タイププロジェクト株式会社(東京都練馬区 代表取締役社長 鈴木 功)は、本日、株式会社アクシスが発行するAXIS誌専用フォントとして、AXISフィットフォントを調整した「AXIS FF ProN T」を提供したことを発表しました。
AXIS誌では、2001年の創刊20周年を期にAXIS Fontを採用して統一して使用してきましたが、本年7月号で大幅な刷新を図ったことで、新しいウエイトの必要性が生じました。そのため、タイププロジェクトでは、フィットフォントサービスを利用し、本誌用にL(ライト)とR (レギュラー)の中間のウエイト「AXIS FF ProN T」を新たに提供し、10月号 (vol.230) から本文のメインフォントとして使用されています。
「AXIS FF ProN T」は、AXIS Fontの欧文に加えて、AXIS Latin Proのスモールキャップスやオールドスタイル数字、プロポーショナルライニング数字のそれぞれ正体とイタリックを収録した特別仕様となっています。
AXIS FF ProN T
株式会社アクシスのアートディレクター 新田 裕樹氏は、「版型を縮小したのに合わせて本文のフォントのポイント数を下げたところ、これまで使用していたLだと細く見えてしまい、Rでは少し太い印象になってしまうため、その中間のウエイトが欲しいと考えていました。「AXIS FF ProN T」誌面のサイズやフォントのポイント数とウエイトのバランス、視認性や可読性などのテストを重ねました。スモールキャップスやオールドスタイル数字を収録した特別仕様となっているため、作業の効率化にもつながっています」と述べています。
AXIS誌 vol.230
タイププロジェクトの代表取締役 鈴木 功は、「AXIS誌とともに歩んできたAXIS Fontを、雑誌の判型変更をともなう今回のリニューアルに際して、誌面に最適なフィットフォントとして新たに提供できたことを嬉しく思います」と述べています。
タイププロジェクトでは、企業のメッセージを伝えるための手段としてフォントによるブランディングを提案しています。フィットフォント技術を用いて、AXIS FontやTP明朝、TPスカイのウエイトや字幅、コントラスト、フトコロ軸を調節することで最適な組合せを提供します。欧文部を他社欧文と組替えるほか、オリジナルのひらがなやカタカナを開発するなど、世界有数のグローバル企業にコーポレートフォントを提供しています。
フィットフォントの詳細についてはこちらをご覧ください。
https://typeproject.com/service/fitfont
株式会社アクシスについて
1981年に、六本木のデザイン発信拠点、AXISビルと同時に「AXIS」を創刊。1985年に世界インダストリアルデザイン会議(現:WDO)の出版部門賞を受賞。その後も1986年にバイリンガル化、1987年に日本国内におけるDTPの先駆的導入など積極的な試みを図り、2001年には専用の日本語書体となる「AXIS Font」を採用しました。2009年にデザイン情報サイト「jiku」を立ち上げ、2017年5月にWebマガジン「AXIS」としてリニューアルし、読者とのコミュニケーションの領域を広げています。 https://www.axismag.jp/
タイププロジェクト株式会社について
「文字の可能性を広げたい」それがタイププロジェクトの原動力です。2001年の創業以来、AXIS FontやTP明朝、TPスカイなど、次世代標準を目指したベーシックなフォントを提供しています。また、企業のブランディングを促進するコーポレートフォント、都市のアイデンティティを表現する都市フォントなど、多彩な成果をあげています。「文字を通じて人々の生活をより快適に、より豊かなものにする」という企業理念のもと、新しい社会に必要な書体を開発する21世紀の文字カンパニーとして活動しています。
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