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春のトレイルレポート➁奥多摩「古里~川苔山~鳩ノ巣」の巻

富士見高原から無事に帰ってきたtorikeraです。
春のトレイルレポート第2弾は、4月に行った奥多摩・川苔山(かわのりやま)です。今年は、ブログタイトルに負けないように?アウトドア・トレイルを増やそう!と誓ったtorikeraです?!


堂々とした山容で人気の奥多摩の名峰です
また思い込みで道をまちがえちゃった!
「川苔山(かわのりやま)1,363m」の巻


撮影:2024年4月10日 Canon PowerShot SX710HS



▼川苔山の位置 東京都と埼玉県との境にあります。
マップ東京都


1 山頂に設置されてた地図です。今回のコースは青梅線の古里駅スタートで隣の鳩ノ巣駅にゴールする駅to駅でバス代を浮かせます(笑)
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2 JR青梅線の古里駅です。先日の御嶽山のときも古里駅スタートでした。
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3 古里駅周辺の散策マップがありました。御嶽山へは駅の南側、今回の川苔山は駅の北側になります。7:39
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4 駅のすぐ近くにある「奥多摩巨樹の里」 小丹波のイヌグス(タブノキ)を訪問しました。7:43
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5 堂々とした姿が圧倒的ですね。7:44
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6 古里駅の北側の住宅街の坂を上り詰めると、登山道入り口がありました。7:50
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7 今回の登山では、新しく購入した2つのグッズのテストも目的の一つでした。これは、トレラン用シューズのスパッツです。シューズの中に砂や小石などが入るのを防ぐものです。部品の裁断などで、作りの悪さも見受けられましたが、おおむね期待通りの働きをしっかりしてくれました。7:53
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8 川苔山へのコースは何種類かありますが、今回は長大な「赤杭(あかぐな)尾根」を登り、最短距離の鳩ノ巣駅へ出るコースになります。7:54
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9 里に近い山々のアプローチは、おおむね植林地の急な登り道が続くことになりますが、ここも例外ではありません。8:02
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10 テスト商品の2つ目は、購入したばかりの「トレッキングポール(ストック)」です。学生時代から使用している!「レキ」ブランドのポール(未だに現役で活躍)が、収納時にコンパクトにならない(70cm)のと重いので、収納時コンパクトになる軽めのコスパの良いものを探したところ、○マゾンで比較的希望に沿ったものがあり購入。使い勝手をテストしました。
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11 伸ばすとこんな感じで使えます。
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12  コースは植林地の中をグイグイ登っていきます。8:18
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13 赤杭尾根に出る途中で、何カ所も植林地の斜面が崩れて「ザレ場」(小石や砂などが傾斜地で崩壊斜面となっている場所)となり、足場が不安定な”いや”な箇所の通過がありました。→がコース8:33
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14 赤杭山への尾根に出ました。8:42
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15 ところどころには、広葉樹の林も広がります。
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16 赤杭山(赤久奈山・あかぐなやま)山頂に着きましたぁ!9:14
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17 赤杭山からエビ小屋山へ向かう道で、勘違いからコースアウトしてしまいました。写真の赤→が正しいコース(林道を歩く)、青→がtorikeraが勘違いして入り込んでしまった尾根です。9:39
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18 こちらは逆方向から見た写真です。torikeraは、右手の尾根道から下りてきました。写真右から林道が来ていて登山道と交差しますが、正しいコースは左の赤→方向へ林道を登って行きます。標識も川苔山へは林道に沿って進む方向を指しているように見えます。
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19 ところが、torikeraは林道を突っ切って反対側の尾根に続く踏み跡をたどってしまいます。これは、登山道でよくある事ですが、林道を作る際に登山道を林道が横断する事が多いので、手前の尾根道から林道を交差して反対側の尾根に登山道が続いていると勘違いしてしまったわけです。本来なら、このような場所では地図を確認すべきなのですが当たり前のように尾根に入ってしまったミスでした。
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20 間違えた場所の略図 林道から離れ尾根をグイグイと登っていったのですが、途中踏み跡がだんだん不鮮明になり、ほぼ無くなった時点で、ヤマップのスマホ地図(GPS使用)で現在地を確認すると、本来のコースと離れて尾根に入っていたことが分かりました。そのまま尾根伝いに登れば「エビ小屋山」山頂に行けそうでしたが、山頂直下に険しい岩場がある事も少なくないので、スマホ地図を見ながら右へ植林地の斜面をトラバースして、登山道へ合流することにしました。赤線が正しいルート、青線が間違えて入ってしまったルート
間違い道地図


21 写真右奥の植林地を突っ切って登山道との合流地点に向かいます。しばらくトラバースを続けた先で、めでたく登山道に合流できました。10:07
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22 登山道に合流!パチパチパチ!!いやぁ、「道」ってありがたいです。本当にこの「思い込み」というのは、怖いもので、山の遭難(道間違い)の主たる原因ではないでしょうかね。分岐点でのコース確認は、基本中の基本ですよね(^▽^;) 低山と言えども注意!注意です
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23 道を間違えたおかげで、谷をトラバースしていた時に咲いていた「ハシリドコロ」と出会う事ができました。「転んでもただは起きぬ」というヤツですっ(^▽^;)
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24 赤杭尾根のルートを進みます 10:17
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25 尾根上には、アセビ(馬酔木)も咲いていました。
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26 赤杭尾根の岩にへばりつくように木の根が広がっています。10:31
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27 分岐点での標識ですが、獅子口・大丹波方面のルートは通行止めの為ロープが張ってあり進入禁止です。10:45
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28 ブナ山(舟井戸山)?狼住処分岐。尾根上には、防火帯のような広い明るいところもあります。10:46
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29 曲ケ谷北峰、前方に川苔山山頂が見えてきました。10:55
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30 さすがに1,300m。4月とはいえ霜柱がまだありました。(^▽^;)
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31 川苔山山頂直下の尾根です。ベンチもあり、山頂が混雑しているときには一休みするのにはいいですね。10:59
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32 山頂からの奥多摩の山です。右手奥の方に東京都最高峰の雲取山が見えます。11:06
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33 川苔山山頂は、それほど混雑も無く比較的静かでした!
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34 標高1,363mのモニュメントです。山頂にいたハイカーが、奥多摩の山頂のモニュメントがみんな同じになって面白くないとおっしゃっていました(^▽^;)11:06
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35 定番のtorikera昼飯です(笑)。最近はこれにハマっています。(*^^*)
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36 昼飯を食べたら早々に下りに入ります。目の前に見えているのが登りで通過した曲ケ谷北峰です。下りは北峰の手前の鞍部を南へ下り鳩ノ巣駅方面に行きます。11:35
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37 しばらくは明るい広葉樹の中の道を下ります。11:38
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38 右側は広葉樹、左側は針葉樹の植林と色分けされています。(^▽^;)11:45
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39 舟井戸の分岐です。ここから、鋸尾根という険しい尾根道を通って大ダワ経由で鳩ノ巣駅に出る事も可能ですが、悪路でしんどそうなので楽な道を選びました(笑)11:47
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40 さらに下ると、東の巻道経由で大ダワに出る分岐に出ます。この東の巻道も怖そうなのでビビッて止めました(笑)こう見えてもtorikeraは、「高所恐怖」の気味があり、相当ビビり症ですので、一人で怖いところには入りません(^▽^;)12:04
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41 船井土から大根山の神をつなぐルートは植林地をグイグイ下る道です。
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42 悪路ではありませんが、植林地の下りはあまり好きではありません。12:12
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43 この辺りの植林地は間伐(かんばつ)した木をそのまま土砂流失防止用の柵のように使っています。12:20
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44 沢筋のザレ場にネコノメソウの仲間が咲いていました。調べてみるとイワボタンの変種で、「ヨゴレネコノメソウ」(汚れ猫の目草)のようです。12:25
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45 ミツバコンロンソウ(三葉崑崙草) 関東ではブナ帯に見られるアブラナ科でタネツケバナの仲間、葉が三枚あるのがポイントみたいです。残念ながら花が閉じていましたぁ!(^▽^;) 
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46 落ちていた小枝についていた、キクラゲの仲間。ブヨブヨしています。
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47 スギ林なので、杉の枝や花や実がたくさん落ちています。花粉症のtorikeraにとって、「完全アウェー戦」と言えます(笑)。
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48 大根山の神の祠のところで西川林道と交差します。ここは、間違いなく林道を突っ切って下るのが正しい(笑)12:52
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49 大根山の神の小さな祠です。
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50 ナガバノスミレサイシン(スミレ科) この花は大変多く見られました!今回のコース、思ったほど花が見つけられず残念でしたぁ。
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51 山の神からしばらく下ると分岐が現れます。今回は熊野神社方面へ出ます。13:16
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52 すぐに熊野神社の境内に出ます。13:21
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53 神社の参道階段の横に大きな「砲弾」が立っていました。日露戦争時のものだということです。
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54 熊野神社のイチョウも有名みたいですが、写真はありません!スイマセン
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55 こちらは境内にある「農村舞台」です。前の広場では、例祭日である8月第3日曜日に獅子舞(奥多摩町指定無形民俗文化財)が奉納されるそうです。
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56 そして、舞台に面した山側の斜面を利用して、石垣でできた「観客席」(桟敷)赤い矢印の場所、が作られています。こういうのとても珍しいと思います。
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57 熊野神社を後にして、鳩ノ巣駅をめざします。13:23
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58 集落の中の畑を見ると、カゴワナが仕掛けてありました。中にはジャガイモがエサとしてセットされています(オレンジの矢印)。赤い矢印の方向から獲物がワナの中に入り、オレンジ矢印のエサに触れると、青い矢印のフタがバタンと閉じて閉じ込められます。狙いはアライグマなのか?何だろう?
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59 そして鳩ノ巣駅に到着!!パチパチ!なんだか可愛らしい三輪車が置いてありました。どうやら連休を狙って観光客用のレンタル三輪車を用意しているみたいでした。13:28
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60 さらにその隣には、こちらもレンタル電動アシスト自転車です。う~ん、カッコいいなぁ。これなら、山道でも登れるかもしれません。
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61 鳩ノ巣駅です。海抜310mもあります。ここで、登山中に使用していた、折り畳み式のストックをたたもうとしたら、中のワイヤーが引っかかりたためなくなってしまいました。ヤバいヤバい!かなり強引に力づくで畳んで、後日メーカーに問い合わせると、新品をすぐに送って来ました。相変わらずの「商売」方式でした。13:28
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62 登りの電車をホームで待っていたら、下り電車が来て、可愛いデコレーションをしていました。左は「夏の東京アドベンチャーラインで遊ぼう」キャンペーンの「レンゲショウマ」右は同じく「アジサイ」どちらも、前回ご紹介した「御岳山(みたけさん)」の名物でしょうね。夏のレンゲショウマ観に行こうかなぁ(*^^*)13:48
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※最後までご覧いただきありがとうございました。
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コメント

Re: 川苔山

BUSYBEE-GAEI さん!こんにちは!

最近山で見かける山ガール・山ボーイの皆さんは、何れもカラフルで使い勝手のよさそうな山の道具を持参して、トータルに山を楽しんでいらっしゃるようです。山の道具の進化は驚くほどで、高機能高性能でおしゃれな商品が溢れています。まぁ、経済効果も抜群のようで、皆さんどんどんお金を使っていただいて、日本経済も回していただければと思っています(笑)

トレッキングポールは、たくさん出回っていて選ぶのに困るくらいです。足への負担を軽減する効果もあるのでおススメです。街の散歩にも使っている方も見受けられますね。グイグイ出なくてもボチボチでもチョボチョボでも好きなように歩けばよろしいかと。

山の道は一般コースでも、時と場合によっては、難しいコースになる事もあるので、事前情報の収集はとても大事かと思います。情報があって地図があっても、私のように勘違い思い込みの激しい人間はよく道に迷います。(◎_◎;)

欲張りなので、頂上までの道で色々なモノと出会う事を楽しみに歩いています。とりわけ花があると嬉しくなりますね。これから夏に向けて花のありそうな(できれば涼しいところ)へ出かけたいと思っています。レンゲショウマいいですねぇ。今年は観に行こうかなぁ(*^^*)

川苔山

折り畳み式のトレッキングポールは軽くて邪魔にならず、便利でしょうね。そういうを持っていればちょっとしたハイキングも楽しくなりそう。使い勝手は、、、植林地の中をグイグイ登っていけるほど快適だったご様子。
それにしても斜面が凄い角度のところがあるのですね。
ずるっと滑ったら結構落ちてゆきそうで怖いです。うゎっ道に迷った??tori様でも違う道を歩いてしまうことがあるのですね。登山道に合流できてほっとしました。思ったほどではなかったかもしれませんが、可愛い花たちを眺めながらのアップダウンを楽しめたのではないでしょうか。夏のレンゲショウマもいいでしょうね。

Re: タイトルなし

大原さん!こんにちは!

コメントありがとうございました。東京都民でも「川苔山」を知らない人はたくさんというか、知らない人の方が間違いなく多いと思います。(高尾山や雲取山ほど知名度はありません!)

山登り(ハイキングですが)は小学生の頃から親に連れられてやっていましたし、学生時代はサークルの合宿でも山に行っていたり、南アルプスの山小屋でバイトをしていたこともあります。野生動物の観察でも時々出かけていましたからね~!

車の運転をしている時間が圧倒的に多いかと思いますが、時々ぶらりと歩くことからはじめてもイイのではないでしょうか?そのうち、国宝・重文巡りウルトラ散歩とか、近代名建築巡りツアー散歩とか、興味のある目的地をつなぐと、大原さんの場合は何十キロも歩いちゃうのではないかと思うのですが(笑)

赤杭山、川苔山は知りませんでした。雲取山も。東京の山は疎くて(^o^;)
しかしさすがの運動量ですね!サラッと書いておられますが、改めて凄いです。
私は運動量が足りませんが、影響を受けて出勤中一駅前で降りて歩きました。少しずつでも体力つけたいですね😀

Re: No title

ytaka007さん!こんにちは!

さっそくのコメントありがとうございました。

川苔山は、奥多摩の山でも有名で人気があるようです。山も大きいですし、コースも多彩ですので、変化があって人気の様です。私も、ずいぶん前にチャレンジしたのですが、北側の谷から登るコースで登山道がわからなくなりあきらめた事がありました。

今回はウン十年振りの挑戦で、憧れの?長い尾根を登り、最短距離の下りコースで帰って来ました。今回も途中で思い込みによるルート間違えをしでかしたので、これからも注意するようにしようと思います。(*^^*)

No title

こんにちは、とりさん

長野富士見高原のラン、昨年は晴天、今年は曇りで残念でしたが
走れてよかったですよ。
奥多摩も探せばいろいろあるようで正直意外です。
川苔山、初めて名を知りました。走る人はよく知っているなと
感心しましたよ。奥多摩深し。
たくさんの写真いいですね。
お疲れ様でした。

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Author:torikera
季節の野草や身近な自然の写真のご紹介、トレイルランやポタリング、マウンテンバイクの記事、掘り出しモンCDアルバムなど音楽の話題、美味しい日本酒や蕎麦について、最近は庚申塔・石仏・富士塚・力石など石や塚などにも興味津々!とりとめのない記事ばかりですがよろしくお願いします。

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