熊本県熊本地方を震源とする地震に係る災害派遣について(11時00分現在)
(前略)
(3)主な対応状況
【14日(木)】
21時31分 防衛省災害対策室設置。
21時36分 防衛大臣指示。(1.自治体及び関係省庁と緊密に連携し、災害派遣活動に万全を期すこと。2.被害の状況に応じ、適切な対応を実施すること。)
21時47分 空自第8航空団(築城)のF-2×2機が情報収集のため基地を離陸。
21時52分 西部方面総監部(健軍)のLO(人員1名)が熊本県庁に向け駐屯地を出発。
22時02分 陸自西部方面航空隊(目達原)UH-1×2機(映像電送機)が情報収集のため駐屯地を離陸。
陸自第8飛行隊(高遊原)のUH-60×2機が情報収集のため駐屯地を離陸。
22時03分 海自第22航空群(大村)のSH-60×1機が情報収集のため基地を離陸。
陸自第42普通科連隊(北熊本)のLO(人員3名)が益城町役場に向け駐屯地を出発
22時07分 海自第22航空群(大村)のUH-60×1機が情報収集のため基地を離陸。
22時10分 防衛省災害対策本部設置。
22時19分 海自第1航空群(鹿屋)のP-3C×1機が情報収集のため基地を離陸。
陸自第8偵察隊(北熊本)のFAST-Force(人員6名、車両2両)が駐屯地を出発。
22時27分 空自新田原救難隊(新田原)のU-125×1機が情報収集のため基地を離陸。
22時30分 空自芦屋救難隊(芦屋)のU-125×1機が情報収集のため基地を離陸。
22時40分 熊本県知事から陸自第8師団長(北熊本)に対して人命救助に係る災害派遣要請。
空自新田原救難隊(新田原)のUH-60×1機が情報収集のため基地を離陸。
22時42分 陸自第42普通科連隊(北熊本)のFAST-Force(人員25名、車両3両)が駐屯地を出発。
23時15分 海自佐世保地方総監部(佐世保)のLO(人員2名)が熊本県庁に向け基地を出発。
時間確認中 陸自第42普通科連隊(北熊本)(人員200名)、陸自第8特科連隊(北熊本)(人員120名)、陸自第8偵察隊(北熊本)(人員30名)、陸自第4特科連隊(久留米)(人員40名)、陸自西部方面衛生隊(健軍)(人員10名)が人命救助等のため駐屯地を出発。
(後略)
引用元:http://www.mod.go.jp/j/press/news/2016/04/15d.html
注:強調部分は作成者による
地震において夜間にスクランブルした戦闘機ができることというのは「何も見えない」と報告することだけ。何も見えないとは火災が起きていないという意味ではない。文字通りなにも情報を得られなかったという事実だけが報告される。
2016-04-14 23:00:23さっきも書いたけど、スクランブルで上がったF-2ができる情報収集は「何も見えない」を報告することだけ。それ以上でも以下でもない。
2016-04-15 01:18:21熊本大地震21分後にF-2発進 何も見えない戦闘機、災害時になぜ飛ぶ? trafficnews.jp/post/50373/ pic.twitter.com/hckxbx1HkM
2016-04-15 12:38:19戦闘機の災害偵察スクランブルについて~赤外線暗視装置とかついてないので、目視による観測になります。夜間は地上の目視が難しいので、火災等の把握と都市部の停電による灯火の有無等が主になります
2016-04-14 22:26:34戦闘機の災害偵察スクランブル。暗視装置もついていないのに意味が無いという話があったのだが、地震災害で連絡線を確保しつつ、真っ先に被災地の中央に突入して帰投できるのがこれらスクランブル待機の戦闘機。
2016-04-15 01:06:36通信が途絶してる地域に突入し、目視で灯火の有無や火災の有無を掌握。たとえ何も見えなくても、見えなかったということ自体が立派な情報。もし、夜間でも目視できるような異常事態であれば、それらをリアルタイムで報告出来るのがこの災害偵察スクランブルだ。
2016-04-15 01:06:44その後、その情報を元に離陸まである程度の時間がかかる、暗視装置をはじめとする各種機材装備しているか、もしくは装備が可能なP3CやUH1が重点偵察地域に飛び立っていく。これらが、詳細な被災情報をもたらし、陸上からの救助支援計画策定の手助けをする。
2016-04-15 01:06:53#たぬ質問 さきほどの地震で戦闘機も発進するそうですが、この場合発進するのは、スクランブルのアラート待機の人ですか →アラートの機体です 24時間いつでも5分以内に発進できるのはアラートの機体だけなんです もちろん、必要があれば他のパイロットも30分以内に登庁します
2016-04-14 23:57:40#たぬ質問 戦闘機だと火災等が見えても、詳細な位置がわからないと思うんですがどうでしょうか? →INSという航法装置があって、夜間でもかなり正確に場所が把握できるんですよ^^
2016-04-14 23:58:47#たぬ質問 空自では震度6弱以上の地震があった場合、アラートの機体を上げますが、どのような事に気を付けて情報収集してる? →空自最初の地震スクランブルは私だったりw 上空から被害状況の確認と大規模火災や倒壊といった事を確認します 高度が低いのでそこが一番気を遣いますね
2016-04-15 00:00:54@WAVE_EMPEROR_P 暗視装置そのものは距離は稼げないのです 光を倍増するタイプですと対象の明るさにもよります IR(赤外線)も併用するタイプだともう少しましかな・・熱源にもよります
2016-04-15 00:04:31#たぬ質問 基地外に住んでいるパイロットは30分以内に登庁出来るところに住むような事になるんですか? →はい パイロットは基地から30分以内に登庁できる場所に住所を決める必要があります 自衛官の義務のひとつで「指定場所に居住する義務」というのがあるんですよ^^
2016-04-15 00:02:39#たぬ質問 地震といえば百里501飛行隊ですが、アラート機を見たことがありません 災害発生後はどんなタイミングで飛行する? →501はアラート待機はありません 基本的に昼間VMCである必要がありますので昼間ですね 災害発生後は日の出に現地到着のタイミングで上がるのが一般的です
2016-04-15 00:07:29#たぬ質問 よく考えたらアラート待機の機体ってことは実弾つんでる!? 安全ピンとか抜かないまま飛行できるんかな? →安全ピンは抜きます 「実弾発射出来る状態」で離陸するんです それが地震の状況確認でも同じ 理由は「上がっているときに耐領空侵犯措置に指向される可能性」があるからです
2016-04-15 00:09:451、空自戦闘機:先遣隊として火災等の確認 2、海自哨戒機等:FLIRによる詳細被害確認/映伝 3、陸自ヘリ等:哨戒機より低い高度でFLIRによる詳細被害報告/映伝 てな感じの3段階ですね
2016-04-14 22:29:59