水木しげると手塚治虫~「どろろ」や「火の鳥」にライバル心が見える?
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これで本日、水木しげるサンのことをかくのも最後かな。最後に、今ごろ会っているであろう、2人のコラボを。だが「一番病」で検索しないように(笑) ちょっと貴重品。 pic.twitter.com/pso1z3NemR
2015-11-30 18:46:22togetter用資料 水木しげるさん逝去:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ blogs.itmedia.co.jp/natsume/2015/1…
2015-12-02 00:10:58自分が「水木しげるによって手塚治虫を相対化できる」と考えたのも元は夏目さんの指摘があったかもしれない。 / “水木しげるさん逝去:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ” htn.to/C1Ye2UZ
2015-12-01 11:43:54夏目房之介の「で?」
http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2015/11/post_4094.html
(略)
…マンガ論を手塚を軸に始めたとき、手塚を相対化する存在のひとつが梶原一騎とならんで水木さんだったし、とにかく水木マンガのあの世界が好きだった。でも、インタビューでご本人にお会いして、いきなりその人を食った存在にやられ、「水木マンガも面白いけど、ご本人はもっと面白いんだ!」と感動…(後略)
【おまけ】上記画像の解説記事を「漫棚通信」より。 mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2005/02/p…
2015-12-01 20:58:21February 13, 2005 水木しげると手塚治虫
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2005/02/post_7.html
(略)…水木しげる1922年生まれ、手塚治虫1928年生まれ。1965年、手塚治虫がW3事件で少年マガジンから離れたのち、少年マガジンの方針転換により、貸本マンガから最初にひっぱられてきたのが水木しげるでした。すでに43歳、前年にガロが創刊され、貸本時代の極貧から一息ついたところ。水木しげるのメジャー進出そのものが手塚治虫との因縁があったことになります。
同時代に手塚治虫という巨星が存在するわけですから、意識しないわけはない。水木しげるも手塚についてはフクザツな気持ちを書いて…(後略)
冒頭に画像関係を集めました
「火の鳥 鳳凰編」
前にも書いたがもう一度。手塚治虫は、鬼太郎で妖怪ブームを引き起こした水木しげるを嫉妬したが、その嫉妬を「火の鳥鳳凰編」で作品に昇華したと私は思う。才能を羽ばたかせつつも我王への嫉妬に狂う茜丸は当時の手塚の自画像で、腕を失いつつも生命力の塊として生き抜く我王は水木なのだろう。
2015-11-30 19:40:29なにしろ、鳳凰編のラスト見開きは、右が手塚流のペンタッチの写生、左が水木流の点描なのだ。 pic.twitter.com/s1wu91rkqx
2015-11-30 19:41:51うーん、なるほど。『火の鳥.・鳳凰編』にはそんな解釈も成り立つんだな……。確かに茜丸は性格的に負けず嫌いで、常にライバルを意識して蹴落としてきた手塚そのものという感じだし、対する我王はその人柄や作風、何より片手のキャラクターというところで水木に重なる印象。
2015-12-01 11:21:25手塚治虫の『火の鳥』の登場人物である我王は水木しげるで、茜丸は手塚自身であるという解釈は、分からないわけでもないが、自分の中ではやはり結びつかない。
2015-12-01 07:32:57「ヒットラー」
アドルフに告ぐ 最初の新書版は買ったけど、多分押し入れの中w 文庫版で買おうかなぁ、それにしても手塚版ヒットラーは中々良いです、工房内(と言ってもねろんと2人w)で人気の劇画ヒットラー(水木しげる)とは別人の様w pic.twitter.com/RROypUD2Fz
2015-11-20 18:24:39「一番病」
d.hatena.ne.jp/gryphon/201511…で詳しく描いたけど、生前の水木しげるサンが手塚治虫を、おそらく愛情と尊敬も込めつつ思いっきり揶揄した「一番病」という作品より。 今思うと、よく出版社のほうが載せたよな……。 pic.twitter.com/k37OzAtRx0
2015-12-01 08:17:16本日朝、水木しげるサンの手塚治虫風刺漫画「一番病」の画像をちょっと紹介したが、詳しい解説がここにあった。 / “漫棚通信ブログ版: 水木しげると手塚治虫” htn.to/4aQWs67vD
2015-12-01 19:52:09水木しげるが手塚治虫をモデルにして描いた「一番病」(1969年)という作品があります。
主人公は江戸一番のカンオケ屋徳兵衛。寺社奉行から使いがきて、このたびカンオケ文化向上のためカンオケ賞を設定することになった。ついては徳兵衛に審査員になってほしいと。
(略)
「なんつったって俺が日本一のカンオケ職人よ」
「カンオケ界の王者だよっ」
(略)
「しかし先生のように 日本にはじめて丸いカンオケを作られ それを今日の産業にまで高められた先生が なにも若い者と一緒になって数に挑戦される必要もないでしょう」
「でもぼくはお上に納める税金も一番です」
「もちろんカンオケの数だって負けられるものですか」
葬儀社主宰の瓦版用の座談会では、同業の「水又屋」と口論になります。…(後略)
これはキンドル版ね 畏悦録 水木しげるの世界 (角川文庫) 水木 しげる amazon.co.jp/dp/B00U24A676/… @AmazonJPさんから
2015-12-02 06:52:20主なブログは http://d.hatena.ne.jp/gryphon/ そちらと連動したり、関連する過去記事を紹介することも多いですが、まあ多めに見てください。(長く続けており、興味を持ったまとめは大体、過去の関連ブログ記事があるので…) 時事 政治 歴史 漫画 SF 創作論 格闘技 特撮 元祖・初出探しなどが主なまとめテーマ。 あと、ほとんどは「誰でも編集可能」にしているので当事者はじめ、他の方も編集できます。