Evernote記者発表会が始まりました。フィルCEOの挨拶。まずはiPhoneで会場を撮影(笑)「ミナサマハジメマシテ」今回は日本のオペレーションをローンチすることになり発表します。(Evernoteの概要を説明)
2010-03-03 14:04:13フィル「Evernoteはいわば外部の脳。ユーザの関心のある情報をいつでもどこでも、一生の間、蓄積することができるサービス。パソコン、スマートフォンなどのデバイスから利用可能。全てのデバイスでデータを同期することも可能。Win/Mac/iPhone/Androidなどで使える」
2010-03-03 14:05:52フィル「毎日7,000人のユーザが参加している。ユーザの32.37%がiPhone、32.30%がMac、37.51%がWindows、15.72%がウェブ。Androidは3,90%。ユーザは複数のデバイスを使いこなす。Androidが急成長中」
2010-03-03 14:10:24フィル「日本のユーザが突出して多い。1年くらい前までは他の国と変わらなかったが、ここ1年で日本のユーザが爆発的に増えている。これに気付いて日本進出を決めた。日本に次いで多いのはオーストラリアだが、日本の食べ物に興味があったので日本にした。日本のユーザ数は15万を超えている」
2010-03-03 14:12:58フィル「日本から毎日25,000のユニークユーザのアクセスがある。アメリカ以外では最多。イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインを全てあわせた数より多い。日本語化されていないにも関わらずユーザが多いのは驚き。日本のユーザは2倍も多くアクセスしている」
2010-03-03 14:14:42フィル「Evernoteに関する書籍も2冊登場する。できるポケット+EvernoteはAmazonでベスト100にランクインしている。実は英語版の書籍は準備はされているがまだ出ていない。日本語でひと足早くお目見えしたのは嬉しい。英語版は翻訳すると手っ取り早いかもしれない」
2010-03-03 14:16:57フィル「日本語版を公式にリリース。Win/Mac/iPhone/Androidそしてウェブアプリが日本語版が提供される。日本語版の提供は夏を予定していたが、熱心な日本のユーザの協力によって何ヶ月も前倒しすることができたのは嬉しい」
2010-03-03 14:18:51フィル「パートナーの紹介。キヤノンのポータブルスキャナ。Win/Mac対応。Evernoteボタンがついているので押すだけで取り込まれる。特に気に入ってるのはどんな方向で書類を入れても向きを自動で検知してくれる機能」
2010-03-03 14:21:58フィル「続いてソニー。日本で販売される全てのVAIOにカスタム版のEvernoteがバンドルされることに。ソニーと協力してさらにカスタマイズされた豊富な機能のものを開発中」ソニー担当者「欧米ではバンドルされていたが日本語版ができたので今後は日本でも」
2010-03-03 14:23:28フィル「次はドコモのXperia。Androidは急成長中のプラットフォームなので期待している」ドコモ担当者「携帯というデバイスはスキャナでありビュワーでもある。Evernoteとはベストなマッチングだと思う」フィル「アンドロイダー(Androidの情報サイト)とも協力していく」
2010-03-03 14:26:10フィル「次にEye-Fi。あらゆるカメラからEvernoteに直接情報を送れるようになる。Eye-Fiを購入したユーザにEvernoteはプレミアム会員を1年間バンドル。こうしたマーケティングはEvernoteとして世界で初の試み。実はカリフォルニアではオフィスが隣同士」
2010-03-03 14:29:07フィル「次はインフォテリア。twitcalと連携。デモを見たが魔法としか思えないほど。Evernoteのデータを解析し適切なカレンダーとしてiPhoneに送るというもの。驚異的なスピードで開発されたもの」平野氏「日付の入った情報を解析してカレンダーアプリに送る」
2010-03-03 14:31:55フィル「次にアブラサス。レザーのメモケース。紙に書いてiPhoneで写真を撮るとEvernoteに送られる。ローテクとハイテクを匠に組み合わせたアイデアだと思っている」
2010-03-03 14:34:18フィル「日本法人は90日以内に正式オープンする。フルタイムの従業員を採用し、開発、マーケティング、ユーザサポートなどを提供していく予定。日本のエンジニアによって日本のマーケットに特化した開発も進めていく」
2010-03-03 14:37:09質問「ビジネスモデルは?売上規模は?」フィル「基本的にフリーミアムモデルで運営している。基本は無料。できるだけ長く使って欲しい。長く使うほど離れられなくなるから。250万人のユーザがいて有料ユーザは5万人。転換率は日々高くなっている」
2010-03-03 14:42:15質問「日本法人の規模、出資者、資本金は?」フィル「当初はUS本社の100%子会社。今年の従業員は5名程度を予定」
2010-03-03 14:44:02質問「現在のドル建て決済だが現地通貨の予定は?パートナーシップの役割は?」フィル「現在、クレジットカードの場合はドル建て、iTunesでは円建て。日本法人開設後は全てのオペレーションを日本語化する。クレジットカードも日本円での支払いの予定」
2010-03-03 14:46:21フィル「現在の利用者はクチコミ。パートナーとの提携によって広く知られるようになることを期待。キヤノンのスキャナーやVAIOを購入してEvernoteを知ることになることを期待している。パートナー毎に独自の契約になっているが全体としてはユーザが増えることによる利益を考えている」
2010-03-03 14:48:35質問「90日以内に画像の日本語検索を完成させたいということだが漢字はどのくらいの種類まで?」フィル「日本語の文字認識は最も困難な挑戦。やりがいを感じている。当初は一部の漢字について。やがて認識精度を高め数も増やしたい」
2010-03-03 14:52:00質問「その他のデバイス対応は?カメラやLinuxなど。要求仕様は?」フィル「考えています。カメラ、テレビ、その他最終的な目標はありとあらゆるものに。アーキテクチャは非常にフレキシブル。クラウドとローカルの処理は選択できるようになっている。パワーがなければサーバサイドで処理する」
2010-03-03 14:56:32質問「開発の日本のパートナー企業は?現状の認識率は?」フィル「複数の日本企業と日本語認識に関して提携。どこが景色でどこが文字なのかといった解析についてEvernote自身は蓄積を持っているので、これを日本語に応用していくことが次のチャレンジ。文字を認識したらOCRに渡す」
2010-03-03 14:59:54フィル「認識の成功率は条件によって大きく変わる。高精度なスキャナーなどはほとんど100%の成功率。ピンボケした写真や傾いているといった場合は90%だったりそれ以下の場合もある。現在は英語ほどのレベルには達していないが日々改良を加えている」
2010-03-03 15:01:47質問「今後の機能拡張にコラボレーション、コミュニケーション、ソーシャルな機能はどうなるのか」フィル「今までは個人ユースを主としていた。しかし資料を取り込んだ後に共有するという機能は既にある。前回、日本を訪問した時は食べた料理を全て撮影してアルバムにして友だちや同僚に公開した」
2010-03-03 15:04:23