アニメに出てくるお風呂のお湯の色について

アニメのお風呂のお湯が何故『緑色』なのか解説 緑色なのは科学的に正しい色だから - karimikarimi
というkarimikarimiさんののエントリーを読んで以来、
アニメに出てくるお風呂のお湯の色というのを意識して見るようになったのですが。


そうして見てみると、
予想以上に「お風呂の色」には色々あるみたいでして。

銀の匙 Silver Spoon
もちろん、緑色はとても多くて。
結構な確率で緑。
それはkarimikarimiさんが記事で言及されていたような理由もあると思いますし
作る側としても、これまで使われ続けてきたという安心感があるのだと思います。


ですが、

ワルキューレ ロマンツェ
ピンク色。これもまたけっこう見かけるのです。
緑とピンク。アニメに出てくるお風呂のお湯の色界隈の二大派閥です。


お湯の色がピンク、なのかもしれないですし、
入浴剤の色がピンク、なのかもしれません。
「あったかそうに見える」とか、そういったことが関係しているのかもしれません。
髪の色がピンクなのが関係しているのかもしれません。



ソウルイーター
同じくピンク色。
これは入浴剤ではなさそうですが。
お湯の色?でも何故ピンク?
けれど、不思議と違和感はないです。



ゴクジョッ。〜極楽院女子高寮物語〜』



パパのいうことを聞きなさい!
お湯の色がピンクだと緑よりも色気が出るような気がします。
「大人の女性」感が出るというか。
そういった事情もお湯の色を変える要因になっているのではないかと。



ナジカ電撃作戦



地獄先生ぬ〜べ〜
古めの作品でも、ピンクのお湯はあるみたいです。
お湯が当時は作画だったり、
湯気の表現も今とは違うみたいです。
こういったところはCG表現の進化ですね。




いつか天魔の黒ウサギ
温泉の湯の種類によって色を変えるというのはけっこうありそうですね。



FAIRY TAIL
これは入浴剤のパターンですね。
こういった入浴剤を入れている描写があるとわかりやすいです。



ちなみに入浴剤を入れる前は透明色。
緑ではなかったですね。こういうこともある。



かと思えば、露天風呂では緑だったり。
わりと何でもありありですね。




みなみけシリーズ』
「公衆浴場」と「家の風呂」。
場所によって色を変えるのはけっこうありそうです。




夏目友人帳シリーズ』




けいおんシリーズ』
同様の例。
色を使い分けることで場所が違うことをはっきりとさせているように見えますね。
(シリーズを跨いだせいで色が変わったという可能性も無きにしもあらずですが。)




れでぃ×ばと!
よく見比べてみると
お湯の色が違うことで身体の透け具合も変わることがわかります。
透明度が違うんですね。





To LOVEるシリーズ』
To LOVEる』は極端ですね笑。
女は透明のお湯、男は不透明の緑色のお湯。
見せたいものを見せ、見せたくないものを見せないということで徹底しています。
いやいや、こういう細かいところが大切なんですってば。




Kanon
同じ浴槽でもお湯の色が違います。
ストーリーを知っているとしっくりくると思うのですが、
これは被写体の女の子の心情が違うためだからかなと思います。
簡単に説明すると、上がまだ恋をする前の女の子、
下が恋に目覚めた女の子、といった感じです。
しっかりとお湯の色に違いが見られますね。
入浴剤が違うとか、そんな野暮な話じゃないのです。




俺の妹がこんなに可愛いわけがない
同様の例。
恋する乙女はやはりお湯の色をピンクにした方が良いのかも。
映えますよね、画面が。
恐らくこのあたりの色の変化は意図的なのではないかと思います。



TARI TARI
透明色は今後増えていくかもしれないですね。
技術的に以前は難しかったのが、今はそうではないのかもしれません。
透明でも湯気の描写がしっかりとしていれば大丈夫そうですし。
これまで色をつけないと不自然に見えたのが、
無理に色付けに拘ることもなくなるのかもしれません。


けれど、様々なシチュエーションによって、
お湯の色を変えていく文化というのもなくならないでほしいですね。
演出的な効果は十分にあるので、なくなることはまずないとは思いますが。