【ビットコイン44万円突破🔥】
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年8月13日
ビットコインが44万円を突破しました。現在の価格440,000円(前日比+10.0%)https://t.co/QwQ8faE5ji pic.twitter.com/eBqPJyOkwO
ビットコインがめちゃくちゃ高騰しています。
タイミングよく購入した人の中には、2万円で買ったビットコインが4万円になっていたり、10万円で買ったビットコインが20万円になった人もいたみたいです。
実は私も、7/1に少額ながらビットコインやイーサやらいくつかの仮想通貨を購入して様子を見ていました。7月中旬にはほとんど全てのお金がなくなりそうになってかなり落ち込みましたが、8/1に「ビットコインは分裂しない」ということが判明してからというもの、その価格は高騰を繰り返しています。私の原資も元に戻り、今はプラスに転じています。よかった…。
ということで、ビットコインなどの仮想通貨とは? 持っていた方がいいのか? などなどをド初心者目線でお伝えします。
仮想通貨とは
仮想通貨は、世界中にインターネットが普及したことで誕生した、新時代の通貨です。通常、通貨というのは国によって保証されています。
日本国内において1,000円札が1,000円の価値を持つのは、日本が国としてそれを保証しているからです。
仮想通貨は、誰にもどこの国にも保証されていません。欲しい人が増えれば増えるほど価値は上がるし、欲しい人がいなくなってしまえばその価値はゼロに等しくもなります。
紙幣や硬貨といった実態を持たず、人々がその価値を信頼することにより通貨として価値を持つもの、それが仮想通貨です。
価値を信頼するとは?
価値を信頼するって、一体どういうことなのでしょうか。これは私も中々意味が理解できなかったのですが、やっとわかってきました。
- 多くの人が知っている
- 問題なく使用できる
まず大切なのは、この2点です。例えば、「円」や「米ドル」は世界中誰でも知っています。そこに、「utaco」という通貨が登場したらどうでしょうか。「utaco」はうたこ国において使われている通貨のことで、「1utaco=150円」の価値があります。かなり物価の高い国ですね。
「やあ日本の方、うたこ国で使える「utaco」通貨は持っておいた方がいいよ。150円で1utacoと交換してあげる。」
「えっ? うたこ国?? 聞いたことないんだけど。その通貨、他の国でも交換して使えるの??」
「うたこ国の通貨は、現時点では日本円としか交換できないよ。うたこ国にきた時にはもちろん使えるよ。」
「なんだよ…うたこ国なんて、どこにあるのかも知らないし行かないよ。「utaco」通貨も使うことはないだろうね。要らないよ。」
これが信頼されない通貨です。
それに対してドルは…
「やあ日本人、米ドル買わない? 今は1ドル=80円だよ。(2010年頃)」
「米ドルはいろんな国で交換できるし、しかも安いな! 今は経済的に不安定だから、値が下がっているんだな…でも、アメリカのことだ。きっとまた値上がりするだろうから、それまで保持しておいて高くなったら売ろう! 買うよ!」
100ドルを8,000円で購入し、それから7年が経った。1ドルは109円になったので、全て売ってみた。
「8,000円で購入した米ドルが、10,900円になった! 2,900円儲かったぞ。※手数料無視」
通貨の価値はなぜ変化するのか
今ある通貨も、その価値は常に変動しています。通貨は国に保証されているものなので、通貨の動きは国に対する信頼であるとも言えます。
例えば、リーマンショック直後に経済危機に陥ったアメリカは1ドル=80円まで価値を下げていました。この国やばいんじゃないか?! って思われると、価値が下がってしまうということです。逆に、大統領が変わったりしてこの国よくなるんじゃね?! とか思われると価値は上がったりします。
通貨や経済、無機質なものに見えて左右しているのは結局人間の感情なのだと考えると、面白いですね。
ビットコインとは
そもそも仮想通貨は1999年頃に登場しました。その頃は電子マネーやゲーム内での通貨としての意味合いが強かったのですが、2009年、リーマンショックの不況の最中にビットコインは誕生しました。
ビットコインは、
- 海外送金や決済が簡単にできる
- 手数料が安い
- 匿名でも集金ができる
というメリットがあり、将来的に世界中の通貨の壁を取っ払い、経済の発展に寄与してくれるのでは…? という期待が持たれています。
ものすごく単純な例を出してみると、1ドル=80円の時は「今アメリカ行けば全商品20%オフに等しい! 行くしかない!」となりますが、1ドル=130円の時は「今はアメリカは高いから、違うところ行こう。」になったりもします。
ですが、ここがビットコインによる統一の通貨になってくれば、為替なんて気にせずに遊びに行けるわけです。
(本当は輸出入とかそういうことで考えた方がいいんだろうけど、そこまで賢くないのでこれくらいの例で勘弁してください。)
海外への送金って、手数料だけで5,000円前後取られるんですけど、ビットコインを使えば無料かごくわずかな手数料で送金できるようになります。これは便利!
通貨の信頼は技術面にある
便利なのは分かったけれど、国の保証する通貨と違って「国がやばい!」「国がいい感じ」によって通貨の価値が左右されるわけではないよね…?
仮想通貨の価値って、なんの「信頼」によって左右されるの?
これが私にも全然しっくり理解できていなかったのですが、ようやく分かってきました。仮想通貨の信頼は「技術」にあります。
- 保有している通貨が急になくならない=管理システムが安定している
- 問題なく送金できる=運用システムがしっかりしている
- アカウントを乗っ取られて仮想通貨を奪われたりしない=セキュリティOK
今、何気なく使っているスマホやパソコンにだっていろんな技術が用いられています。暗号化とか…セキュリティとか…私にはよく分からないけれど…。
仮想通貨の信頼がその技術に基づくというのは、
「うわ! なんか俺のビットコインがなくなってる!新しい管理システムバグってんじゃねえか!!」
↓
「ビットコインの管理システム終わってるらしい」
↓
「ビットコインはやばいから持ってると取られるぞ! 手放そう!」
みたいなイメージです。仮想通貨を持つときには、その通貨がしっかりした技術に支えられているものなのか、また、持っている通貨にシステム変更が起こったりしていないかをしっかり情報収集する必要があるということですね。
将来を期待されて、2017年急激に伸びているビットコイン
将来的にすごく役に立ちそう、ということで知名度を伸ばし、どんどん値上がりしているビットコイン。2017年は仮想通貨元年とも言われています。
今、なぜそんなにビットコインが高騰しているのか? というと、そうした事実に気づいた一般人がビットコインの市場にどんどん参入してきているから。
一部の投資家たちだけでなく、普通に仮想通貨を持つ人が出てきている…これが大きな理由になっています。
ちなみに、ビットコインが一番美味しかったのは、1月から5月くらいだったみたいで…そこは過ぎてしまったのですが、ビットコインを持っている人はまだまだわずかです。
https://twitter.com/pochitapochio/status/894834000396562433
「この上がり具合をみていると持っていないのは勿体無い」などと煽ってくるようなブログもたくさんありますが、ビットコインに詳しい方によると、仮想通貨はまだまだ博打的な要素が強いものだそうです。
アメリカや中国のお金持ちが急に通貨を大量購入することで価値が急騰したりすることもありますし、逆にその人たちが手放すことで価値が急落することもあります。小市民は振り回されるばかりです。
いくら少額から購入できるとはいえ、圧倒的な原資を持つ人には敵いません…。
それでも、仮想通貨全体としての市場はじわじわと拡大しており、今後もこの流れは続くのではないかと予想されています。コンピューターや携帯電話が普及したときだって、「怖い」「危ない」を繰り返しながら徐々に拡大していったわけですからね。
ビットコインを持つ方法
ビットコインなどの仮想通貨を購入するためには、取引所にアカウントを開設する必要があります。この取引所を見極めるのもなかなか難しく、中には詐欺的な取引所もあるとか! 怖いわ!
私が使っているのは、日本語対応していて取引も簡単な「簡単安心!ビットコイン取引所 coincheck」です。本人確認を行い、送金して口座に日本円を入れれば、あとは好きな仮想通貨を購入するだけです。
いろんな通貨がありますが、やっぱり一番の信頼価値があるのはビットコインだなぁと思いました。私は7/1に6種類ほどの仮想通貨を購入しましたが、ちゃんと上がったのはビットコインと、イーサと、ネムくらいのもので他の通貨は依然私の原資の足を引っ張ったままです。
ビットコインで大儲けはできる?
これこそ博打的な考え方ですが、そりゃビットコインが50,000円だったときに100万円分購入していた人は、今(1BTC=440,000円)は8,800,000円になってますよ?!
そういう風に投資に成功している人もいるとは思いますが、私にはそんな度胸ないです。せいぜい数万円の利益ってくらいです。それでも、働きもせず(チャートをみて精神的に不安は覚えることはあっても)お金が増えるというのはちょっと面白い。
ごく普通の人であれば、自分の生活に支障がない程度の金額を安定した仮想通貨に預けておくくらいの感覚で、5年後とか10年後に増えていたらいいなぁ…を目指すのが一番いいのではないかなと思います。
ちなみに、このように長期間保持することを「ホールド」というらしいです。
「簡単安心!ビットコイン取引所 coincheck」にはチャット機能があるのですが、そこで知りました。急落すると大騒ぎ、急騰しても大騒ぎ、みんなで仮想通貨を応援したりしているチャットです。情報の正確さはよくわかりませんが、なんとなく理解を深めるためにただ眺めてみるというのもいいかもしれません。
ビットコイン長者、なるものたちがいる…
ジャレッド・ケンナさんは、1BTC=20円の時に5,000ビットコイン購入して保管していたそうですが、値上がりによりその価値は2億5千万円になりました。それを元手に会社を起こして大成功しているそうな…。
クリストファー・コッホさんは、ビットコインが誕生した2009年に27ドル分のビットコインを興味本位で購入し、すっかり忘れていたが、4年後にアカウントにログインしてみたら1億円になっていたらしい…。
ジェームズ・ハウエルさんは、2009年に7,500BTCを購入していたが、引越しなどの最中にそのデータを保存したハードディスクを捨ててしまった! 7,500BTCは、今は7.7億円以上の価値に…なんとか探し出そうとしたが、サッカー場ほどの広さがあるゴミ集積所を前に諦めたそうです…。
coincheckの登録はFacebookアカウントがおすすめ
ビットコインは、手元にものとして残るものではありません。アカウント情報を忘れてしまったら終わりです。coincheckは別途アカウントも作れますが、Facebookアカウントと連携しておいた方が安心なように思います。
まとめ
怖いもの見たさで手を出してみた仮想通貨、7月中旬は本当に怖かったです。お金がどんどん消えていく様子を、手のひらの中のスマホでみることになろうとは…。
「仮想通貨の市場は全体として拡大している。だから長期ホールドで行こう。」
と考えていた私は、損切りも一切やらず、ただただ見ていました。本当に怖かった。ですが、結局長期ホールドが一番いいと思います。博打を打つよりは、そっちの方が。
仮想通貨を購入して、新しいものが受け入れられていく様子はこういうものなのかとか、どういう考えでお金の価値が変化するのかを体感できたことには意味があったかなと思います。
まぁ、それもこれもビットコインが値上がりしてとりあえず原資を取り戻せたからに過ぎないんですけど。興味がある人は、アカウント開設をして各仮想通貨のチャートを眺めてみるだけでもいいかもしれません。
