2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

またやってくれた「ひょろ弱名人」のジリ貧負け

羽生名人をひょろ弱と呼び続けることは、間違いなく将棋ファンの神経を逆なでし、かつ(聞こえなどしないだろうが、万一聞こえたなら)羽生本人の神経を逆なでするだろう。しかしそうとわかっていてやっているのであって、それは(楽屋裏を明かすなら)、裏…

第二次補正予算案の採決をめぐって――両院協議会をどう考えるべきか

定額給付金を盛り込んだ第二次補正予算案が成立した、否、成立してしまった。予算について衆議院と参議院の議決が異なったため、衆議院の議決が国会の議決となったというわけである。天下の愚策との評判が高い定額給付金については、既にいろいろなところで…

「研究目的の受精卵作製を容認」は倫理的に見てどう考えてもおかしい

扱いの小さな記事だが、その意味するところの重大性に鑑み、ここでとりあげ批判を加えておきたい。朝日新聞の記事からの引用である。 研究目的の受精卵作製を容認 国の専門委 2009年1月26日21時54分 これまで、研究目的では原則として認められていなかった実…

被害者参加の刑事裁判の誤り

このような表題を書くといろいろな誤解を招くかもしれない。批判はもちろん受けるつもりだが、批判者には、批判する前にまずは一度当方の言い分を最後まで読むことを予めお願いしておきたい。 今回の記事を書くつもりになったのは、被害者参加裁判の様子を報…

イスラエル軍の撤退なくして真の停戦とは言えない――ガザ情勢

ガザ情勢に関しては既に本ブログでも触れたところだが、ここへ来てイスラエル側が「一方的停戦発表」を行なったとのこと。朝日新聞の記事をまず引用しておく。 イスラエル、一方的停戦発表 限定的攻撃は続く 2009年1月18日21時1分 【エルサレム=井上道夫】…

朝日新聞の歪んだ政治理解――「かんぽの宿」のオリックスへの売却をめぐって(追記あり)

私は新聞記事を引用する際には基本的に朝日新聞からすることにしている。長年同紙を読みつけてきたからであり、読売・産経などの御用新聞とは異なり、日本の新聞の中ではまだしもましだと思っているからだが、しかし時々、特に最近ははっきりと、これはおか…

当然なされるべき、極めてもっともな要求を掲げた訴訟

と表題に書いたが、しかしながら極めて画期的な訴訟でもある。まずは朝日新聞の記事を引用しておく。 「8年半働いた 私は正社員」 派遣男性が三菱重工提訴 2009年1月13日21時0分 兵庫県高砂市の三菱重工業高砂製作所で約8年半働く派遣社員の圓山(まるやま…

どうしてこれほどまでにろくでもない政治家ばかりいるのか?――自民党

日本の政治では、政治家は昨日言ったことを明くる日には撤回してもおとがめなしだとでも言うのだろうか。とんでもない。他の誰よりも政治家の場合にこそ、その言動の首尾一貫性と説明責任とが問われるのである。 言うまでもなく、この坂本とかいうアホ総務政…

民主党の極めてまっとうな政権批判

民主党の小沢代表が年頭に行なった記者会見の記事(朝日新聞)を見たが、実にまっとうな政権批判だと言える。引用しておくと、 給付金2兆円、もっと有効な使い方ある 会見で小沢代表 2009年1月4日20時0分 民主党は4日の幹部会で、08年度第2次補正予算案…

今やホロコースト加害国となりつつあるイスラエル

私は反ユダヤ主義者では全くないし、そもそも日本は歴史上ヨーロッパに根強く存在した反ユダヤ主義と無縁な国だが、そう言った上で、表題に書いたことを今や言わないわけにはいかなくなった。これでも、「今やホロコースト加害国となりつつある」というのは…

NHK「新春お好み将棋対局」から――飛車落ち対局

正月ボケということで、時事問題はさておき、気になった局面の手を備忘的に書き留めておくことにする。 佐藤康光NHK杯対笠井女流アマ名人の対局、手合いは飛車落ち。仕掛けからほぼ順調に下手が攻め、途中飛車捨ての強攻もほぼ決まり、寄せが決まるかとい…