西洋人で初めてISILを取材したJürgen Todenhöfer氏のルポ「イスラム国から受けた7つの印象」
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Jürgen Todenhöfer, “Islamic State”―Seven Impressions of a Difficult Journey (22, 12, 2014) juergentodenhoefer.de/seven-impressi… イスラム国についての優れた取材報告です。
2015-02-05 15:36:52Jürgen Todenhöfer ドイツ連邦議会政治家(キリスト教民主同盟、5期在職)で現在ジャーナリスト、ドイツで最も著名なアフガン・イラク戦争反対者として知られる。2014年西欧のジャーナリストで初めてISに取材が許可された。 en.wikipedia.org/wiki/Jürgen_To…
2015-02-05 15:39:00Jürgen Todenhöfer(キリスト教民主同盟政治家、ジャーナリスト)がISISの「カリフ」から与えられた取材許可書。ラッカやモスルに10日間滞在し取材した。常に秘密警察が同行し、通信手段も没収されたが、身の安全は保障された。 pic.twitter.com/5fOrSdXCFd
2015-02-05 15:50:33J. Todenhöfer(独CDU政治家、ジャーナリスト) ISは我々が考えている以上に賢く、また危険である。2万5千人のイラク兵が守るモスルは400人のIS兵士によって撃退された。 pic.twitter.com/lWIqpGVons
2015-02-05 15:58:37J. Todenhöfer(独CDU政治家、ジャーナリスト) ISに参加する西欧の若者は必ずしも母国で失敗した者だけではない。エリートコースにありながら、それを捨て、志願する若者も多い。 pic.twitter.com/z0SidKgD3Q
2015-02-05 16:02:28J. Todenhöfer(独CDU政治家、ジャーナリスト) ISは中東の他の独裁国にも劣らない統治機構を備えている。シーア派マリキ政権下での差別と弾圧に苦しんだスンナ派住民は、新たな国家をよりマシなものとして受け入れている。 pic.twitter.com/BOnHgMaEPQ
2015-02-05 16:09:15J. Todenhöfer(独CDU政治家、ジャーナリスト) ISの目的は中東や世界の征服ではない。彼らの望みは、経典の民(ユダヤ、キリスト、イスラム)以外のすべての背徳者(無神論者、多神教者など)をこの世から抹殺することである。 pic.twitter.com/zzf2irFMaZ
2015-02-05 16:14:07J. Todenhöfer(独CDU政治家、ジャーナリスト) 民主主義に傾倒するムスリムも抹殺される。無神論者、多神教者が死を免れるには、ISが征服する前に自発的改宗をすることである。経典の民(ユダヤ、キリスト)は納税義務を負う。 pic.twitter.com/5MtlCweb4d
2015-02-05 16:20:36J. Todenhöfer(独CDU政治家、ジャーナリスト) ISISはムスリム世界では圧倒的な少数派である。イスラム教は「共感の宗教」である。コーランの教義とISの教義が相容れると考えることは不可能である。 pic.twitter.com/vd5jNtrCl7
2015-02-05 16:26:24J. Todenhöfer(独CDU政治家、ジャーナリスト) ISを空爆やミサイルで消滅させることは不可能だ。300万人都市モスルはたった5千人のISが支配している。爆撃により多数の民間人が巻き添えになり、彼らが新たなテロリストになる pic.twitter.com/h2WYNsxMpr
2015-02-05 16:31:36J. Todenhöfer(独CDU政治家、ジャーナリスト) 鍵となるのが穏健派スンニ派だ。彼らだけがISと対抗しうる。その為には、排除されてきた彼らがイラク社会で再統合されなければならない。これだけがISを食い止める唯一の方法である pic.twitter.com/2x0IcYo9uv
2015-02-05 16:35:37J. Todenhöfer(独CDU政治家、ジャーナリスト) ISから母国に帰還した人間がテロの脅威になるか否かは議論が分かれる。むしろ、ISには参加していないが、ISに共感をもつ者が自国でテロを起こすリスクの方が大きいかもしれない pic.twitter.com/XSI2uccRdu
2015-02-05 16:40:55J. Todenhöfer(独CDU政治家、ジャーナリスト) ISは冷戦後の国際秩序で最大の脅威である。彼らはジョージ・W・ブッシュの愚行(イラク侵略戦争)が生み出し、現在我々はその高い代償を支払わされている。西欧はなすすべがない。 pic.twitter.com/KNsxlgH3RI
2015-02-05 16:48:23その他J. TodenhöferのIS取材についてのレポートには以下がある。 Rare Islamic State visit reveals 'brutal and strong' force(BBC、23, 12, 2014) bbc.com/news/world-mid…
2015-02-05 16:55:00J. Todenhöfer氏は「ISILはジョージ・W・ブッシュが生んだ赤子である」とし、アフガン・イラク戦争について厳しい批判を展開している。 “ISIL is the baby of George W Bush” euronews.com/2015/01/16/the…
2015-02-05 17:01:12平均的な日本人は、ISILの残虐さにショックを受けながら、安倍のタカ派的な外交姿勢にも漠然とした不安をもっている。政権の危機管理能力を疑っている者も多い。しかし、御用達のメディアはISILの残虐性をクローズアップさせることで、日本人の思考能力を徹底的に奪おうとしている。
2015-02-06 23:58:15The Heat interviews a journalist that spent 10 days in ISIL(CCTV) youtube.com/watch?v=SzCI7r… 西欧人で初めてISを取材したJ. Todenhöfer(前独連邦議会議員、ジャーナリスト)が出演
2015-02-07 06:38:32J. Todenhöfer(前独連邦議会議員、ジャーナリスト) ・ISはもはや国と言ってよい。独裁であるが、統治は機能している。住民もISを支持している ・海外から来る兵士は母国でエリートであった人間も多い。彼らは知能も高く、理想に燃えている。ISは単なるテロリスト集団ではない
2015-02-07 06:42:13J. Todenhöfer ・ISは啓典の民(ユダヤ、キリスト)との共存は認めるが、それ以外の人間は抹殺する ・300万都市モスルは5千人のISが支配する。空爆は事実上不可能 ・2万5千人のイラク兵が守るモスルをたった400人の兵士で攻略した。ISは強く、米地上軍でも勝てない。
2015-02-07 06:53:33J. Todenhöfer ・ISが人質の斬首を宣伝するのは米国を挑発するためだ。ISは米国が地上軍を投入することを望んでいる。彼らの望みは米国との戦争だ ・当事者のアラブ人のみがISに対抗しえる。とくに、穏健スンニ派が鍵になる。西欧の介入は過去200年の愚行を繰り返すだけだ
2015-02-07 07:10:23ISは冷戦後国際秩序の最大の脅威、ナチスに匹敵する集団だが、イラク戦争の大量殺戮、シーア派マリキ政権のスンナ派への民族浄化、シリアのアサド政権による反体制派に対するジェノサイド、こうした背景がほとんど報道されずにISの冷酷さだけが独り歩きしている。これでは事の本質に迫れない。
2015-02-08 07:52:18ISを訪問した独ジャーナリストは「ISの残忍さはナチスを超えている。アルカイーダなど足元にも及ばない」と告白している。報道関係者が死を覚悟で行くとしても、中田考氏等から「身分証明書」をもらい、容疑をかけられないようにすべきだ。難しい判断だが、現段階での渡航禁止措置は仕方がない。
2015-02-08 08:49:23