五十鈴は重たくなった脚を叩き起こして、再度船の方を見やる。 「答えが今まさに出てきたわよ」 緩衝材で包まれた、それは吹雪型に代表される駆逐艦の標準的な背部艤装であった。内部の主機、通例「戦闘機関」とよばれているものが、サルベージ艦にとっての生命機関を兼ねるのだ。 #座礁艦隊
2015-05-27 14:08:45運び込まれた轟沈艦娘に匹敵する数が次々と、"屍体置き場"とは別に仕切られた区画へ運び込まれてゆく。それらは驚くべきことに砲や魚雷管など一式が揃っており、さらに驚愕すべきは――まるで新品のように見えていることだった。 #座礁艦隊
2015-05-27 14:13:07そんなバカな。五十鈴はそこから導き出された想像を振り払おうとする。 『厄介なことになってきたな』 通信の向こうで猪口敏江も唸る。 轟沈艦娘本体の修理は、妖精さんが通例行うアフターケアである程度時間をかけて、動けば良い状態へ持って行く。 #座礁艦隊
2015-05-27 14:17:10ただし、艤装は艦娘管理法により対象にはならない。鎮守府や認可民間警備会社の管理下から外れた艤装が無節操にアフターケアで修理されれば、即ち脅威となり得るからである。スハールの木曾が同胞団に拾われた時も、艤装だけは破損し使用不能のまま保管された、そう五十鈴は聞いていた。 #座礁艦隊
2015-05-27 14:21:22では目の前で運び込まれている、新品あるいは新品同様にしか見えない艤装はいったい何なのか。どこから調達されたものなのか。 サルベージ艦の艤装は、同じくサルベージされた、戦闘機関が動く物を揃えてテロリストが手作業でどうにかして修理し接続させたものだと予想されていたのだ。 #座礁艦隊
2015-05-27 14:26:32提督「いいかい雪風、一航戦の二人が並んで立っててもそれは二航戦にはならない」 雪風「はい!」 提督「もちろん二航戦の二人が並んでいても四航戦にはならない」 雪風「で、では四航戦の二人が八航戦には…?」 提督「ならない」 雪風「五航戦二人で十航戦にも!?」 提督「ならないんだ雪風」
2015-05-27 14:42:19秘書艦なりたての初期艦は、自分よりもはるかに秘書してる任務娘であるところの大淀さん(艤装未着)に複雑な思いを抱くという。
2015-05-28 11:12:28艦娘の年齢感覚は人間のそれとは大きく異なるのだ…。なにしろ建造直後からそれなりの知性と自己意識と一般教養等を身につけているからして。
2015-05-28 12:17:35流れの不思議挨拶マンイーターゲーマーにしてストライダ乗りです。 カオスフレアSCとかNW2とかTRPGしてます。マイブームは武装神姫。フブキさんかわいいよフブキさん