日記 2025/1/7

例の目覚ましアプリによって6時半に起床し、朝ごはんに七草がゆを食べた。

 

9時までいつものようにYoutubeを視聴した後、Stars of the LidのAnd Their Refinement of the Declineを聴いた。内容は自分が思っていたよりも動的で、オーケストラを連想するような音像になる瞬間もあり、音に合わせて自分の感情が動かされているような感じがした。

 

アルバムが終わると自動再生で似ているジャンルの曲が流れだしたのだが、そこで急に眠さがやってきて寝落ちしてしまった。そこでずいぶん久しぶりに夢を見たのだが、京都?で迷子になった自分が同性愛者の黒人男性に身売りをするというかなり悪夢に近い内容であった。ただの夢、あるいは逆夢であることを切に願っている。

 

悪夢から目を覚ますと12時半になっており、コンビニでジェネリック二郎系ラーメンと黒烏龍茶を買った。これ系のラーメンは久しぶりに食べると凄く美味しく、かなりの量の脂が入っていそうなのにスープまで姦淫してしまった。

食後はYoutubeをみてダラダラとしてすごしていたのだが、ふと何か有意義なことをしなければいけない!という衝動がやってきて数日前にフォロワーと会った新宿のディスクユニオンへと向かった。

 

向かう途中にはSystem Of A DownのMezmerizeを聴いた。アルバムはすごくバラエティ豊かな内容で、Toxicityに匹敵するレベルの内容だと思った。彼らはただ曲の引き出しが多いだけではなく、その引き出しから出してきた曲を適切な順番でアルバムに配置する能力がすごく高いと思う。帰り道ではアルバムの中の1曲だけを聴こうとしたらその曲から順番どおりも聴いてしまった。

 

ディスクユニオンのインディー・オルタナ館はどこもかしこも魅力的な作品たちで溢れており、自分の少ない所持金が悔しくなった。基本的にノイズ、アバンギャルド系のコーナーを見ていたのだが、ふと別の棚に目をやるとFrançois Bayleの 50 ans d'acousmatiqueが目に入った。この作品はもともと存在自体は知っていたが、YoutubeやInternet Archiveなどを漁っても内容が発見できなかったため自分の中で幻のリリースのように捉えていたものだった。そんなレアモノがまさか適当にいったディスクユニオンで見つかるとは全く思っていたかったため、嬉しさで思わずその場で叫びそうになってしまった。丁寧に手に取って自分が抱えていたCD群の上に載せた後にインディー・オルタナティブの棚を見ると自分の大好きなSWANSのThe Glowing ManのCDを見つけてしまった。今度こそ本当に叫びそうになったが必死の思いでぐっと堪え、手に取ってレジへ向かった。結局2万円ほど使ってしまったが、後悔はない。私の心は晴れやかだ。

 

家に帰るとすぐに買ったCDの開封の儀を行い、ニチャニチャしていると今日はカレーの日だったことを思い出し、コンビニでチーズとファミチキを買って冷たいカレーを温めなおしてオリジナルアレンジレシピを作り上げた。このレシピの詳細は書く内容が無くなった日のために取っておくことにするが、非常においしかった。

 

その後はスペース入って風呂入ってYoutubeを見た。寝る。

日記 2025/1/6

朝6時半に起きたのに二度寝をしたせいでいつの間にか昼の12時になっていた。

 

残り少ない冬休みの時間を睡眠で無駄にしてしまったことへの強烈な後悔が襲ってきたので、気分をリセットするために阿部薫のまたの日の夢物語を聴いた。阿部薫の演奏は凄まじく、彼の吹くサックス以外の楽器は存在しないのに全く飽きずに50分間聴きとおすことができた。やはり彼の演奏は自分の知るどの演奏家よりも生々しい情熱を感じるもので、聴くたびに驚かされる。

 

聴き終わった後はセブンイレブンの牛肉うどんを食べ、Youtubeを開いた。ページの一番上に昔見ていたVtuberの切り抜き動画が出ていたので見始めたら止まらなくなってしまい、追っていなかった時期の主要シーンをだいたい履修しきるころには午後5時になっていた。6時半からピアノの予定があったはずだと思い出して30分で風呂に入り、すぐに支度をしていく前に少し練習をしようとピアノがある部屋に向かったところ母から『今日はまだ先生インドにいるからレッスンはないよ』と言われ、崩れ落ちそうになった。

 

せっかく練習にきたのだからということで課題曲のショパンの雨だれを母の前で弾き、褒めと駄目出しとアドバイスをもらった。一通り弾き終わった後、母の課題曲を聞かせてもらった。母はシューマンの謝肉祭の曲たちからいくつかの曲を並行で仕上げているそうで、弾く曲全てを自分の前で一部弾いて見せてくれ、曲のバックグラウンドも解説してくれた。中でも12番のChopinはシューマンが敬愛するショパンの名を付けてショパンの作風に寄せて作った曲だそうで、Young ThugがJefferyというアルバムの曲名にKanye Westなどの敬愛するミュージシャンの名前を使っていたのを思い出した。

 

母が練習を再開するというのでまた部屋に戻り、またYoutubeの視聴を再開し、色々なVtuberがホラーゲームで叫ぶ部分だけをピックアップした悪趣味な切り抜き集などを見た。

 

夕飯の時間だと呼び出されてリビングでシチューを食し、またYoutubeを視聴し、Pusha TのDAYTONAを聴いた後成人男性のSさんが開いていたスペースに参加した。

DAYTONAは少し前に聴いて個人的な評価を落としていたアルバムだったが、改めて聴き返すと2018年の創造力がピークに達していた時期のKanye Westの力が存分に発揮されたプロダクションは素晴らしいものでまた好きになってしまった。

 

Sさんのスペースでは途中まで本やSpotifyの話をしていたのだが、ある時から話題が菊地成孔になり、Googleで彼を調べたところ自分の好きな音楽ユニットに参加していることや自分が過去にべた褒めしていた曲を作っていたのが彼だったことなどが判明し、彼のTwitterでの言動があまり好きではない人間としてとても苦しい気分になった。特にSさんに言われた『もし彼女出来たときその子が成孔ファンだったらどうする?』といった趣旨の発言は自分をすごく恐ろしい気分にさせた。

日記 2025/1/5

今日は正月に会った再従兄弟に教えてもらった目覚ましアプリとともに午前11時に起床した。デカい音でアラームが鳴り、簡易的なタスクをこなすまで音が止まらないというもので、かなり良い目覚めを得ることができた。

 

起きるとすぐにEdward SkeletrixのMuseum Musicを聴いた。前作がとても好きだったので期待していたが、しっかりとその期待に応えてすごく実験的なヒップホップをやってくれていたので嬉しかった。もうこのアルバムを聴いてしまった後だとPlayboi CartiのI AM MUSICはただの誇張表現でしかなくなってしまう、とさえ思った。全体的なクオリティーなどを加味すると自分は前作の方が好きだったが、この調子で実験性を突き詰めていくと凄まじい名作をいつかリリースできると思う。そう思わせられるだけのポテンシャルを感じた。

 

Museum Musicの後はPaysage d'Hiverのセルフタイトルドアルバムを聴いた。かなりローファイな質感を持ちながらも激しさと憂鬱な雰囲気を感じさせる内容で、3曲全てに隙がない素晴らしい出来だったと思う。

 

昼ご飯はセブンイレブンの牛肉うどんを食べ、Hugh MundellのAfrica Must Be Free By 1983を聴いた。軽い音で癖のある歌い方なので一度挫折したアルバムだったのだが、もう一度聴きなおしてみると段々とノリが掴めるようになり、かなり楽しむことができたが、たまに聞き取れる歌詞がかなり政治的な要素を感じさせるものでそこのギャップもかなり印象的だった。

 

聴き終わった後少しYoutubeをみていると母からいい加減髪を切れ!と言われ、二時半に家を出て二か月振りに馴染みの美容院に向かった。内装がすごく特徴的できれいな店で、いい気分になりながら髪を切られていった。

 

髪が切られ終わると父親が運転する車に乗って塾へ向かった。塾の4時間は憂鬱で、ただひたすらに積分の問題を解き、時間が過ぎるのを待っていた。

 

家に帰ると豚しゃぶが待っており、好きなように食べまくった。もしかするとここ1週間で最も満たされた気分になったかもしれない。

 

食後はスペースに参加したのだが、凄まじく腹を壊し、今まで経験したことがないくらい腹が音を立てていた。トイレに向かうと自身の穴から液体が凄まじい勢いで外に出ていく。神は死んだという言葉が脳裏によぎった。

 

その後はスペースでクソな音楽リリースについて語り、寝た。

日記 2025/1/4

昨夜スペースで話し込んだ結果起きた時にはもう昼で、朝ごはんとして一平ちゃんを食べていると他県住みの仲のいいフォロワーが東京にやってきているという情報が目に入り、一気に目が覚めた。会いに行っていいかを聞いたところ了承をもらったので大急ぎで着替えてRage Against The Machineを聴きながら新宿駅へと向かった。

 

新宿のディスクユニオンの前にそのフォロワーは立っていた。自分はあまりツイートから人柄を想像して顔を想像するタイプではないのだが、この人がこのツイートをしているんだ、とすごく納得できる姿だったので凄く安心感を覚え、自分にしては珍しくスペースで会話した時と同じくらいのテンション感で会話が出来た。

 

少ない時間の中で阿部薫のまたの日の夢物語、テリーライリーのIn C、ライヒのMusic for 18 Musiciansを見つけて購入し、いい気分になりながらそのフォロワーと話して駅まで向かい、離れた。

 

その後向かった塾では積分の再テストがあった。自分はてっきりベクトルの講座だと思いこんでいたため、15分の猶予をもらって復習させてもらってから挑んだのだが、結局テストの結果はあまり良いものではなかった。

 

家に帰った後は飽きるまで本を読を読んでからスペースに参加したがすぐに夕飯の時間になってしまい、音楽だけ流したまま放置して食べに行った。ピザを思う存分食べたあとスペースを抜けてRoby Lakatosのライブ?アルバムを聴いた。

ヴァイオリン奏者がメインのアルバムを聴くのは初めてだったのだが、全ての曲がヴァイオリンの技術と音色を目立たせるためのアレンジを施されており、かなり新鮮だった。

 

その後は色々なアルバムを部分的に再生した後、いつものように風呂とスペースを楽しんで寝た。

日記 2025/1/3

昨日スペースで長時間話すぎてしまったために起きると時刻はすでに11時を回っていた。下の階の台所へ向かうとパソコンで箱根駅伝の中継を流しており、朝ごはん兼昼食のカレーを食べながらすべての大学が走り切るまで視聴した。

 

原監督のインタビューが終わった後は自室に戻った。恐ろしいことにそこからの記憶が全く無い。Youtubeを見ていた気もするが本当の所はよくわからない。

 

17時半ごろに本屋に行きたい!と急に思ったので駅の近くにある本屋へ向かった。本当は中原昌也の新刊が欲しかったのだが残念ながら売り切れており、ほかの本を見て回ることにした。第二候補として決めていた千葉雅也の本も1冊しか見つからなかったが、『「好き 」を言語化する技術』という自分の需要にかなり合致していそうな本と小澤征爾のエッセイ、由紀夫の不道徳教育講座などが見つかったので行ってよかったとは思った。ただ持っているだけでは所有欲のための自慰行為のネタが増えただけになってしまうので絶対に全て読もうと決意した。

 

帰った後は夕食に串カツを食べ、おすすめされていたFugaziのThe Argumentを聴いた。前に聴いたRepeaterよりも聴きやすかったがどこか消化しきれない部分もあり、もしかしたらRepeater以上に完全に理解するまで時間がかかるかもしれないな、と思った。その後はYoutubeとTwitterに1時間ほど費やし、Earl SwetshirtのSome Rap Songsを聴いた。やはり以前よりも着実に理解できるようになっているし好きになっている。

 

短い再生時間が終わった後、Ecco2kのEを聴いた。BladeeのGlueeなどにも通じるような独特な浮遊感のあるサウンドは陶酔感と疎外感を併せ持っており、このアルバムでしか得られないような独自の快楽を与えてくれる。

 

その後はVtuberのラジオを聴きながら日記を書いた。

風呂入って寝る

日記 2025/1/2

朝起きてすぐに飯を食い、9時半に念願の風呂に入って体を清めた。40分ほど風呂入った後、箱根駅伝を見た。CMに入ったあたりで急にフォロワーにおすすめを聞いたFugaziのアルバムを聴いてみたくなり、駅伝を横目で見ながら聴いた。

 

Repeaterというアルバムを聴いたのだが、あまり理解できたという感覚はなかった。しかし、SlintやUnwoundなどの同ジャンルのアーティストも何回も聴いているうちに好きになっていったため、Fugaziも同じような感じなのではないかな、と思った。

 

昼食を挟んでTyler,the Creatorのigorを聴いていると途中で親戚を乗せた車がやってきた。久しぶりに会った再従兄弟の髪は青くなっており、顔も少し大人びていた。

 

話題は祖母と再従兄弟の進路とその彼氏のあまりにも不安過ぎる行動と自分の将来についての話題などを行き来した。再従兄弟は内部進学でいけたはずの大学ではなく、学歴中目線的に見ると少し下の大学で自分のしたいことができる学部を選んで見事AOの枠でうまく合格したそうで、すごく羨ましいと思った。彼女の彼氏の凄まじく良くない面が最近になって発覚してきた話と自分の進路の話はあまりにもパーソナルすぎるので割愛するが、少しだけ彼女と1対1で話すことができ、お互いの近況についてうまくコミュニケーションができたので嬉しかった。

 

彼女たちが帰った後、祖母が急に遺産の話になった。こちらもかなりセンシティブな個人情報であるため詳細は割愛するが、祖母はヘンに自分に期待しすぎていると思ったし、旧来の価値観で言えば家を次ぐ正当な後継者のポジションになってしまっているため、重すぎる責任を感じた。その後はなぜか日本の将来の話になり、ユウウツな気分になった。

自分も彼女のように学びたいと強く思える分野を見つけたい、彼女くらいの思い切った行動力と決断力がほしい、そう切に思った。

 

決して良くはない気分で夕飯を食べ、荷物を整理して家に帰ることになった。父親があまりにも雑すぎる連絡をしていたせいで母親に怒られていたのが印象的だった。

 

帰る途中にQueenのA Night at the Operaを聴いたのだが、やはりQueenの最高傑作であると思った。ファンの方々には怒られそうな表現であるが、彼らのアルバムは基本的にシングル級曲と長め曲と小品に分類できるものが多い。ベスト盤の愛され方からもわかるように彼らのシングル曲のクオリティは間違いないが、アルバムによってその他のクオリティーのバラつきはあるように感じる。A Night at the Operaは小品系、長め系のクオリティがどちらも素晴らしく、シングル曲はもはや言うまでもないだろう。その後はPrinceのPurple Rainを聴いた。惜しくもDarling Nikkiの辺りで家についてしまったが、楽しむことはできたので良かったと思うことにする。

 

その後はスペースで会話を楽しんだ。

正月らしいことができてよかった。おやすみ

日記 2025/1/1

今日は昨日よりも遅く起き、朝食は食べずに昼になるまで孤独のグルメを見ていた。やなりグダクダしながら見る井之頭五郎はすごくいい。全く日記映えはしないがすごくいい。時間の余裕を感じて幸せな気分になれる。そう強く感じた。

 

12時半になって昼ご飯を食べた後、新年の初聴きとして銀杏のBEACHを聴いた。ノイズの凄まじいアルバムなのになぜか新年に合っているように聞こえ、前に聴いたときよりも遥かに楽しめた。あまりにもいい気分になったのでRate Your Musicのレーティングで満点をつけてしまった。後悔はしていない。

 

その後はChat GPTと遊び、ポップスターに成長していくこっちのけんとと前衛音楽家のこっちのけんとを生成した。

こちけん生成に飽きてきたあたりでテレビをつけると雑学特集のような番組が放送していたのでそのままずっとその番組を見て、終わった後は去年の震災の番組を見たりGeordie Greepのアルバムを聴いたり笑点を見たりして過ごした。

 

そうこうしているうちに夕飯の時間になり、芸能人格付けチェックを見ながら何かを食べた。食べたものは覚えていないが小澤のミスと最後の鬼龍院たちのミスは面白かったので覚えている。その後は月曜から夜ふかしを見てニヤニヤしているといつの間にか23時半になり、風呂に入るのかと思ったがどうやら風習に従って風呂は沸かさないと言っていた。

 

ヘンな風習を内心少し冷笑しながら寝た。

 

正月書くことなさすぎるよ〜