大西連さんによる生活保護法改正法案、生活困窮者自立支援法案についてのつぶやきまとめ（2013．10．14）　#生保

大西連 @ohnishiren

来週１５日から始まる国会にて、早期可決との噂もあります→毎日新聞：「困窮者支援法案:賛否の声　臨時国会で論戦に」 http://t.co/wqzRnrGk21

大西連 @ohnishiren

先程つぶやいた毎日新聞の記事（http://t.co/wqzRnrGk21）について。厚労省は以前から「水際作戦」はあり得ない、と言い続けてきた。しかし、実際は各自治体の「運用の問題」で存在する。→生活保護の水際作戦事例を検証するhttp://t.co/Ny7hpS7Afm

大西連 @ohnishiren

例えば、「水際作戦」をなくすのであれば、外部に相談窓口や査察・指導権限をもつ機関を設置して監視の目を強めればいいんだけど（既存の「不服申立て」は一人でおこなうのはとても大変）、それには別途で予算がかかるし、外部組織に監査される立場になる自治体も反発するからやれないとなる。

大西連 @ohnishiren

となると、既存の「水際作戦」の問題は放置されたままで、「運用の問題」にされてしまう。「いい自治体」はまずそんなことやらない。「悪い自治体」は水際をするけど、防ぐための制度を作るのはお金かかるし反発されるからできない。この構図が半世紀続いていて、実際に餓死者もでているわけで。

大西連 @ohnishiren

今回の生活困窮者自立支援法も同じ。問題点（http://t.co/375GUiDCGi）が明らかにあるのに「運用の問題」と言ってしまうのは、「悪い自治体」の「悪い運用」を放置することと同義。せめて常設の水際作戦対策の窓口や、外部組織で監査権限を持つ枠組みを作らないと意味がない。

大西連 @ohnishiren

そもそも、既存の福祉事務所はワンストップ窓口。その問題点（水際作戦等）を検証しないで、民間委託等で新しい窓口を作るのはおかしい。また、「いい自治体」はまだまだ少ない。全国で福祉事務所は1300あるけど、今年のモデル事業は68か所。恒久法化して全国に展開するのでなく芽を育てる段階。

大西連 @ohnishiren

また、新しい支援制度を作るということと、生活保護の改正（生活保護法改正法案の問題点http://t.co/zVc5KBcZyy）とがなぜセットなのか。また、生活保護基準の引き下げ（引き下げの問題点→http://t.co/Ed3RlyacP2）と同じ文脈なのもおかしい。

大西連 @ohnishiren

生活保護基準引き下げは単に物価や消費動向との関連の話であって、生活保護法改正と生活困窮者自立支援法の話とは別個な話のはずなのに、実際は同じにされているのは問題。しかし一方で、社会保障制度改革推進法（http://t.co/8J3JneDa1Q）の附則２条にこれらは明記されている。

大西連 @ohnishiren

つまり、社会保障制度改革推進法において、すでに生活保護基準引き下げと、生活保護法改正及び生活困窮者自立支援法（新しい制度）については明文化されており、それは「経済財政運営と改革の基本方針」でも、「社会保障制度改革国民会議」でも、財政的な削減という同じ観点、方向性で語られている。

大西連 @ohnishiren

これって「運用の問題」とか言っていていい話ではなくて、自公民で合意した社会保障制度改革の一環であり、その第一歩なのであり。実際に生活保護利用者約216万人や、生活困窮当事者のためではなく、財政的な観点からその費用をカットし、役割を圧縮させようという話。これって、結構やばい。

大西連 @ohnishiren

しかも、自公は圧倒的過半数なので、このままだと間違いなく生活保護法改正法案と生活困窮者自立支援法案は可決。何とかとめないといけないんだけど、事の大きさが伝わりづらい。院内集会とかキャンペーンとかやってるんですが、、多くの方に知ってもらいたいし、いま僕たちは岐路に立っていると思う。