結崎です。
えいがさきおもろすぎる！！！
現時点で既に7回見たんですけども(この原稿を書いている間に8回になりました)同じ映画を劇場でこんな回数見たのは人生初です*1。
13枚セットのムビチケ販売見た時は「流石にそんな見ねえわw」つって結局買わなかったんですけど仮に買ってたら13回見てたと思うし今後2章3章の13枚セット出たら買うと思います。
無論贔屓目もあるんですが、何度でも見たい！と思えるもので本当に嬉しかった。
先日、映画の挿入歌が収録されたCDも発売されたので、今回は新規ソロ楽曲の話を中心に雑に映画の感想を残していこうと思います。
（映画の感想というかはそれぞれのキャラクターについて思うことを書く会みたいになっちゃいましたが）
当然と言えば当然ですが本編の内容にがっつり触れるので一応ネタバレ注意ということでよろしくお願いいたします。
1.Rise up high!
先手必勝にも程度があろうよ。実質OPみたいな立ち位置と速度で度肝を抜かれた。
とかく楽し～～！となる。SGXというお祭りの始まりのテーマとしてこれ以上ないよ。
ボルテージは「上昇中」という歌詞がサビで「最高潮」になってるのが好き。「急上昇」の振りとバックのもちもち矢印もすき
「桜坂しずくの曲」としては珍しい部類に入るよな、とも思います。小悪魔LOVEも大分やってたけどこっちは別ベクトルではっちゃけてるような。
「彼女は求められるものなら何だってこなしますからね！！でも今回のような強気な積極性を出せたのは成長の証拠」とは友人のしずく推の談。
詳しくは後述しますがやはり完結編を銘打ってるだけあって、今回の楽曲披露組には成長の先というか、ひとつの到達点を感じるような子もいたのですが、しずくに関しては成長というか「拡張」を感じています。
主となる精神性は多分1期8話で概ね完成はしていて、そこを中心にどんどん枝分かれしているというか。直線じゃなくて樹木みたいなスキルツリーしてるような、そんな感じ。
でもこのスキルツリーに進むことができたのはスクールアイドルとしての経験を経て成長したからというのも事実であり。
シリーズの中でも特段個性を強調される虹ちゃんですが、成長の形だってそれぞれ違うのも良いですよね。
振りと楽曲ムービーの話に戻るのですが、サビ序盤のダブルピースがめっちゃかわいくてすき 7thパンフでも前田さんがやってた。気がする。
小悪魔LOVEのあざとさ全開のかわいらしさとはまた違う快活なかわいらしさがありますね。Solitude rainとのふり幅すごい。
衣装もそう。おそらく水着が基調としてあるので露出も結構あるんだけど健全さが勝る。
にしたって最初の胸！！！おなか！！太もも！！！！みたいなもう出すとこ全部出しますみたいなカットはやりすぎだろとは思ったが。一周回って面白が勝った。
2.Daydream Mermaid
まず楽曲披露前の話になってしまうんですが
「お洋服を自分で作ってみたいな～とか」←ここで人生の最推しであるスクールアイドルの大先輩を思い出し発作を起こす
「デザインの勉強もしたいな～」←ここでアナフィラキシーショックを起こし痙攣
で始まる前から瀕死だったところに私自身の原点である*2海と水族館と海洋生物、果ては星々と宇宙という自分の愛する概念を全部お出しされ初見時ありえないほど泣きました。
1分半に私を作ったすべてが入ることあるかよ。
ここまでくると最早好きとか嫌いとかではないですね。魂に干渉されてるので「全て」としか言いようがない。
友人たちが軒並み「結崎すぎる」となったと聞いた。自分のことが誰かに理解されているのはありがたいことです。
Daydreamという単語を彼女のパーソナリティとかけてポジティブな意味合いに変換したり、英語と日本語で韻を踏んだりと遊び心満載。
眠りの先にある夢を歌い続けてきた彼女が「瞼開けば」という詞と共に白昼の夢を歌うことの素晴らしさよ。Will do all the things!なんだってやってやるぜ！
さて。
それは彼女がスクフェス出身というのもあり、渡ってきた世界も多くアプリやアニメを通して細かなキャラが変わり続けていることが原因としてあるのですが。
（私がクソ浅いというのは前提としてある）
今のアニメ彼方ちゃん、基本しゃっきりさんモードですしね。風呂で寝てたけども。もう「許されるなら一生寝てたい」って言うようなキャラでは無いだろ。
私が彼方ちゃんを好きになったきっかけが2期の「背中を押す手が離れても、その手の温もりは残る」という発言なのですが、この言葉をスクフェス時代は言ってくれるようなキャラだったか？という疑問もある。
そう私が思っているのもあり、Daydream mermaidは文字通り私の「全て」を出されたのにも関わらず、そのメッセージ性をまっすぐ受け取っていいのだろうか...となっております。
というのも、Daydream mermaidはずっといろいろなことを我慢してきた彼方ちゃんが自分のたくさんの夢を追いかけるようになった曲！という言説をよく見かけたのですが、アニメの彼方ちゃんは自分の意志で献身をしている節も見受けられるし、元々割とやりたい放題やる子ではあるので
（ex.my own fairy taleとかスクスタでもアニメでもやってたファンと一緒に寝るライブとか）
こう、我慢していた子では無い気が...というね。なまじいろいろな側面が色々な媒体で語られているせいで、どれが近江彼方の本質なのか掴みかねている。
（私がクソ浅いというのは前提としてある）
彼女の解釈がどうであろうとDaydream mermaidは「自分の中にはこんなにやりたいことがあったんだ!」という気づきを謳歌する曲であることに変わりはないし、それは近江彼方がどんなキャラクターであろうとも素晴らしく、近江彼方としての新たな境地であることは事実なので、こういうふわふわとした触れ方もアリなのかもしれない。
そして、この曲を通してもっと彼方ちゃんのことが好きになったのは言うまでもなく。
自分が特段美しいと思っている舞台と、まさに虹ヶ咲を体現したような「やりたいことを追いかけて行こう！」という歌詞も合わさり、強く印象に残る一曲でした。
追記
近江彼方さんのパーソナリティを掴もうと先日アニメ1期7話を見返してきました。やっぱり元々やりたいことがいっぱいある子だったんだな～～となった。スクールアイドルもしたい、愛する妹のサポートもしたい、家族の支えにもなりたい......となった結果過労気味になってたわけですし。無論色々と我慢していたこともあったとは思いますが。
そう考えると映画で描かれた彼女の境地のひとつが「Floating in my Dreams」であることも大納得なんだよな。俺は間違ってねえ（強火）
2.5 この飲み物サロンパスみたいな味がするわ...(ギリ存在しない台詞)
3.Cara Tesoro
ENTRY
EMMA VERDE
AKAMINE TEN
もう号泣や。
「エマ・ヴェルデ」の全てがここにあった。
映画のエマちゃん、すべての行動が「エマ・ヴェルデならこうするよな」という納得があった。エマちゃんに限らず全員そうではあったけども。
ランジュが降りると言ったときの
すぐ立ち上がって真っ先に手を掴む→両の手を重ねる→「ね？」
とかまさにそうでしたね。本人としても狙ってやってるんじゃなくて素でやってるんだと思う。全ての行動が誰かの心を解きほぐし温めることに特化している。すごい。
エマちゃん、劇中の時間経過を通して手を取れなかった子の手を取れるようになったりとかはしてるんですが、メンバーの中ではある意味「成長していない」とも言えるんですよね。悪い意味ではなく、初登場時からやりたいことが一貫している、という意味です。初登場時点ですでに完成に近い。
すごい分かりにくい例えだとは思うんですけど、ゲーム*3に例えるとメンバーの成長がステータスアップだとすると、エマちゃんは武器の強化みたいな感じ。武器そのものの本質は変わらなくて、強化で補正値と威力が上がるみたいな。
La Bella Patriaだって果林のために歌いましたからねあれ。Cara Tesoroも主は天と小糸のためです。「誰かを感じてやっていきたい」という真っすぐな芯がいつでもあります。
イタリア語と三線を織り交ぜるというのも彼女らしいですよね。舞台挨拶で指出さんが仰っていたそうですが、心から日本という場所と故郷のスイスという場所を愛してくれているのだと思います。
ユニ甲でのグッズで彼女を表す熟語として「初志貫徹」が宛てられたのですが、それに違わぬ子だなあと常に思います。かっこいいなあ。
先2人と比べるとだいぶシンプルになってしまいましたが、これは私が南ことりさんのことを語れないことと同義とお考え頂けますと。
余談1
天ちゃんと小糸ちゃん、これから多くの人の心に届くといいなあ。
当たり前だけど、我々が観測できるスクールアイドルはほんの一握りの最上位で、こういう形で心折れた子たちも沢山いるんだと思います。
虹ヶ咲を象徴する言葉として「ラブライブなんて出なくていい！」を私は真っ先に挙げるのですが、ラブライブに出たくても出られなかった子たちも含めて「あなたはスクールアイドルなんだ」という肯定を感じて大好きな言葉です。
夢を追いかけている全ての人を、応援出来たら-!
クソ余談1
「本当にそう思ってる？」と天ちゃんの本音を引き出すシーンあったじゃないですか。
すごくエマ・ヴェルデという人間を感じて好きなシーンの一つではあるんですけど、天ちゃんサイドからしたら
「自分より体格の大きい年上の西洋人に首元に手を回され、本音を吐けと言われている」
（あえて最悪な言い方をしています）
という状況だよな...という友人の感想聴いてからちょっと面白くなりました。確かにそうかも。
言ったら言ったで「どうして？」だもんな。回答間違えたら殺されるやつですからね。
クソ余談2
完全に自語りです。
私には旅行と絵画が趣味の祖父がいまして、この前過去に描いた絵を色々と見せてもらった機会があったのですが。
自分が惹かれ、「ここは本当に良いところだったなあ、お前もいつか行ってみるといい」と紹介されたのが祖父がスイス行ったときのものでした。
次の絵がオーストリアのウィーンの絵でした。私マルガレーテちゃん好きなんすよね。
こんな伏線回収あるかよと思いました。いつかスイスにも行ってみたいね。
あと先日知ったんですがマルガレーテちゃんの座右の銘は「初志貫徹」らしいです。ここ被ることあるかよ。
3.5 第一章MVPは中須かすみさんです。歌唱を楽しみにしています。
4.Phoenix
今回の映画で、相対的な好感度が一番上がったのがランジュでしたね。
いつだかの5th感想記事でも触れているんですが、ま～～この子に対しては複雑な心中を抱えておりまして...主にスクのスタとかで色々ネ...
正直に申し上げますと、今回の映画で初めて心から「ランジュちゃんかわちすぎ！！！」になった。「私の......早とちりぃ......?」良すぎた。
元々カッコいい寄りの子だよなとは思ってたんですけどもあまりかわいいとは思っていなかったもので。私服も二日目以降はすごいガーリーでしたよね。
アニメ2期で払拭はしたつもりだったんですが、やっとこほんとの意味で好きになれた気がします。あんなに楽しそうに歌うんだもの。惹かれないはずが無かろうよ。
自分の周りでも、ランジュ推しもそうではない人もみんな心打たれてましたね。孤高を謳うEutopiaも相当凄かったんですが、間違いなく「孤高」ではなくなった今こそが、鐘嵐珠のひとつの到達点なのでしょう。
「孤高」「孤独」への思いも、誰かに優しく語り掛けるような中国語の詞も、「私はみんなを感じて飛びたい」という願いも、全てが魂を揺さぶるような、そんな力があるように思います。
前述の通り、本当の意味で彼女を好きになれたのがごく最近なので、お恥ずかしいことに私はこれ以上彼女を語る口を持ち合わせておりません。
ので、何度か映画を見て考えたこじつけじみた小話を置いて、この項を締めたいと思います。
・ランジュのメンバーカラーであるピンクゴールドについて。
文字通りピンク色に輝く金を指す。その柔らかい色合いから、女性向けのアクセサリーによく用いられる。
純金に銅や銀、パラジウム等を混ぜることでピンク色になるらしい。故に金としての価値は純金と比べ少し劣るものの、純金よりも硬く、耐久性が高い。
なんかすごいランジュっぽいなあって思いました。
思えば翡翠/プラチナシルバー/ピンクゴールドと、R3の三人はみな宝石や貴金属からメンバーカラーを取っているんですね。R3のロゴがやたらキラキラしてんのもそれが由来なのか？書いてて気づいた。
・不死鳥と中国文化
すでにだいぶ無理がありますがここで曲名でもあるphoenix=朱雀と解釈しまして。
(Wikipwdia [朱雀]より引用)「孤独な者」を意味する名をもつこの2等星は、明るい星の少ない中にあって目立つ星であり...
なんかすごいランジュっぽいなあって思いました。
5.Steller Stream
「あなたを尊敬している」「あなたの仲間だけでは物足りない」「あなたと全力でぶつかって、もっと前に進みたい」
「私はここでみんなを感じて飛びたい」
激情にも似た自分に対しての思いを受けたあとに披露する歌の冒頭が
「ひとりでも ひとりじゃない 心はいつだってそばにいるよ」なのがさあ......!!!
これもうPhoenixの返歌だろ......
リスアニのインタビューで林さんが同じようなことをおっしゃっていたので嬉しかったです。
とにかく言いたいことは沢山あるのですが、何はともあれひとつの音楽として大好きというところはある。曲のテーマも相まって、聴いているだけで心が躍るような、キラキラしているような。
そう、心がキラキラするんですよ。
つまり......「ラブライブ」なんですよね......
急にすみません。私にとっての「ラブライブ」の話を掘り下げてしまうと最早別の話になるので今回は諸々省かせていただくのですが、
結論だけ言うとStellar StreamはSUNNY DAY SONGに比肩しうる意味を持つと思っています。
それを歌い上げるのが虹のアイコン的存在とも言える-センターではないけれど、真ん中にいる歩夢なのが、とても嬉しいのです。
というのも。
一歩一歩、を掲げ、ひたむきに努力を重ね、「誰か一人の為」から「私を応援してくれる誰かのため」というマインドの変化を経て、さらにその先へ。
劇場版の歩夢、我々がアニガサキという媒体で観測できる彼女の最高到達点だとすら思っていて。過去を重ね、今を輝かせ、未来へその軌跡をつなぐスクールアイドルという存在の一つの完成形ですよあれ。
劇中でランジュも言っていましたが、きっとこれから歩夢を見てスクールアイドルを目指す子が現れます。誰かにとってのCHASE!であり、START:DASH!であり、Private warsであったものになる時が。
そしてそこから、SUNNY DAY SONGというスクールアイドルを、ラブライブを象徴するようなもののひとつに、Steller Streamは成ってくれると信じています。
虹はラブライブにおける番外編的立ち位置だとは再三申し上げておりますが、その骨子にはしっかりと「ラブライブ」があります。虹に触れて何度もそう思えたけど、今までで一番強くそう思えました。それが1ファンとしてたまらなく嬉しい。
一曲の所感としてはこいつだけだいぶスケールが大きいですね。
実は一連の文章を9月末に大方書いていたのですが、どうも歩夢の項だけは全然書けなくて。一か月かけて出せたものがたったこれだけなのが我ながら弱い...!と言わざるを得ないのですが、今はこれで勘弁してください。
作曲のkzさんの話とか、パフォーマンス中の分身の話とか、衣装の話とか歌詞の話とか多分もっとするべきなんですけど本当に余裕がない。この曲を聴くと現状はもうラブライブ（全体論）の話にしか着地できない。
ひとえに私の未熟さ故ですが、それくらいにはこの曲にはパワーがあると思っています。
6.おわりに
そんなこんなで7thライブが眼前に迫ってきました。なんとかライブ前に出力できてよかった。
7thを通じて印象が変わる曲もあるのかなと思います。あと第二章、第三章が本当に待ち遠しい。個人的にはミアの到達点を見られそうなのがとても楽しみです。
駄文散文ではございますが、えいがさき楽曲を聴く上でのほのかなスパイスになれば幸いです。
