日中戦争から明治体制についての、司史生氏と整備兵氏の深夜の語らい
- dragoner_JP
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日中戦争と動員
日中戦争で引けなくなった理由のひとつに、急膨張した陸軍の動員解除の問題があったように思います。成果なしでは獲得した予算がまた削られるし、戦場で血と硝煙の臭いを嗅ぎ勲章の旨味を知った佐官・将官たちをリストラしなくてはならない。
2014-09-21 19:06:49陸軍では戦時動員に備えて中上級の士官を連隊本部や師団司令部にプールしてたわけですが、大半はさしたる仕事も無ければ昇進の見込みも無く、退役までお先真っ暗の窓際族でした。それが日中戦争で大隊長や連隊長となり、さらには将官となれた(蒋官と揶揄された)。
2014-09-21 19:13:57陸軍省で軍務局長永田鉄山少将をぶった切った相沢三郎が、まさにこの連隊付の無任所の中佐でした。相沢には思想的背景はありました(だが忙しいポストなら昭和維新運動にかぶれる暇はなかったろう)が、この連中のリストラは辞令一本では済まなかったでしょう。
2014-09-21 19:19:32@tsukasafumio まだ大学とかの学校配属将校の方がマシな感じもします>連隊付とかのプール将校 クビに出来ないけど軍の外に恥ずかしくて出せない人材も居たでしょうし
2014-09-21 23:41:12現在進行形に空目してしまうのは何ででしょうか… QT @murajidash seibihei @tsukasafumio ただでさえ軍需企業は軍人天下り組が邪魔で困ってましたのにw
2014-09-21 23:50:44@seibihei @tsukasafumio 大丈夫、日本だけではなくて世界中の軍需企業が現在も役に立たない天下りに悩まされてますw
2014-09-21 23:51:59日中戦争は、平時ならまず職務不適格としてその地位に就けないような団隊長が輩出したことは、軍紀の荒廃に影響しているでしょうね。 RT @murajidash まだ大学とかの学校配属将校の方がマシな感じもします>
2014-09-21 23:56:38@murajidash @seibihei それで食えるかはともかく、各県の在郷軍人会で偉そうな顔だけはできますよねえ。
2014-09-21 23:58:04@tsukasafumio 指揮官を支える下士官の方も払底してましたからね。他国と比べて相対的にマシなので目立たないだけで
2014-09-21 23:58:43ドイツは徴兵制で軍に行くかわりに介護とかの仕事に就くのも認めてましたが、やはり介護団体も「軍からの天下りを受け入れると人員割当多い」とかあったのでしょうか?
2014-09-22 00:08:04@murajidash 徴兵忌避者による介護人員確保が業界に欠かせないようになってしまい、却って徴兵制廃止に踏み切れないというジレンマが報じられていましたね
2014-09-22 00:13:37@murajidash 専門性の高い職種、たとえば憲兵もそうですよね。日中戦争以前の憲兵は人員が少ないので候補者の選抜も教育も手間隙かけていました。日中戦争後の員数だけ水増しされた憲兵とは、法務知識も捜査能力も格段に差がある印象です。
2014-09-22 00:02:44@tsukasafumio しかし程度問題とは言え、同時代のドイツ、ソ連、中国とかの士官や専門職養成と比較すると「アレ?日本軍ってそれなりに頑張ってる?」とも思えてくるのが何とも
2014-09-22 00:05:25@murajidash ようは均質化された初等・中等の公教育が整備されていたこと 制度の不備をカバーしたのではないかなと。例えば国民党軍なら、整列するとか時間に集合するといった小学校レベルの規律から兵営で教えなきゃならんわけで。
2014-09-22 00:12:10日本の自衛隊は、他国より指揮官の平均年齢が高いので頭が硬いとか批判する人居ますが、他国はそれを維持する為に出世できない将校を早期退役させて軍事企業とかに大量天下りとかさせてるので、まだ日本社会の方が健全だと思ったり
2014-09-22 08:55:05盧溝橋事件前後の日本陸軍
盧溝橋事件直前の25個師団程度の規模の帝国陸軍は、その時点ではまだ近代軍として充分な装備と能力を持っていたように思われます。そして、それ以上の規模や戦場を支える国力が無かった。
2014-09-22 00:20:25