考えてみるとコロナもあり、暑いのもイヤでこの春~秋シーズンほとんど山に行かなかった (;^ω^) なんてこった!まぁ、フォールディングバイクのポタリングも面白かったのでしょうがない所もある。
久々のトレランということで、勝手知ったる人気コースで無難に楽しむことに!奥武蔵 正丸駅発 西吾野着
伊豆ケ岳~子の権現 「鉄板コースだ」 トレイルラン
「伊豆ケ岳縦走コース」撮影:2021年9月20日 Canon PowerShot G7X
(1か月前の撮影ですのでご注意を)※写真が100枚近く続きます。本気で見ていると途中で気を失うかも知れません(寝てしまう!)。お急ぎの方は、ぜひ「すっ飛ばして」ご覧になることをおススメします。
いつもご迷惑をおかけします。1
▼おなじみ西武線正丸(しょうまる)駅。今回は武蔵浦和駅の始発から2番目の電車で速立ちしたので正丸にも早く着いたけど、すでにハイカーの皆さんがそこそこいらっしゃった。(写真は、ほぼ皆さんスタートしちゃった後でtorikeraは最後尾からのスタート)正面にはやる気満々のトレラン組。旧正丸峠方面へ向かったようです。am7:352
▼駅横の長い階段を下り、線路の下をくぐり緩い上り道を歩き出します。3
▼道に沿って流れる大蔵山川渓流の小滝。4
▼いつも正丸峠経由で登るのだけれど今回は久しぶりの大蔵山(長岩峠)コースへ。am7:535
▼分岐点にある小祠内は小さな馬頭観音文字塔。6
▼子どもを連れたファミリーハイカーも数組登っていました。7
▼植林地の急登が続き我慢がまん。8
▼「カメ岩」という巨岩の前に到着。am8:129
▼一度枝尾根に出て、しばらく上るとメインの尾根へ。10
▼大蔵山の尾根標識到着。am8:2211
▼この後は、尾根上の小さな上り下りが続きます。12
▼五輪山へ上る道(左)と巻道(右)。13
▼尾根道は階段が浸食で荒れているようなので、巻道を行きます。am8:2814
▼しばらく進むと、伊豆ケ岳名物の岩場下に到着します。相変わらず岩場(男坂)は危険の掲示が出ているので、「良い子」のtorikeraは迷わず右手の巻道(女坂)方面へ。am8:3115
▼同上。男坂の警告板。16
▼女坂方面へ。17
▼以前は、黄色いテープの貼ってある方向へ進み「女坂」だったのですが、最近は、「女坂」も荒れたのか、中間の道ができています。18
▼「男坂と女坂の中間にあるみち」という、大変分かりやすい名前のコースとなっています(笑)19
▼中間とはいえ、終盤はロープが張られた急登が待っていて楽しませてくれます(;^ω^)20
▼山頂直下のひと頑張り!21
▼尾根に出たところで、逆コースの警告板がありロープが張られています。22
▼ミズラナなど広葉樹の茂る明るい尾根はとても気持ちがよろしいですね。23
▼「伊豆ケ岳」の解説です。確かに伊豆では無いのに、伊豆ケ岳とは紛らわしいですよね。(;^ω^)24
▼伊豆ケ岳山頂(850m)です。この前登った時は真冬で寒かったのですが、今日は暑いくらいです。まだ9月ですからね。am8:4125
▼汗が冷えるのが嫌なので、水分を補給したらすぐに出発です。トレラン始めてからは、座って休むという習慣が無くなりました。せわしないおっさんに見えるかな(笑)26
▼山栗の実が落ちていました。27
▼右に山伏峠への道と分かれ子の権現方面へと進みます。山頂直下は急な岩の多い下りが連続します。以前山伏峠方面へ下った事がありますが、岩の多い尾根で、下りだとルートが分かりにくい場所がありましたね。am8:5028
▼途中の広葉樹ですが、本当にこの辺りも美しいです。春の新緑や秋の紅葉時も素敵ですよね。29
▼見とれていると、ところどころロープのある場所も現れて少し緊張します。30
▼古御岳山(こみたけさん)への登りですが、もう本当に美しいです。31
▼クルミの実ですが、きれいに割られています。このような割り方は、リスが食べた跡だということです。ちなみにネズミ類は実の腹に穴をあけて食べてしまうとか。32
▼「クマシデ?」の果穂(かほ)です。小さな葉のような鱗片(りんぺん)の基部に5mmほどの果実(種子)が付いています。風に乗って遠くまで種子を飛ばす「ヘリコプター(グライダー?)」戦略ですね。33
▼古御岳山頂です。伊豆ケ岳と高畑山の間にあって東屋もあるので、ここで休憩しているハイカーも少なくないのですが、本日は誰もいませんでしたぁ。am9:0234
▼これぞ、伊豆ケ岳を造っている赤くて硬い岩「チャート」ですね。ブラタモリでも時々紹介されていますので覚えている人も多いでしょうか?「チャート(ちゃんと)覚えてね」なんて(◎_◎;)35
▼広葉樹の明るい尾根道。36
▼「ヤマジノホトトギス」(ユリ科) この時期流石にこのコースには花が少ないので貴重です。ホトトギスはチト「けばけばしい(毒々しい)」のですが、こちらの山草は品が良くて?好きです。37
▼「アセビ」(ツツジ科)が出てきたら高畑山も近いですね。アセビは「馬酔木」とも書いて、ご存じの通り、毒を持つ植物です。馬が食べると酔ったようにフラフラになるという事からついたそうですが、白い小さなスズランのように可愛い花を穂のように付けます。38
▼高畑山(たかばたけやま)山頂です。ここは、展望が無いのでチトつまらないのですが、ベンチがいくつかあって休めます。持参したミニアンパンとクリームパンを少しかじりました。am9:2439
▼この辺りの植林地は、きちんと手入れされていて整然としています。西川材の産地です。39
▼鉄塔の下は、伐採されていて陽当たりが良く展望もあります。高麗川を挟んで、反対側の奥武蔵グリーンラインの尾根が良く見えます。丸山・飯盛山・高山不動方面でしょうか。am9:3240
▼このあとルートはずっと尾根を辿って行くのですが、植林地の通過が多くて、あちらこちらで作業道との交差が出てきます。以前はこれほど交差していなかったように思うのですが気のせいかな?迷いやすい分岐はロープが張られて進入しないようにしていますが、十分気を付けたいところです。41
▼同上。作業道との交差、注意表示です。42
▼「中野沢の頭(なかのさわのあたま)」を巻く道の注意です。以前はこんな洒落た表示は無くて、直登しちゃったりしましたが、これは分かりやすいですね。もちろん登っても問題はありませんケド・・・am9:3943
▼植林地の尾根道が続きます。44
▼時々、尾根からぐぐっと降っちゃったりして、登り返すのがつらくなります。(笑)45
▼小さな石の祠。山神様を祀っているのでしょうか?46
▼「天目指峠の伝説」です!おおっ、山の上でウナギに出会えるとは?!随分ご無沙汰しております。恋しいです。(◎_◎;)47
▼「天目指(あまめざす・てんもくさす)峠」(490m)です。西吾野と名栗を結ぶ峠になりますが、何台も車や坂好きのバイクやチャリが通過していきます。am9:5548
▼峠からの登りに入る前に水とアンパンで燃料補給をしておきます。(*^_^*)49
▼「西川材」の解説板がありました。江戸にも随分伐り出されて、この辺りにはかなりの財を成した家もあったようです。50
▼この後、愛宕山まで基本登りが連続するところで、そろそろ足に来ていますから「キツイキツイ」。根や岩が階段のように続きます。(◎_◎;)51
▼愛宕山への道。52
▼「ザラエノハラタケ?」(ハラタケ科) キノコも楽しみにしていたのですが、さすがに少し早すぎたようで、大き目の奴はこれだけでしたぁ。あっ、もちろん食べるのじゃなくて写真撮影のみですが(;^ω^)53
▼こんなところもあります。グイグイ?(実はゼイゼイ!)と登ります。(笑)54
▼ここもゼイゼイと・・・・56
▼祠が見えてきたら「愛宕山」。もう子の権現はすぐそこです。57
▼明るい愛宕山山頂(650m)です。am10:3358
▼ちょっと下ると「竹寺(天王山八王寺)」への分岐(穴沢峠経由)が現れます。当初の計画では子の権現だけでは物足りないだろうと?!ここから竹寺往復のオプションツアーを予定していました!がっ、あっさり本日の体調により「却下!」「割愛!」。なにせ、ふくらはぎを攣りそうで、足が上がらなくなってきましたからね。無理はしません。楽をします。
竹寺の「牛頭天王(ごずてんのう)」ゴメンナサイ!改めて別の機会にご挨拶にまいりまする。(笑)59
▼分岐の先からの竹寺方面の展望。60
▼子の権現裏の「広場」です。あともう少し(^^♪61
▼宿坊が見えてきました。62
▼「子の権現(ねのごんげん)」(640m)到着!!am10:40 う~ん、正丸駅から約3時間かかってしまいました。下り以外はほとんど走っていませんからねっ。ガハハハッ、こりゃトレランではなくてトレウォーク(つまりトレッキングかぁ?)でござる。まぁ、久しぶりの山だから、無事について良かったね。63
▼茅葺と向拝の造りも素敵だなぁ。64
▼向拝の軒下です。65
▼「子の権現 天龍寺(ねのごんげん てんりゅうじ)」は、千年以上の歴史がある古刹で天台宗の寺院。武蔵野三十三観音霊場32番札所。入口に鳥居があって「神仏習合」の寺でござる。また、古くから「足腰守護」の神仏として人気で、履物を奉納し願をかける慣しがあるでござる。という事でハイカーからも人気な訳だ。66
▼本殿にも、わらじやげたなどの履物が奉納してあるのが面白いね。67
▼そして、子の権現と言えばこの巨大わらじ(重さなんと2トンの鉄製!)これが履けたら大したモンだ!隣には巨大ゲタが奉納されています。あやかりたいネ~。68
▼こちらは、一般の方が奉納したミニミニわらじ。とても可愛いね。新しいものが無かったので、コロナ対策で撤去したのかなぁ?69
▼同上。70
▼バイクラックが置いてあった。この子の権現への道は、最大傾斜角が何となんとの28%!!!え~っと28%ってどんだけ~。ヒルクライマーが泣いて喜び、のたうち回る風張林道や和田峠と並び、東京近郊では別格の激登りが「楽しめる峠」のひとつだってよ~。私は遠慮します。断固!71
▼さて、参拝も済ませたところで手水屋の側のベンチに座り、ミニアンパン&クリームパン祭り?!食べながらちょいと眺めたらこの手水屋が面白い。72
▼天井に花の絵が描かれている。きっと造られた直後はきれいなイロドリで華やかだったのだろうな。73
▼作者の名前がたくさん書いてあった。74
▼という事で、下り始めたらまた面白いものを見つけてしまった。道端の巨大な石灯籠でゴザル。75
▼ご覧の通り、よく見ると「増上寺」の文字が刻まれている。そうです、あの石灯籠でゴザルヨ。torikeraブログをご覧の方はすでに何回かこれと同じ石灯籠を見ているはずです。
「『増上寺の石灯籠を探せ』 東京都港区の増上寺にかつて徳川将軍家の広大な墓所があり、大名から寄進された多数の石灯籠が並んでいた。第二次大戦後、墓所を買収した西武鉄道によって、石灯籠は埼玉県へ運ばれ、さらに各地の寺院などに引き取られていった。いま、どこにどんな形であるのか。詳細を西武側が明かさないなかで、教育委員会や歴史研究家が追跡調査を続けている。」(朝日新聞2005.3.26夕刊記事)
こちらは、「文昭院」とあるので、「徳川家宣」の死後寄進された石灯籠になります。ここには2基ありますね。皆さんも寺院に行ったら探してみて下さい!76
▼参道の仁王像。デカい。迫力あり。77
▼山門です。写真を撮っていた家族連れが「クマよけの鈴はご遠慮下さいって書いてあるね」と話していた!このときtorikeraは、盛大な音で鈴をならしておった。スイマセン気づきませんでしたぁ。m(__)m 伊豆が岳から来るとこの掲示見えないのよね。でも確かに寺院には似合わないねぇ。(◎_◎;) am11:05 ここで30分近く過ごしてしまったぁ!78
▼参道の茶店。この雰囲気がたまりませんね。「ペナント」なんて懐かしい。昔集めて壁に貼りまくっていたなぁ(笑)。79
▼下山ルート。前回は吾野駅に出たので、今回は西吾野駅に回ることにしました。こちらは、吾野駅方面への下り口。途中のうどん屋さん(浅海茶屋)が人気です。週末は駐車場もいっぱいで客があふれておりました。今回行けばまだ空いていたかなぁ?80
▼こちら朽ち果て寸前ですが、西吾野駅方面への下り口標識です。am11:1481
▼途中の分岐点「柿ノ木峠」。右下へ下ります。am11:1982
▼植林地の斜面をジグザグに下る道が続き、少々退屈です。83
▼「天寺 十二丁目」の石が道端にありました。84
▼小床集落が近づいてくると傾斜も緩くなり、沢沿いの道になります。シダがきれいだ。85
▼小床参道の登山口に出ました。ここには、「静之神社」があります。am11:3886
▼比較的新しい熊注意の警告です。いつのものかなぁ?87
▼小塚集落の舗装道路を国道299へ向かって下って行きます。88
▼道端の大岩に「地衣類(ちいるい=菌類と藻類の共生したもの)」がきれいについていました。美しい!!(*^_^*)89
▼299が見えてきた辺りの沢には「シュウカイドウ」の花がきれいに咲いていて沢の水面の輝きを受けていました。う~んきれいだなぁ(*^_^*)90
▼「シュウカイドウ」(シュウカイドウ科) 和名は中国名「秋海棠」から、中国からの帰化植物。91
▼同上。92
▼高麗川を渡る「小床橋」。この先は国道299号線です。am11:5293
▼小床橋にかかっている看板です。94
▼西吾野駅へは、299号を秩父方面に進み1Km弱で右に入ります。95
▼西吾野駅へ上がる坂道。左方向は沢沿いに高山不動方面への登山道となります。96
▼西吾野駅到着!12:00でしたぁ。いやぁ充実のトレラン(ほとんど歩き・(笑))でした。やっぱり、久々で足に来ました。これから涼しくなったら、もう少し走れるようになるかなぁ。何と言っても自然の中の時間が好きだという事が分かりますね。また来ようかな。このコース、安くて楽しくてそこそこ走ることができる良いコースです。※100枚近くの写真が続く、「地獄の記事」でしたが、最後までたどり着いたあなたはエライ。感謝します。
この地域の情報などありましたら教えて下さいね。お待ちしております。
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