ムーラン・ナ・ヴァン ☕️

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結末は口外厳禁の映画だった【情婦】

★アガサ・クリスティの『検察側の証人』を映画化した法廷ドラマ
監督:ビリー・ワイルダー
『情婦』1958年公開

★ロンドンで、金持ち未亡人の殺人事件が起きる
容疑者のレナード(タイロン・パワー)は、ロンドンきっての敏腕弁護士ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)に弁護を依頼する

事務所では彼のアリバイを証言すると言っていた妻クリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)が、公判中なぜか検察側の証人として出廷し、

思いもよらない証言をしたため、レナードの有罪がほぼ確定してしまう
彼女は何故そんな証言をしたのか…
★探偵の様なおじいちゃん弁護士の魅力
当たり前の話ですが、弁護士は依頼人や証人の話を元に裁判を戦わなくてはなりません
話の内容が本当かどうか?
その判断をする独自の方法を持っており、勘もいいです

けれども、決して聖人君子ではありません
★セリフが小粋だ〜
モノクロ画面のせいか?会話が小気味よく頭に入ってきます
しかもウイットに富んでいます
結果!予想以上に映画を楽しめます
最後の最後まで痺れてしまいます(笑)
★制作サイドからのメッセージ
「シックスセンス」の冒頭メッセージは有名ですが、この映画はラストに「結末は決して口外しないで下さい」とお願いをしています
確かに、確かに、これは並の終わり方ではありません

もも馴染めないけど(笑)