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<名古屋城>復元「木造で」…市が調査結果、議会で異論噴出(毎日新聞) - Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150618-…
2015-06-18 09:28:13@1miyash @imaikuni 名古屋城の天守閣クラスともなれば、本丸御殿とは使用する木材のサイズや量が雲泥の差だと考えられます。すでに17世紀初頭の城郭築造ラッシュで檜の大径材が枯渇している日本列島で、これを建てられるだけの木材があるのでしょうか?甚だ疑問です。
2015-06-18 10:35:14おっしゃる通りだと思います。最近、よくいわれる、天守閣木造復原に追い風…論は再現性の問題も含めて、ちょっと、?のことが多いです。 twitter.com/gijyou/status/…
2015-06-18 10:39:55@1miyash @imaikuni 姫路城天守閣の昭和大修理の折には心柱の調達に日本国中の山という山を探し回ってようやく見つけたと聞きます。薬師寺の再建には台湾檜が用いられましたが、今では輸入はおろか伐採も禁じられています。最近の興福寺中金堂ではアフリカケヤキが使われています。
2015-06-18 10:44:26@1miyash @imaikuni 集成材を使えば本来の木材のサイズを気にしなくて済みますが、果たして接着剤が今後数百年の使用に耐えるものなのか、おそらく検証すらされていないでしょう。 技術的には復元可能だとは思いますが、材の調達という点で、非常な難題にぶつかることでしょう。
2015-06-18 10:48:30@gijyou @1miyash 文化財の復元、修理に使われる「外材」については、最近大阪本社の小滝編集委員が記事にしました。大阪本社発行紙面のみの掲載でしたが。せめてデジタルに掲載してくれれば。 twitter.com/chihiroktk/sta…
2015-06-18 11:02:33↓引用されたツイート
@imaikuni @1miyash 記事の通りですね。伊勢神宮の御用材伐採地で有名な木曽の赤沢へ初めて行った時に何がショックだったかというと、江戸初期の強度伐採によって樹齢350年を超える木曽檜が皆無だということでした。昨今の天守閣再建ブームはこの繰り返しになることが心配です。
2015-06-18 11:07:39@imaikuni @1miyash 樹齢350年ぐらいの木曽檜では、奈良時代の平城宮主要建物や台湾檜を用いた薬師寺主要伽藍のように、芯を外しての用材利用のような贅沢はできませんので、その点でも忠実な再現とは言えなくなるでしょう。
2015-06-18 11:11:33@gijyou @1miyash 平城宮跡でも先に建った朱雀門では樹齢4百年のヒノキが調達できたものの、大極殿は3百年未満の材しか入手できなかったとのことです。
2015-06-18 11:27:12@imaikuni @1miyash おそらく芯持ちのまま使っているということですね。奈良時代もまた、宮殿や大寺院の建築ラッシュで贅沢に畿内周辺の檜材を使ったために、近江の田上山が今だに禿山であることはあまり有名ですよね。
2015-06-18 11:30:15@imaikuni @1miyash 蛇足ながら一言。私たちは、かつて故・西岡常一棟梁がおっしゃっていた「樹齢千年の檜」を自由に使える時代には生きていない、ということを良く認識しておく必要があると思います。
2015-06-18 11:55:38