Handy-Markt:Wie Japan der Trend bei Smartphones verschlief
ドイツ人「日本の技術なしにスマートフォンは作れない!」(ドイツの反応)
trans38

ttp://www.welt.de/wall-street-journal/article108666689/Wie-Japan-den-Trend-bei-Smartphones-verschlief.html


長い間、日本の電機産業はウォークマンやテレビなどで常にライバル社を圧倒してきた。しかしスマートフォンの普及によって、その状況はひっくり返ってしまった。

title
東京の電子機器を扱うBig Cameraでは、1階にApple社の製品が並べられ、日本製品は上の階へと追いやられてしまった。

日本の電機産業は、このなんでもそろう東京の一街区を占めている、9階建てビルの巨大なBig Cameraの1階のように、どこでもこのような状況がハッキリとしている訳ではない。

国内生産された薄型テレビは、長い間小売りスペースを支配してきた。それら薄型テレビは、ベストセラー商品のところに並んでいた。しかし今、場所を移動しなくてはならなくなった。テレビ関係の商品は、今は3階で探すことが出来る。テレビの場所は、今はスマートフォンの付属品の為の場所となっている。正確には、Apple社のiPhoneの付属品だ。

経営者の決定は、日本の技術産業がどのような問題に直面しているかを明確に示している。電機産業はテレビにばかり力を入れていたので、スマートフォンでの成功を逃してしまったのである。まあ今では、部外者のこの出現に順応している。

スマートフォンは現在、消費者の生活の中心的役割をしている。このことは、驚くべき売上高にのみ影響しているわけではない。結論として、デジタルカメラや携帯ゲーム機、日本の電機産業のあらゆる製品は、その需要の減少と戦っている。”共食い作用”ももたらされた。


ウォークマンからiPodへ

AppleとSamsungは、共に過去最高の売上高を喜んでいる。両企業は共に、最初の3ヶ月で世界のスマートフォン部門で54%を独占した。SonyやPanasonic、Fujitsu、Sharpなど日本の他のメーカーは、わずか8%であった。

企業成績が衰退していかないよう、各企業は努力を続けている。特に、不運であったソニーエリクソンの共同企業によって過去10年間この市場に足を踏み入れられなかったソニーは、現在は積極的に進出し始めている。もうこの関係に縛られていないので、Sonyの平井一夫は、スマートフォンを自らの会社の支柱にしようとしている。


Sony vs Samsung

Panasonic、Sharp、Fujitsuは、携帯電話機器の日本の生産のTop3である。この3社は、スマートフォン時代の始めの時、この分野に参入しなかったので、徐々にこれから携帯産業から立ち退いていくだろう。しかしこれは安易なことではない。

結局のところ、恒常的な技術革新に依存している産業が問題なのである。「日本だけでなく海外でも、私たちは困難な状況を克服しなくてはならない」Panasonicの金融管理をしている河井英明はこう述べている。

なぜ日本の企業がトレンドに乗り遅れてしまったのか。業界内外の人々は、様々な要因を指摘する。今までかなり国内産業に集中して取り組んできたので、急激な市場の変化にゆっくりかつ柔軟には反応出来なかったのだろう。顧客の希望や興味を間違って解釈してしまい、自分達の製品が優れていると信頼しきってしまっていたのだ。


日本の携帯は、かつては宝石だった

1990年初頭以来、日本の携帯は、ハードウェアの技術がつまった小さな宝石であった。Sharpは2000年に、世界に初めてカメラ付き携帯をだした会社である。そして2006年(この1年前にAppleがスマートフォンを市場に出し始めていた。)日本の顧客は携帯でテレビまでみれるようになった。

しかし、これらの利点があったのにも関わらず、日本のメーカーは外国でフィンランドのコンツェルンと米国メーカーのMotorolaと張り合うことは難しかった。

日本人は、主に国内産業での発展に力を入れすぎ、そして国内でしか役に立たない通信基準を作り上げてしまった。携帯電話を海外でも売れるようにする為には、その基準を変え、国際ネットワークにも適応するようにしなくてはならなかった。

日本のメーカーは、国際的な携帯通信事業に足を踏み入れるのが遅すぎた。という問題もあった。競争相手である韓国のSamsungが、市場に応じて、適切な機器をスムーズに世に出す為海外と提携関係を結び、働いていた一方で、日本のメーカーは自国の市場にばかり目を向けていた。自国であれば、収入を得ることが比較的簡単だからだ。海外へ進出するのはあまりにも危険だった。

これらに基づき、日本人の内向的なメンタリティーが、俗にいう「ガラパゴス携帯」は他から乗り遅れてしまった。


細長い二つ折り携帯

日本で人気があった携帯電話といえば、二つ折りで細長いタイプのものだろう。この携帯では、日本市場の為に開発された様々な機能が使える。携帯一つで電車やバスに乗れたり、ある機器からまた別の機器へ何かしらの情報がおくれたりした。

2007年。iPhoneが登場し、全てが変わった。

iPhoneは、画期的な製品で、世界中あらゆるところで目にされる一方、日本では自社製品が十分「スマート」であることを確信していた。

title

iPhoneの凄まじい人気

2008年7月、日本のsoftbankがiPhoneを売り初めてから数週間後、日本で二番目の通信キャリアのあるKDDIの小野寺正はこう語った。「iPhoneでは、日本の顧客の需要を完全には満たせない
しかし3年後、KDDIは新たに役員異動を行い、iPhoneを売り出し始めた。現在では、iPhoneはKDDIの中で最も売れているスマートフォンである。


日本企業は、市場を誤解している」東京にある経営戦略コンサルティング会社で働く大野隆司はこう言う。「日本企業は世界という舞台を意識しなかった。

リサーチ・ コンサルティング企業のMM総研のデータによれば、日本での新たな携帯電話の出荷台数におけるスマートフォンの比率は、現在56.6%だという。 2011年度には、AppleとSamusungは日本市場で20%以上の比率を占めた。これがもし5年前であったならば、日本の携帯市場に、海外メーカーの名はほぼ見られなかった。2011年、Appleは日本でトップののスマートフォンブランドとなり、またSamusungもトップ5に入った。


ついに日本のメーカーがその市場に進出した時、Samsungはすでにヨーロッパや米国で様々なタイプのスマートフォンを出していて、ハイモデルなGalaxy-Sなどで成功をおさめていた。日本メーカーは自国でも隅に追いやられ、何か他の最先端なものを構想したり、取りかかったりする力はほとんど残っていなかった。
title



併合と共同企業


NEC、HitachiとCasioは2010年力を合わせ、合併した。株主は、NECであった。少しあと、Toshibaは自らの携帯事業をFujitsuに売却した。そしてSonyは以前パートナーであったスウェーデンのエリクソンの株式を買い占めた。このようにして、日本は赤字になったスマートフォン産業を制御していた。


しかし、以前として厳しい状態だ。上3ヶ月、Fujitsu、NEC、Sharp、SonyそしてPanasonicは携帯事業において、これ以上の損失を避けなければならなかった。また、 Sony、Panasonic、Scharpは、テレビ事業からの一部撤退を始めている。これらの会社は、深刻な資産負債によって新たな競争で苦しい戦いを強いられるだろう。


テレビの黄金時代は終わった」Panasonicの中村邦夫前会長は、先月の日経新聞のインタビューでこう語った。「テレビは今後、電子消費市場で再び王になることはない



耐水性と耐久性


Panasonicは最近、Elugaという名前の防水スマートフォンをヨーロッパ市場に売り出した。イタリアとドイツで販売されている。今年には、150万台売り出す予定だ。NEC Casioは、アメリカで耐衝撃防水携帯G'zOneという商品を発売。今年約200万台売り出そうとしている。これは、総出荷台数500万台の約40パーセントを占めている。


Sharpは中国市場に注目している。しかしこの企業は、770万台の総出荷目標のうち、日本以外の国でどれほど売り出していくか、まだ発表していない。Fujitsuは、今年度海外の通信キャリアと提携する計画がある。


Sonyは今日既に、海外で自社の携帯電話を売り出している。今年度には、新しいモデルとともに世界中に3400万台のスマートフォンを供給するつもりだ。これによって、Sonyは日本の他のライバル企業よりも売り上げが良くなるだろう。今後新しい機器においてエンターテイメント製品、特にビデオゲームなどでこの会社はより多くの利益を生むだろう。



コメント

feindenker

日本は、PC、カメラ、プロセッサー市場で、韓国、台湾、中国とインドとライバル関係なのよね。つまりこれらで成り立ってるってこと。おまけに、安い商品を提供できるフィリピンのような国も進出してきてるよ。ヨーロッパの製品(Philips, Siemens, Nokia,Thorn, Alcatelとか)の方がはるかによかったんだけど、今はちょっと違ってきてるよね。私たちが余裕ぶってる間に、日本がまた巻き返すんじゃない?


Yussif Park

スマートフォンは、今特に目立っている商品だとしても、日本は乗り遅れてしまった。実質的に、日本の家電業界は死の底にいるといってもいいだろう。

警告すると、日本は、大量解雇などをしたにも関わらず、この状態をしっかり軌道修正する準備が出来ているようには見えない。

日本の企業は、企業によってそれぞれの文化があるように思える。(無意味な残業、同じことの繰り返しの仕事、そして新しいアイディアを無駄にして会社の調和を文化的に保とうとしている)そして、商品はいつも「これが世界で一番よい」ということを維持しようとしている。

簡単にいえば、日本人は彼らの商品に反映されている自称無類のものに大変誇りを感じている。これらは日本だけで一斉発売されているが。

Appleのような会社は、日本では存在し続けられなくなるだろう。仕事用のスーツやスカートを拒否することは、表面的な日本では考えられない。

スティーブ•ジョブズのような人は、日本では億万長者にはなれず、たぶんホームレスであるかのように露骨に表現されるだろう。


Shimssena

高慢な旧西ドイツ人はくだらないものを高すぎる値段なのに買って、反省もしない。ヨーロッパが新しいものを生み出さないで衰弱していく一方で、日本はアジア全体の製品を支配していくと思うよ。


riobrav

日本はスマートフォンの流行に乗り遅れただけじゃなくて、その他の技術分野(TFTやAMOLEDとか)にも乗り遅れているわ!一番いい例がSamsung vs Sony。SamsungはSonyを技術面だけでなくて、市場価値でも大きく引き離してるもの。


Gualterio Malatesta

ちょっといいかしら。数ヶ月前の朝鮮日報の記事で、電子機器の部品、特にスマートフォンの部品を生産してる人たちのことが載ってたわ。

例え韓国人が機器を開発しようと、中国人が組み立てていようと、部品は94%日本で生産されているのよ!!

日本の高い技術なしに、スマートフォンは作れなかったわ!


feindenker

Siemensは、技術分野においてのマーケットリーダーとして、携帯だけでなくスマートフォンにも乗り遅れたなんてことどうしたら起こるんだ?医療機器分野でも、もうマーケットリーダーではなくなってしまったし、2009年来、補聴器の販売もうまくいっていない...それまではどの分野でもトップだったのに、一瞬にして沈黙してしまった。


tutunix

うーん。俺らが持ってる携帯は、どっちもSonny Ericssonだ!これは今まで使ってきた中で一番いいよ!マーケティング次第なのかなあ?





記事:らっぱ
記事が長いわりに、コメント数が少ないものを訳してしまった…。

今日の1枚:ウィーンの美術史博物館
DSCF1295
絵が壁にばーーーっと並んでました。すごいけど、見やすくはないかな。

このエントリーをはてなブックマークに追加  web拍手 by FC2
人気ブログランキングへ