ばんごはんは塩おむすびでした。
これはおにぎりというよりはやはり「おむすび」。
うまいなあ、塩むすび。 普通の米と水道水と普通の塩でこんなにもうまいものができるなんて。 pic.twitter.com/3FUhaIHA4l
2015-07-19 18:57:22専門家の登場です。
塩おむすびがおいしいのは、決して当たり前のことではないのです。
日本の米と、水道と、塩がどれも高水準だということでもあるかな。 twitter.com/Butayama3/stat…
2015-07-19 20:58:17あと、白米にする為の精選と精米の技術もすごいんです。(サタケさんの受け売りだけど)
2015-07-19 21:00:05水道水がに癖がなくて調理に使えるのは日本が(大抵の地域では)水に恵まれているから。水道水が安全なのは上水道の水質浄化と送水技術のお陰でもある。(ローマで水道水を口に含んだら薄い塩味を感じたし。)
2015-07-19 21:15:35あと、忘れちゃいけないのは日本のお米のデンプンが低アミロースで粘りけが強いということ。高アミロースでパラパラのインディカ米だとおにぎりの形が維持できない。
2015-07-19 21:18:20いろんな条件が奇跡的にマッチして、美味しい塩むすびはできているのである。
2015-07-19 21:20:12あら、アミロースの高い低いでぱらぱらかもちもちか決まるんですか。
デンプンは、ブドウ糖が鎖状に繋がった大きな分子です。そこまでOK? twitter.com/Butayama3/stat…
2015-07-19 21:23:19でもって、ブドウ糖の繋がりかたが直線状に3000-12000個繋がったのがアミロース。アミロペクチンは直線状に繋がったブドウ糖20個に1回くらい枝分かれして樹のような形になった分子。両方をあわせてデンプンと言います。 twitter.com/Butayama3/stat…
2015-07-19 21:29:07@Butayama3 インディカ米では、このアミロースのデンプンに占める割合が高くて22-28%。ジャポニカ米の場合は14-18%。糯になるとほぼ0%になってます。
2015-07-19 21:33:01@Butayama3 細かくいうと、アミロースでもちょいちょい低頻度で枝分かれはありますがそこは目をつぶってw
2015-07-19 21:34:12@Butayama3 で、日本のお米(と標準的な炊飯方式)では、アミロースは低めの方が炊き上がりの粘りけがあって食味がいいということがわかってきたのが1970年代位だったと思う。以来、アミロース含有率の低いお米が全国的な品種改良の目標になってます。
2015-07-19 21:41:01@Butayama3 その方向性でもっとも成功してきたのが北海道のゆきひかり、キララ397、ほしのゆめ、ななつぼし、最近ではゆめぴりかなどの良食味米シリーズ。
2015-07-19 21:46:51@Butayama3 それと、デンプンの総量=アミロース+アミロペクチンなので、一方が増えれば一方が減る関係にあります。
2015-07-19 21:58:03あれ、もしかしたら。
@Butayama3 それはドイツ語読み。英語読みだとアミレース。酵素が使う材料(基質と呼ぶ)に-aseをつけて、アミロース酵素がamylase になります。
2015-07-19 21:53:39さて、高アミロース米はパサパサ、低アミロース米はもちもちというのはわかりました。
そうすると、枝が多いアミロペクチンが、こう枝が絡まるようにねばるのかしら。