放射能恐怖症 (radiophobia) は認知バイアスのひとつ
- HayakawaYukio
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放射線恐怖症 (radiophobia) は放射線リスクに対して過剰な恐怖を抱くことを意味する。それは認知バイアスのひとつであり、ふつうの人が陥りやすいわなである。私自身も、福島第一原発事故後2年ほどそれにからめとられていた。
2015-02-26 14:09:41放射線恐怖症に最初からとらわれなかったひと、いまでも放射線恐怖症にとらわれているひと、そしてその症状には軽重がある。今回、放射線恐怖症をわずらわなかったひとが正しかったわけではない。その人の経験や価値観や経済によって、ただその側に立たなかっただけの場合が多いだろう。
2015-02-26 14:11:35いろんな事情があるだろうから、個人の放射線恐怖症を他人がとやかく言うのは望ましくない。もし病気と判断されるほど重い場合は、専門医による治療が必要だろう。
2015-02-26 14:14:21今回は、当局による悪質な情報隠しがあったから、むしろ放射線恐怖症をしばらくわずらったひとのほうが正常だったと、私は思う。
2015-02-26 14:16:34福島第一原発事故の直後は放射線恐怖と正常性バイアスの天秤がどちらに傾くか、予断を許さなかったんだよね。自分にとっては後者の立場で様子見するしかなかったな。
2015-02-26 14:17:41・セシウムはチェルノブイリの1割出たわけだし、 ・それは、東電がベント操作したときに出たわけだし、 当局が当初言ってた「大丈夫です」は、ちっとも大丈夫じゃなかった。放射能で確実に汚染された。 それでも、この程度の汚染なら前と同じように暮らせるとデータでわかったのが、いま。
2015-02-26 14:37:00ガスは満タンにしておいて、結果論として逃げる必要はなかっただけだね。 万一の場合には家族を連れて逃げなくちゃならないけど、個人としては早く被災地に行きたかったんだ。
2015-02-26 14:41:20関東だったけど、あとで聞いたら、ガソリン満タンにして、水買ったりストックしたり換気止めたり、家庭菜園のものさっさと収穫したりして、「放射能がくる」前提で備えてた友人親戚はわりといたな。実際に逃げたのは少数派だったかなぁ。
2015-02-26 14:56:48人体への影響は人体に近い所で判断していくという原則(遠い所で測れば誤差が大きくなる)からすれば、着目すべきは空間線量率と大気中のダスト、食べ物だったはず。土壌や放出量に行った時点で既に遠回りだというのが僕の当時からの考え。
2015-02-26 15:05:18それは、ずいぶん早い段階からできていました。チェルノブイリとの比較(初版)は2011年4月15日でしたから。@yoka72
2015-02-26 15:12:33フクシマとチェルノブイリの比較は当初から正しくできました。惑わされたのは、間違っていたのは、チェルノブイリの被害認識でした。
2015-02-26 15:13:53チェルノブイリて、 ・すごくこわい ・けっこうこわい ・それほどでもない ・ぜんぜんたいしたことない と、被害認識が時間とともに変わっていきました。
2015-02-26 15:15:12福島県がやっている小児甲状腺検査のスクリーニング効果が明らかになっていった過程は、チェルノブイリの被害をあやしむに十分だった。
2015-02-26 15:18:33ガラスバッジが示す実効線量は芝生実測値の5分の1 kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-614… 2013年9月に至ったこの理解が決定的だった。芝生実測値(航空機モニタリングでもよい)がガラスバッジの5倍だと誰も教えてくれなかった。
2015-02-26 15:22:37追加被ばくマップ kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-621… そして、その翌月に書き直した追加被ばくマップ。
2015-02-26 15:34:38科学によるリスク評価ができていなかった2年半を反省する。 - Togetterまとめ togetter.com/li/572905 そのとき、このように反省した。いまから1年半前のことだ。
2015-02-26 15:37:44「ガラスバッジが示す実効線量は芝生実測値の5分の1」については、同じ頃、中西準子さんも言ってたよね。去年のちょうどいまころ出た彼女の本に書いてある。本に書いてあるけど、国も人々も、まだ認めてない。いったん決めた0.23マイクロは揺るがない。年1ミリも揺るがない。
2015-02-26 15:43:36