任天堂 先日の経営方針説明会の質疑応答を公開

先日行われた任天堂経営方針説明会。そこで岩田社長が行った講演がすでに公開されましたが、今回その講演の後に行われた質疑応答についても公開されています。

任天堂株式会社 経営方針説明会 質疑応答

一部はすでに各種報道で引用されているものがあったりしますが、こちらは質問の内容から返答まで、非常に細かく文章に書き起こされており、読み応えがあります。下手にマスコミに省略されて印象操作されるぐらいなら、ネットの公式HPですべて公開してしまった方が誤解が少ないという配慮もあるんでしょうね。これもWebの有効な利用法と言えるでしょうね。どこぞの会社みたく妄想を言いっぱなしにするのではなく、少なくとも消費者に知ってもらう努力をしていることは非常に好感が持てます。IR活動としても意義は大きいでしょうね。


この情報公開については、発熱地帯さんも同様の感想をもってらっしゃるようです。
発熱地帯: 先鋭的なまでのオープン主義
ここであげられていますように、任天堂はかなり最近のインターネットの動きを注意深く観察し、有効活用していますね。Web2.0という、ある意味流行語で定義があやふやな言葉ではあるのですが、岩田社長はネットの使い方の革新について、非常に意欲的に取り組んでいるように思いますね。


この質疑応答では、自分がこれまでに抱いていた任天堂が挑まなければ課題・問題点について、実際に任天堂に向かって質問されている項目がいくつかあります。これについては、いい機会ですので以降の記事で自分なりに抱く課題点を述べてみたいと思います。また、そうした質疑についての任天堂の返答についても、面白い考え、コメントが多いので、機会があればふれてみたいと思います。