【自衛隊カンボジア派遣】ジャングルに現れた「幻の邦人救出部隊」

扶桑委員会 @fussoo_moe

たしかに自衛隊員がこの法案に基づくもので使者が出る可能性はあるが、その蓋然性が最も高いのはPKOなんだよな……

各務原　夕@自動翻訳人形は眠っています @nekoguruma

@fussoo_moe というか、それ改正しなくても変わりなくない？むしろ改正しないままの方がリスク高くないかな

扶桑委員会 @fussoo_moe

@nekoguruma 駆けつけ警護や難民保護といったより危険なシチュエーションで武器使用する法的根拠ができたので、そういうことになったらこの法律のせいでそうなったというロジックは組める。現行法を厳格に適用するとそういう場面に陥ることはありえないから。

うみ @umi_tweet

@nekoguruma @fussoo_moe 駆けつけ警護が認められてなかったカンボジアPKOでは、『情報収集』名目で邦人選挙監視員を護衛し、銃撃を受けた場合には自衛隊員は射線に身をさらして自分が撃たれてから、正当防衛射撃するという滅茶苦茶な手筈だったので、リスクは減ると思う。

sakimori @sakimori8821

たしか「特別救護班」みたいな名前で編成されてて、事態が発生したらトラックで敵前に突っ込んで要件を満たす予定だったんだっけ…＞RT

sakimori @sakimori8821

あ、しまった。 カンボジアPKOの「特別救護チーム」についてまとめようと思ってたのに資料を置いてきてしまった

8_S01 @8_S01

なにそれ超見たい　>fav

sakimori @sakimori8821

もしかして、カンボジアPKOの特別救護チームの話って割りかし知名度低いのかしら…？

sakimori @sakimori8821

@thefrog1192 建前としては「負傷者が発生した際にその救護にあたる部隊」であったんですが、その実は邦人がゲリラに襲撃された際にその救出にあたる『邦人救護チーム』だったとか…

sakimori @sakimori8821

自分もかなり前に古本屋で買ったJ隊関連話が載ってる文庫本で読んだだけなので…

sakimori @sakimori8821

投票所などのパトロールが「邦人へのカップラーメン等の差し入れ」という建前だったのは割と有名かしら

sakimori @sakimori8821

ひと段落付いたので昼間にツイートしたカンボジアPKOにおける「特別編成チーム」についてツイートしていこう

sakimori @sakimori8821

出典については、2003年発行の宝島社文庫「新版・今こそ知りたい！自衛隊の実力」 228p「そのとき、自衛隊員は撃たれる覚悟だった！！カンボジアPKO、幻の『邦人救出作戦』」より pic.twitter.com/WozsYw49cX

sakimori @sakimori8821

”・「情報収集班」による邦人警護 九三年五月。自衛隊初の国連平和維持活動の拠点となったカンボジアのタケオ。首都プノンペンから南に約八八kmの駐屯地では、陸自北部方面隊の六百人が第二陣として派遣されていた。”

sakimori @sakimori8821

”派遣期間も残り四ヶ月。だが、駐屯地内では派遣中、最も緊張した場面を迎えようとしていた。UNTACの下での総選挙直前、駐屯地の中では奇妙な訓練が極秘裏に行われていた。”

sakimori @sakimori8821

”そのころ、現地情勢は緊迫していた。総選挙をボイコットしたポル・ポト派が武力による妨害を叫んでいたからだ。実際に日本人への被害も相次いだ。”

sakimori @sakimori8821

”まもなく総選挙を見守るため、四十人余りの日本人ボランティアが選挙監視員として各地の投票場に派遣されてくる。これ以上の犠牲者を出すことを許されなかった。”

sakimori @sakimori8821

”そんな国内の雰囲気は、当時の河野洋平官房長官の発言にも現れている。 「自衛隊員が選挙監視員と同一の場所に居合わせた場合、自分自身を守るだけでなく、我が国の要員の安全を守るべく、最善の手段を尽くすのは当然」 ともかく近くにいる自衛隊員が選挙監視員を守れ、というのだ”

sakimori @sakimori8821

”すぐさまタケオ駐屯地では、投票所の選挙監視員に水や食糧を送り届けながら、彼らのら身に危険が迫っていないかを偵察するパトロール・チームが編成された。名称は「情報収集班」。だが、その任務は選挙監視員の警護に限りなく近い。”

sakimori @sakimori8821

”「PKO協力法に警護任務はない」 「シビリアン・コントロールを踏みにじるものだ」 自衛隊のPKO派遣に反対してきた野党や多くのマスコミは、一斉に激しく批判を浴びせた。 だが、緊迫の度を増す現地で、新たにもう一つ別のチームが組織されたことに気づく人はいなかった。”

sakimori @sakimori8821

”・「緊急医療支援チーム」の極秘任務 総選挙を三日後に控えた五月二十日夜。タケオ駐屯地に西元徹也陸幕長(当時)から、一通の書簡が届けられた。 「邦人選挙監視員の安全を確保するため、できるだけのことをしてほしい」 書簡を読み上げる幹部は、最後を次のような言葉で締めくくったという。”

sakimori @sakimori8821

”「責任はすべて私(西元)がとる」と。 じっと聴き入っていたPKO派遣部隊の幹部らは、それを「邦人救出命令が下された」と受け取ったという。”

sakimori @sakimori8821

”「命令」の法的根拠は見当たらない。しかし、現実に救出する場面を考えたとき、それは「ポル・ポト派が投票所を襲撃した状況しか思い浮かばなかった」と幹部の一人は打ち明ける。”

sakimori @sakimori8821

”「銃撃戦は必至」と、幹部は部隊にいる精鋭のレンジャー隊員をリストアップ。負傷者の治療などにも対応するため、医官と衛生兵を含め、急遽三十四人からなる「緊急医療派遣チーム」が編成された。名称からは想像もつかないが、邦人救出だけを目的とした、初めての組織が作り上げられたのである。”

sakimori @sakimori8821

”しかし、またそれは同時に、彼らがとてつもなく大きな難問を突きつけられてしまったことも意味していた。”