- tabitora1013
- 72411
- 35
- 280
- 325
なぜ必ずと言っていいほど乳幼児はアンパンマンを好きになり、突然卒業するのか? - Togetterまとめ togetter.com/li/871055 こういうの好き
2015-09-08 18:17:25「なぜ必ずと言っていいほど乳幼児はアンパンマンを好きになり、突然卒業するのか」もおもろかったけど、心理面から考察したこのツイートが自分的にはツボだったのでまとめてしまいました
アンパンマンに関する考察① ある年齢時期の子ども(1歳半〜3歳半くらい)にアンパンマンが好かれるのは、ちょうどその時期の視覚認知の発達段階にマッチしたキャラ設定だからだと考える。加えて、現在の日本において、至る所にアンパンマンが登場する、という環境的な要因もあるだろう。
2015-09-08 09:09:26アンパンマンに関する考察② 一歳〜一歳半にかけて、子どもは形の認識ができはじめ、同時に一対一のマッチングが可能になる。その時期に、丸という認識しやすい形の顔に、赤い色合いのキャラ設定のアンパンマンは、かなりのインパクトをもって子どもの目に映る。
2015-09-08 09:12:10アンパンマンに関する考察③ しかしそれだけでは、好きになる要素としては不十分。この、認識しやすくていつも同じ形と色合いのキャラを、町のあちこちで見かける。そうすると、自分が知ってるものを見つけた、という安心や喜びがそこに生じる。はじめて外国語を学んでその国にいって
2015-09-08 09:15:25アンパンマンに関する考察④ あ、この単語知ってる!と見つけて喜ぶのをイメージするとわかりやすいだろうか。 それと同じ現象は、犬や猫などの四つ足歩きの生き物をみつけてワンワン!というところにもあらわれる。これは概念形成の発達も絡んでくる。同じ特徴を見出し、見つける、が楽しい時期だ。
2015-09-08 09:17:31アンパンマンに関する考察⑤ ちょうど発語がではじめる時期、ワンワンと同様に、アンパンマンという音もまた、つくりやすい音であることも、アンパンマン好きを加速させる。見つける喜びに加えて、発語できる喜びまでも備えている、それがアンパンマンの最大の魅力である。
2015-09-08 09:19:32アンパンマンに関する考察⑥ そして、よくできたことに、アンパンマンには、似たような形だが色が違ったり、円だけではなく形が違うキャラが登場する。ちょうど二歳〜三歳にかけて、形の異同弁別の力が育つ時期で、三歳頃までにはかなり複雑な、ひし形や平行四辺形などの多角形の認識が可能になる。
2015-09-08 09:21:53アンパンマンに関する考察⑦ そうすると、次におこるのは、キャラを見分けることが楽しい、という現象。子どもというのは、発達の最近接領域にあるものにはすごいエネルギーを注いでいくものなので、この時期にもまだまだアンパンマンが面白くてたまらない。
2015-09-08 09:24:20アンパンマンに関する考察⑧ やがてその時期をすぎ、三歳半になる頃には自我も育ち、アンパンマンを卒業していく子も出てくる、と考える。
2015-09-08 09:26:03アンパンマンに関する考察⑨ なお、この考察については、聴覚優位であり、一歳半から二歳にかけて外食などの機会が少なかった長女が全くアンパンマンに興味を示さなかったのに対し、視覚優位で、一歳くらいから外食や外出の機会が多い次女がアンパンマン信者となっている現象からの考察である。
2015-09-08 09:28:47八丈島出身。猫3匹とぬくもり中。 産婦人科医。趣味:年一回のダイビング、誰かに料理を作る。習慣:飲酒、ジム通い 1日の半分以上、次に何を食べるかについて考え中。キライなものは納豆と陰口。 病院内研修いいんちょ。フォローが増えないのは読み切れないから。 虐待、中絶、カルト嫌い。あらゆる命が受け入れられることを望みます。