TL上で「編集者と資料集め」について語られ中。自分は元々専門性の高いネタばかり描いていたせいか、あんまり編集さんに資料をお願いすると言う事がなかった。アシ先で編集さんの持ってくる資料の使えなさを体験しているのもあって(^^;
2010-11-14 14:13:02編集者も神様じゃないから、専門性の高い資料なんかはそもそも分からないんで持ってくるのは百科事典的なものになっちゃって、実際の作画には使えないんですよね。これは絵心の有無にも通じると思う。背景写真も誰が撮ってきても同じものが写されてくるわけじゃない。
2010-11-14 14:15:54@macchiMC72 あさりよしとおが撮ってきたエドワース空軍基地の飛行機のビデオを鈴木雅久が評して「かゆいところに手が届くカメラワーク」と申しておりました。
2010-11-14 14:18:39@sasamotoU1 今丁度ツイートしたことです。そこが大事なんですよね(^^ 絵描きの見たいところは絵描きにしか分からないと言うのはあると思います。この人とかその典型的な「痒いところに手が届く」写真を撮る人です。http://bit.ly/9GCsXg
2010-11-14 14:24:06@macchiMC72 この人とかその典型的な > すげっ! 絵なんてここ20年以上も描かなくなったけど、これがすごいのは分かる。すげぇ、写真資料ってこういうのを言うんだ。まじ溜息が出た……。
2010-11-14 15:00:50@KdWackey この人は「絵心」のある方だと思います。日本のミリタリー誌ももうちょっとこういう視点の写真を使って欲しいのですが。カタログ的な写真の方が圧倒的なんだよなあorz
2010-11-14 15:08:59同じ建物を撮っても、使える写真とそうでないものの差は歴然としている。構図もそうだし、「痒いところに手が届かない」というのは結構重要な差異。例えば自分が資料として写真を撮る時は、同じ対象を「遠景」「中景」「近景」と撮り分ける。つまり、望遠・標準・広角の三種類に対応できるように。
2010-11-14 14:19:55さらに「細部」という第4のアングルがあります。これは絵描きでないとなかなか気にしない部分。建物にせよメカにせよ、こういった細部を踏まえてからでないと上手くニュアンスが伝わらない事があるので。フツーの人から見ると、「何でこいつはこんなところ撮ってんだろ」としか見えませんが(笑)
2010-11-14 14:26:48@macchiMC72 分かります。絵描きは「出来上がりの見栄え」を気にしますけど、絵を描かない人間って「見栄え」と言う概念自体に乏しかったりこだわらなかったりしますね。
2010-11-14 14:34:28「細部」を撮る理由はもう一つ。質感を把握するためです。グッとアップで撮らないと分からないのです。例えば同じ「飛行機」でも、大戦時のプロペラ機と戦後のジェット機では表面の様子がずいぶん違います。応力外皮構造と言う意味では工学的に同じなんですけどね。
2010-11-14 14:29:50@souseiou 一般人には訳の分からない写真ばかりです(^^;
2010-11-14 14:56:21@souseiou 大半は直接つかわないんですけどね(^^; でもあると無いとでは大違いだったり。
2010-11-14 15:07:29@souseiou そうやって撮っていると枚数も馬鹿にならないのですが、デジカメになってホントにありがたいです。
2010-11-14 15:32:06@macchiMC72 フィルムだとああはいきませんね。デジカメのように簡単に消せないですし、整理も大変ですし、場所も取るし、お金もかかるし。良い時代になりました。
2010-11-14 15:36:25写真資料に関しても、今言ったように絵描き本人が撮ってくるのがベストです。週刊作家さんとかはスケジュールを考えるとそんなこと言ってられないんですけど。
2010-11-14 14:32:17ただそのときやはり編集者の協力はあった方が何かとありがたいです。取材と言う事で出版社の肩書きを借りれるかどうかは重要。徒手空拳で取材先から色々酷い目にあった事があるのでその辺は身に染みています。
2010-11-14 14:34:27個人でも大抵のところは快く受け入れてくれるんですけどね、やはり個人の肩書きだけでは警戒したり、門前払いを受けることも珍しくありません。それは仕方ないんです。取材先だって暇じゃないし、以前の取材で懲りてる、なんてこともある。
2010-11-14 14:36:33以前取材をさせていただいた某道場なんかはそんな感じでした。歴史があって有名な人物ともかかわりが深いだけに取材の申し込みも多く、失礼な取材も少なくなかったみたいです。最初訪れたときは相手にもしてもらえなかった(^^;三日通い詰めてやっと館長さんから色々お話を聞くことが出来ました。
2010-11-14 14:39:39他にも、作品の舞台となる街にある小学校の写真を撮らせてもらおうと学校にアポを入れて許可をもらって撮った後に、フィルムを没収された事もあります。当時は銀塩だったんで中身を確認してから渡すと言われてカメラごと渡したら、フィルムを抜かれてつっ返された(笑)
2010-11-14 14:43:49たぶんこの例なんか出版社の肩書きを借りれれば対応が違ったと思うんですよ。でも当時は新人だったから担当はそんな事にわざわざ付き合ってくれるはずも無く(^^;
2010-11-14 14:45:48