刑務所の実情について
作業報奨金とは、受刑者が、刑務所内での作業を行った際に発生する報奨金です。しかし、作業は労働ではないので、もらえる報奨金は月額数千円レベルです。
2014-07-29 23:37:32さらに、刑務所内においては、食事が出されるし、寝るところもあることから作業報奨金が発生しても必ずしも全額が支給されるわけではなく、一部を渡して釈放時に残金を渡すことになっています
2014-07-29 23:38:55作業報奨金で現に支給される分については、受刑者は、これを甘いものに使う傾向が非常に強いです。また、エッチな本を買ったりもしますが、これは、かなりの部分が検閲され、職員の手によって切り取られた状態で渡されます
2014-07-29 23:40:31労働ではないのでという話も理解できますし、また、国費で生かしてもらってというのもわかるのですが、作業報奨金が低額だと、新たな犯罪を生みかねないということも考えるべきだと思うのです。
2014-07-29 23:45:30帰るところがない人だと、構成緊急保護につなげられたらいいですが、それができないと、本人の中では生きることが困難になり、餓死するか、犯罪に手を染めるかという二択を迫られたりします
2014-07-29 23:47:15懲役の作業については、作業報奨金の低額さ以上に、出所後の社会のニーズに即したスキルを身につけるプログラムになってないんじゃないかという点が気になる。
2014-07-29 23:47:47受刑者に対してお金を出すことについて気に入らないというのは心情としては理解できないとまでは言いませんが、他方で、これでお金を出さない方がかえって問題が起きる可能性があるということも心の片隅にとどめておいていただけたらと思います
2014-07-29 23:49:18工場で作業できるのは、協調性があって規律に従う人たちです。その中でも、工具を使えるのは、一歩間違えれば凶器になるので、問題を起こさないと判断された人たちです。
2014-07-29 23:52:09そこまでいかないけど、工場作業はできると判断された人は、封筒の糊付けや、カレンダーの作成など、危険性の少ない作業を行うことになります
2014-07-29 23:53:19ただ、受刑者の中には統合失調症になっていたり、通常の作業能力が無いと思われる方々が居ますので(本来は受刑能力にも疑問があるのですが)、実際には豆選・米選を行った袋を、そのまま出荷することはなく、他の受刑者に流すなど、作業のための作業にはなっていたりします
2014-07-29 23:57:34こたんせの指摘する豆選米選と同様の作業として,長短のあるろうそくの燃えさしをより分ける作業があると教えてもらった。 分けたろうそくをどうするかというと,また一緒にして次の作業へ。これもためにやらせる作業の一つです。
2014-07-30 00:00:46刑務所作業でのエリートポジションは,食事の配膳係・報奨金の計算係・図書係といったあたりだと聞いた。 食事は刑務所の中での数少ない楽しみで,ココへの不満は大事になりかねないし,食中毒を出すと大変なので,キチンと衛生管理や公平な分配ができるレベルの受刑者が当たる。
2014-07-29 23:55:26この点は新谷先生ご指摘の通りで一番の花形は、食事です。また、看護師が足りないことから、受刑者の中で一部信頼できる人にごく簡単な看護師の役割をさせることもあります。
2014-07-29 23:58:59多いのは、適切な医療を受けられないというもので、半分くらいは自分の望む薬を処方されないというもので、これについては医師の判断がよほど不合理じゃない限りは医師判断が尊重されます。他方で、診察がそもそも受けられないというのがそれなりの数でいます
2014-07-30 00:06:10もう、新人ではないけど、まだ、若手といわれるくらいの法律家です。元道民。お酒大好き、美味しいもの大好き。女子力の高さには体表があります。