Toyの覚え書き

描いている落書きや覚え書きを書き留めています

いたずら好きの赤ちゃんのこと

 私が中学の時に生まれた、母の友人の赤ちゃん。私、その子を結構かわいがっていて、いたずらをされては、面白くなるようにリアクションしてました。そのせいか、その子も、いたずらをしょっちゅう仕掛けてきました。決まって上目遣いに私をみて、にたあと笑うといたずらが発動します。つまり、いたずらした結果を予測してるんでしょうね。
 母には「からかわれているの、わかってる?」と貶されましたが「わかってるよ、それくらい」と返事をしておきました。そのときは赤ちゃんのいたずらがピタッと止まってしまって、「せっかく楽しんでいるのに、しょうもないことを言う」と内心思ってました。赤ちゃんは、意外と周りの会話、理解してるんですよね。
 幸い、その後も可愛らしいいたずらを仕掛けてきては、悦に入ってました。よだれまみれのクッキーを人の口に押し込んで、反応を楽しむとか、よく思いつくものです。そのひらめきはさすがです。

 思いついたときのはっとした顔、そして、上目遣いににたあと笑った顔、今でも思い出します。よだれまみれのクッキーを私の方に差し出すので、「それはねえ、仮名ちゃんのお菓子だから、仮名ちゃんが食べていいんだよ」と言うと、首を大きく横に振って、再びにたあと笑って、クッキーを私の口に押し込みます。表向き、いやいやという反応をしておきましたが、かわいがっていたので、ほんとは嫌じゃなかったです。あのときの、にたあといたずらっぽく笑う顔は傑作でした。


 ちょっと大きくなってからも、倦怠期の夫婦のごとく、「ん」と言って、おねだりはせず、強気で要求してました。私が折り紙から星形を切り出して「はい、お星様」と見せたときも、折り紙を一枚、私の前にべしっとたたきつけ、もう一枚作れと要求してきました。私は笑ってしまいました。そのときは花とかも切り出して、何枚も作らされたので、本人は喜んでいたのでしょう。
 私が子守したほかの子は、可愛くおねだりした子もいたので、こういうのは個性だと思いますが、面白いですね。

いたずら好きの赤ちゃん

いないいないばあをしている私をみて、大笑いしていたのが、いきなり上目遣いににたあと笑って、右手が顔をひっかこうとスタンバイしている赤ちゃん(上の話の子です。実話です)

もちろん、0歳児のへろへろなうごきなんぞ、余裕でかわせますが、スカッと空振りしても「今度こそ」と、にたあと構えているのを見たら、「しょうがないなあ」と諦めて、次はおとなしく顔をひっかかれました。赤ちゃんはうれしそうでしたね。