明日で終わっちゃう発達障害啓発週間ですが、支援学級ってどんな感じかってのをちょこっとツイートしようかと思います。健常児子育てしかした事が無くて、普通学級経験しかないと、支援学級がどんなクラスが知ることはないでしょう?知りたいでしょう?ンフフ
2014-04-07 10:10:39とは言え、自治体や学校によって支援教育ってずいぶん違うんですよね。私がツイートできるのは、(当然ですが)私と息子が経験してきたものに限られます。SNSで知る限り、京都の支援教育は全国的に見て、ちょっと厳しいです。
2014-04-07 10:14:35他自治体からお引越しされてきた方々は戸惑われたり、怒鳴り込m・・・抗議されたりする事が多いです。ですので、そういった感じでお読みくだされば幸いです。
2014-04-07 10:15:17まず、支援学級は障害児本人やご家族が希望していても、それだけでは入れません。学校サイドが面接して「わかりました。支援学級方向で話を進めましょう」と言ってくれても、それだけでは入れません。教育委員会が就学前相談で「いいですよ」と言ってくれない限り普通学級です。
2014-04-07 10:17:27息子は「話が出来る」「童話を知っている」などの判断から、最初支援学級の許可が下りず、普通学級で小学校に入学しました。支援学級で入学するつもりでいた私たちも、学校の校長先生も、支援学級の担任の先生もビーックリ!何度か教育委員会に怒鳴り込・・・抗議したのですが決定は覆りませんでした。
2014-04-07 10:20:20その結果、一年生最初の半分は先生が何を仰っているかも理解できず、まともに席についていることもできず、教室を抜け出して「独り校内放牧状態」でした。息子のために他の生徒を放置することもできなくて、先生もかなり心配されて強ストレスでらっしゃったと思います。
2014-04-07 10:23:33夏休みに入る前、気の強い6年生が息子を見て「あいつ、いつも授業サボってるヤツや。サボってても怒られへんの、ズルいわ。大人が見てへんときに、やったる!」という犯行声明(?)を出したのが耳に入り、「こりゃあかん」という事になったのと、
2014-04-07 10:25:32当時中学年だった娘が校長先生に「弟を支援学級に入れてあげてください」と単独直談判して、それに校長先生が感銘を受けてくださり、教育委員会の方はどうされたのか・・・息子はめでたく支援学級に入ることができました。
2014-04-07 10:27:01まず、支援学級の先生が息子にしてくださったのは「信頼関係の構築」と、普通学級から支援学級に転入したことで「落第した」と思わないようにすること、「支援学級に入れてよかったなぁ」と息子が考えるようにすること、半年間受け損ねていた学習を一からやり直すことでした。
2014-04-07 10:29:26小学校に入学してから半年間、「独り校内放牧状態」だった息子は、その間ピオトープで魚釣りしたり、仲良しハウスのウサギにエサをやったり、花壇に雑草を植えたり、木に登ったり、溝に心行くまで石ポチャしたり、そりゃもう心から楽しんでいたので、支援学級に入ってほぼマンツーマンで勉強しなくては
2014-04-07 10:43:10支援学級は音やザワザワした空気で集中力が分散しないよう普通学級から少し離れた場所にあります。先生の目を盗んで逃走した時に気付きやすいよう、捕まえやすいよう、それから、パニックを起こして大泣きしたり、暴れはっちゃくになった時、他のクラスの邪魔をしないよう、という事もあると思います。
2014-04-07 10:49:00支援学級では、子供一人一人の発達のレベルに合わせた勉強をします。息子は中学ニ年生の今、小学3~4学年の国語をやっていますが、小学3年生の時には小学6年生の算数をしていました。科目によって習得できるスピードがバラバラなのです。
2014-04-07 10:56:35ですから、学年なりの教科書なぞ役に立ちません。先生が作ってくださったプリントか、図書室の絵本をコピーしてきてまとめたものか、学校に余ってた教科書か、娘が使っていた教科書を使い、ドリル、その他教材は実費で購入していました。
2014-04-07 10:59:03国語は一番最初、平な箱に砂を敷き詰め、そこに指で字を書いたりしていました。鉛筆を持つ「触感」をなくして、砂のさらさらした触感で字の形を覚えました。算数は「数字という記号」ではなく、ビー玉や磁石を数だけ並べて、ボリュームを視覚化したもので計算を勉強しました。
2014-04-07 11:02:37音楽は耳が聴こえすぎて(聴覚過敏というのですが)鍵盤ハーモニカがどうしても受付けられず、担任の先生と私でアレコレ情報を集めては試したりしていた所、校長先生が「大人になっても鍵盤ハーモニカしてる人なんていいひんのやから、もう鍵盤ハーモニカはパスしたらどうでしょうね?それより
2014-04-07 11:05:29音楽の素晴らしさを教えましょうよ」とおっしゃってくださり・・・(あれ?もしかして、校長先生がこんなんおっしゃったって書いたらあかんかったかな・・・?まあ、さらーっと流してください)鍵盤ハーモニカの時期後半は、いろんな楽器の美しい音と、
2014-04-07 11:08:19それらが合わさった時に奏でられるきれいな和音の勉強に費やされました。息子は今でもオーボエの音が大好きです(でもそれがオーボエという楽器の出す音である、というのは忘れている・・・)
2014-04-07 11:09:42鍵盤ハーモニカを使わない音楽の時間は、普通学級へ教科書を持って行って参加していました。いわゆる「交流授業」ってヤツです。図工も普通学級へ「交流授業」に行っていました。ちなみに、給食も週に一度「ランチルーム」という教室で、全校の普通学級が順番に一緒に食事する、という「交流給食」
2014-04-07 11:13:35だったのですが、あれで「下級生ですら息子のお兄ちゃん・お姉ちゃん」という・・・「全校の弟」的立場を確立することができて・・・お友達も増え・・・持って帰ってくる昆虫が増え・・・靴より靴下が汚れてる日が増え・・・あ。思い出し涙が・・・。
2014-04-07 11:16:34体育は、やる種目によって交流したり、しなかったり。ボール球技など「ルールを覚える」「瞬間瞬間で状況が変わり、瞬時に適用されるルールを考える 」「走るために右・左・右・左と考えながら他の動作のためにしなくてはいけない事を考える」(ex.手を上げてボールを捕まえる)
2014-04-07 11:23:25(ex.足を後ろから前に振ってボールを蹴る)が難しいため交流していなかったのですが、交流給食で仲良くなった普通学級の上級生が「先生。こいつ、ルールは覚えられへんかもしれへんけど、飛んできたボールを捕まえるだけ、この範囲から出ないでボールを取るだけやったらできると思う。
2014-04-07 11:25:31「俺がこいつにゴールキーパー教えたってもええ?」と言ってくれて、2年かかって息子にサッカーのゴールキーパーができるように教えてくれました。ので、息子はサッカーだけは積極的に交流。他の球技も「一緒に走り回るだけ」だけど参加意識を持てるようになって、消極的に交流していました。
2014-04-07 11:28:57運動会は、どうしても支援学級児は苦手です。耳が聴こえすぎる聴覚過敏の子には放送の音楽や用意!スタート!のピストルの音は恐怖でしかないし、皮膚の感覚過敏のある子は砂埃で全身針に刺されたような痛さを感じるからです。
2014-04-07 11:31:15職人兼営業兼経理兼総務兼パシリ。自閉症スペクトラムの長男(特別支援学校中等部1年)と、お笑い大好き次男(小5)の二人の親父。背中のチャックを開けるとおばちゃんが入っているという噂あり。辛党友の会会員。なっ党党員。コン部部員。子ども/子育て/障がい/音楽/ラーメン/アート・工芸品/バイク/パソコン/釣り/ファッション