ReutersJpBiz: 三井住友FG、14年3月期連結当期利益予想は前期比‐27% http://t.co/mJAAzXNHWU #kabu #kawase #FX http://t.co/tEWns58N2T
2013-05-15 17:39:08三井住友銀行(単体)の税務上の繰越欠損金は、24年3月期有価証券報告書・税効果会計の注記を参照しますと約900億円弱であると推測されます。三井住友FG持株会社の会計上の利益、約8,000億円から見るにおそらくは繰越欠損は埋まり、法人税納税を再開するのではないかと
2013-05-15 21:43:56会計上の利益と税務上の課税所得はまったくリンクしません。(過年度で有税で減損・引当処理したものが損失確定したりすると会計上の費用は出ませんが、大きく課税所得は減る)短信には税効果会計の注記がありませんので、繰越欠損がうまったかどうかは断言できません
2013-05-15 21:46:43ただ、短信に「繰延税金資産にかかる評価性引当金が大きく減少」とありますので、これは将来課税所得の見積額が大きく改善したのではないかと推測されます
2013-05-15 21:48:22ちなみに貸借対照表を隅から隅まで見ても「繰延税金資産にかかる評価性引当金」というのは出てきません!記者は「聞いたとおり」に書いたつもりなんでしょうが、理解できていないのがバレバレですw
2013-05-15 21:51:09会計と税務は目的が異なります。会計は「どれだけ稼いだか」を報告するためにあり、継続企業が将来のことを見積もりした上で期末現在の状態と1年間の損益を示している(貸借対照表と損益計算書】
2013-05-15 22:05:32一方、税務は「課税の公平」が目的としてあり、同じく所得を得た企業は同じく課税されるのが建前。そのため、今日の財務会計で広く使用されている将来の見積りは(経営者の意思が入ってしまうので)採用されず、確定したものだけで計算されます
2013-05-15 22:08:23銀行の財務会計でいちばん大きな会計上の見積りの一つは「貸倒引当金」です。銀行から借入している債務者の財務状態などを評価して将来における貸倒確率や破綻した場合の回収額などを見積り、貸倒引当金を計上している
2013-05-15 22:11:33しかし税法では「確定した損失」しか費用(損金といいます)に認めてくれないので、会計と税務で差異が出ます。これを調整するのが税効果会計なのです
2013-05-15 22:13:55銀行の税務申告書には、過去において有税(損金に認められなかった貸倒引当金など)で処理したものが積み上がっています。これは将来、損失が確定した場合に、その確定した年度の課税所得を減らすことになります(この処理を申告減算といいます
2013-05-15 22:16:30繰延税金資産とは。やっと出てきましたが、この「有税処理した積み上がり」(有税留保額とも称する)が将来、法人税を減らす効果があることを評価し、貸借対照表に資産として計上したものであります
2013-05-15 22:19:07「有税処理した積み上がり」(留保額)の全てが繰延税金資産として計上できるわけではありません。いつ損失が確定するか不明確なものなどは計上できませんし・・
2013-05-15 22:22:59また、将来、課税所得が出る見込みが無ければ「将来の税金を減らす効果」は無いわけです。先ほどの「いつ損失が確定するか」(無税化するか)と将来課税所得の見積額で、繰延税金資産の計上限度は決まる
2013-05-15 22:24:50三井住友FGの決算短信に出てきた「繰延税金資産にかかる評価性引当金」ですが、この「有税留保額でいくら繰延税金資産を積めるか」と「将来課税所得見積りと無税化見込みで計算した計上限度」を比較し、足りない分を「評価性引当金」として繰延税金資産を減額することを指します
2013-05-15 22:28:34@sura_taro 揚げ足をとるようで恐縮ですが、評価性引当「額」ではないでしょうか…?(当方に認識違いありましたらすみません><)
2013-05-15 22:46:13@dkam125 ご指摘のとおり、有価証券報告書の注記や今回の短信の記述では「評価性引当額」ですね(額、が正しいです)。にっけいの記事では「評価性引当金」とありましたので、そちらに合わせてみました
2013-05-15 22:50:31@sura_taro ですよね・・・!おそらく誤解も生じるかと思いますので、専門用語としてその使い方が間違いであることは断言された方がよいのではないでしょうか?(特に「評価性引当金」は別の用語として存在していることもあるので。)(偉そうにすみません><)
2013-05-15 22:53:36