新幹線「のぞみ」自由席なんで減らすんですか!? いずれ“通年で全車指定席化”なのか? JR東海に聞く

JR東海は、2025年3月15日に実施するダイヤ改正で、東海道新幹線「のぞみ」の指定席を拡大し、自由席を減らします。どのような背景があるのでしょうか。

「のぞみ」自由席減少の背景は

 JR東海は、2025年3月15日(土)に実施するダイヤ改正で、東海道新幹線「のぞみ」の指定席を拡大し、自由席を減らします。SNSでは賛否両論ありますが、どのような背景があるのでしょうか。

Large 20241222 01

拡大画像

東海道新幹線の車両(画像:写真AC)。

 現在、「のぞみ」は16両編成で運転されており、1~3号車が自由席。近年は年末年始やお盆などの多客期に、全車指定席で運転されることも多くなり、指定席が拡大される傾向にあります。

 2025年3月15日以降、「のぞみ」3号車が自由席から指定席に変更され、指定席が85席増える予定です。

 この変更に対してSNSでは、「指定席が増えるのは嬉しい。通年で全車指定席にしてほしい」「会社の出張規定で自由席しか利用できないので、指定席が拡大されるのは困る」など、様々な声があがっています。

安くて気軽に乗れる自由席 とれなければ辛い

 特急や新幹線などは、一般の通勤電車とは違い、運賃とは別に特急料金を払って「特急券」を買う必要があります。この特急券には2種類があり、座席をあらかじめ決めておく「指定席」と、空いている好きな座席に座れる「自由席」があります。

 自分の座りたい座席を確実に確保できる分、指定席のほうが自由席よりも高くなっています。例えば、東京~新大阪間で「のぞみ」を利用する場合、自由席は1万3870円、指定席が1万4720円です。

 自由席は安価な上、始発駅で早くから並べば、好きな場所に座れる可能性が高くなります。また、乗車する時間が読めない場合などにも便利です。ただ席を指定しない分、「満席の場合は座れない」など、乗車日の状況に左右されるデメリットがあります。

【画像】え!? これが東海道新幹線の「魔改造された指定席」です

最新記事

コメント