ある元海軍軍人に取材した際、「終戦時、上官が『これは陸軍が負けたのであって、海軍は負けていない。ただああした大詔が出ているので一時自宅で待機』と。それっきりなので、私はまだ待機中なんですよ」という話を聞いた。ご本人の考えはともかく、だから海軍はダメだったんだなあと思ってしまった。
2013-08-22 18:06:54太平洋戦争は基本、海軍の行き当たりばったりによって敗北したのだという現実は共通認識としておきたい。海軍オサレ、カッチョイイとは別の次元の問題なのだ。と、大艦巨砲主義者のわたしが言う(´д`)。
2013-08-23 09:29:03海軍ってのは基本オサレでリア充、貴族趣味で階級社会で士官と下士官兵をこれでもかと区別する差別社会だったんだよな。陸軍は割と一視同仁、将軍も兵隊も同じ釜の飯を食うという雰囲気だったそうだが。
2013-08-23 09:45:28海軍でも駆逐艦や潜水艦は雰囲気が良かったというが、つまりそれだけ陸軍に近い雰囲気だったんだろう。とにかく海軍出身者の手記を読んで驚くのは、下士官兵の不平不満に海兵出身者が全く無頓着なことなんだよな。
2013-08-23 09:47:49あと海軍はひたすらハンモックナンバーと兵学校のクラスに拘り続け、戦死でもしない限り抜擢も特進もしなかった。陸軍は武功抜群の者を抜擢し昇進させたりもしてたが。
2013-08-23 09:50:57これは偏見まじりの私見なんだけど、陸軍の兵隊さんというのは圧倒的に数が多くて日本全国津々浦々にいたし沢山死んだけど沢山復員してきたのに対し、海軍出身者って圧倒的に少ないんだよな。
2013-08-23 09:55:46@ki84type4 旧海軍の高木大将が31歳で少佐ってのが最年少ぽいっすね。 陸軍なら小林照彦少佐が25歳で任官されてますけど。
2013-08-23 09:56:57だから陸軍の問題点を身を以て体験した人も多かった。東條が開戦時の首相、鈴木貫太郎が終戦時の首相だったこともあって、なんとなく悪いのは陸軍で海軍はそうでもない、って雰囲気もあった。
2013-08-23 09:57:18そしてやはり作家や報道の力も大きかったんだろうな。司馬遼太郎がいい例だが、彼は陸軍で実際に嫌な目にあったことはあっても海軍のことは実際に知っていた訳では無い。
2013-08-23 09:59:11阿川弘之もいい例だと思う。はじめのころの作品には、彼自身が海軍予備学生上がりだったこともあって兵学校出の士官の横暴さや海軍の度し難い階級差別、出身差別について厳しいことも書いてあったが、次第に海軍礼賛みたいな作品ばかりになっていった。
2013-08-23 10:01:30@ki84type4 陸海軍仲が悪いせいでまけた、みたいのを陸軍のせいみたいなニュアンスで書いてた覚えがありますがそういうところが悪いんじゃね、と思いましたわ。
2013-08-23 10:07:37だってさあ、辻ーんがソロモンで地獄見た後打ち合わせにきてみたら、山本長官たちは大和の士官室でフルコースの贅沢な食事してんだぞ?辻ーんじゃなくても腹立てるわ。前線と同じもの喰えとは言わんが、ねえ。
2013-08-23 10:08:52@ki84type4 兵士シリーズのルポに描かれた海上自衛隊も寒風吹きすさぶ中の出港で舷側に隊員を並べ、陸地から見えなくなってもそのまま態勢を解かず、挙げ句耐えかねた隊員が艦内で暖を取り始めてもそれに気づきすらしない幹部自衛官たちの話が出てたりであまり変わってないのかなあとか
2013-08-23 10:10:15@mikemaneki 私見ですけど、執筆の取材やら何やらで「偉い人」とばかり会ってたんじゃないですかね。そのうちに染まっちゃったんじゃないかな。
2013-08-23 10:10:46@ki84type4 「水兵の言うことをあまり真に受けるな」という忠告をされたりもしたらしいですし、そういう扱いなのだなと
2013-08-23 10:10:56