美大生はアート作品を買わない。
10年ほど前、某美大で「自腹でアートを買う」という授業を行った。「画集」購入は「反則」として禁止。その結果「アートには金を出して買う価値のあるものがない」「展覧会には金を出すが、基本は無料で見るもの」という者が続出した。「では自分の作品は?」と聞くと「自分の作品は例外」となった。
2010-03-12 11:08:12美大生の一人はアート作品を買いたくない理由として、「ウザクて自分の部屋に飾りたくない」と言った。「何かの表現であるアート作品は、生活を共にするのに鬱陶しい」。
2010-03-12 11:21:32そして彼等の多くは「アート作品」の代わりに、家具や、フィギュアや、カレイドスコープやらを買ってきた。「こっちの方がいわゆるアート作品などより、自分にとってはアートです」。
2010-03-12 11:23:29アーティストになろうとしている(多くはなろうとしていないかもしれないが)美大生のこの自己矛盾。しかしまた多くのアーティストもまた、熱心なコレクターではないのも確かだろう。
2010-03-12 11:28:55@rosaguts まずは自分自身の立ち位置を見る事で、そこから何かを考えていくという投げ掛けでした。それから10年程経って、それぞれがそれぞれの道を歩んでいるでしょう。アーティストになった人もいます。
2010-03-12 13:02:30@5milligram 魅力あるものを人は買う。この「単純」から遡行して、自らの「魅力」を構築すれば、魅力ある作品は多くなっていく事でしょう。
2010-03-12 13:25:58@showbainin 自己矛盾は美大生に限った話でないかもしれません。アーティストが、他人の作品を熱心に買うかと言えば、そうでないケースも多い様です。それは単に経済的問題故なのか、それとも別な理由があるからなのか。そして評論家は評価した作品を買うべきか否かという問題もあります。
2010-03-12 14:09:53@matsuokayusuke 住宅事情が許し、作品に適した展示スペースを所有出来るのであれば話は別です。そしてそうしたスペースに入るものこそがアートであるという考え方も出来なくはないでしょう。
2010-03-12 14:13:32@yamakeng その時にはまだ十代の人もいました。「完成」以前と言って良いでしょう。アーティストになった人も、そうでない人も、今ならどういう答えをしてくれるでしょうか。
2010-03-12 14:18:52そういうアートは存在します。一方でそうでないアートも存在するでしょう。 @matsuokayusuke 「アートは(アートとして生きていけるだけの)スペースを要求する」という考え方はないのでしょうか? ソファでさえ、ある程度天井高がないと圧迫感があって置けないじゃないですか。
2010-03-12 14:40:24@sia_may 自分が気に入って購入した作品は、大抵その作家が若い頃のもので、しかも小さい作品なので、結果として安価ですが、それでも手元に置いていると、展示では見えて来ない所が反復的に見えてきます。
2010-03-12 15:17:43今日、長女は折り紙を折って作った作品を6ポケッツに販売。最初は「色選ぶと500円、選ばないと100円」だった。「その値段で自分なら買うの?」と反省(?)させて、最後は「選ぶと100円、選ばなければ1円」。1円でのみ買った。
2010-04-03 20:57:59ネット中毒者 暑さの指数、wbgtを応援してます。 tmblrなリンクはtumblrから流れています。リンク先の内容をよく読んでRTしてください。また、その内容が私の意見だとも限りません。