*1:赤色太字にした部分の自動リンクは基本的に張らないようタグを書いて制御するのだが、何とも的を得たキーワード説明へのリンクが張られていたので放置(ぉ