LOHAS〜Lifestyle Of Himote And Satisfaction〜
「非モテ」であるという状況のままに「満足」を得て生きるということ。
そのためにはまず、多分に対概念的な「非モテ」というキーワードを、より自覚的・選択的な「非持て」であると読み替えることからはじめる必要がある、か。
そして、それをもう一歩進めれば、「捨てる」ということに行き着く。
すると、「捨てる思想」という、どこかで聞いたような話にうまい具合に(まずい具合に?)つながってもくるというわけだ。
で、ここから問題なのが、その「思想」を、中世的ロマンチシズムにあふれた衒学性に陥らせること無く、自分のおかれた内的な状況と外的な時代状況との格闘の中で繋ぎ上げていかないといけないということ。
それは、聖性が無効化した現代において、いかにして俗性を、俗性をこそ聖性として獲得するのかという問題でもある。
昨年末来、頭の中心を占めている「身体性」が、その核になることは確かだ。
恐らくはこれをもって、記号となって消えた彼に対する追悼になるやもしれぬ予感はある。
でもそれはできれば、思想ではなく文学にしたい、な。