ラクイラ地震裁判をめぐって
- hashimoto_tokyo
- 36480
- 7
- 94
- 59
--Nature&Science
--ドキュメンタリー再放送
「訴えられた科学者たち~イタリア 地震予知の波紋」(2012/8/18放送) の再放送は10月27日(土)22:00~ 22:49
朝日新聞ローマ支局長・石田博士記者
土曜の朝刊3面に、2009年にイタリア中部ラクイラで起きた地震に関する裁判の記事を書きました。紙面イメージを見ることのできる「ソーシャルA」にも含まれています。実は日本にとっても他人事ではない裁判です。 http://t.co/JHhMNPb3 #socialA1020_2
2012-10-21 13:26:37②地震の死者は300人超。数カ月前から、一帯では弱い群発地震が続き、市民に不安が広がっていました。政府幹部は科学者の会議を開き、「危険はない。家にいていい」と安全宣言をしました。地震はその6日後でした。 http://t.co/JHhMNPb3 #socialA1020_2
2012-10-21 13:30:49③裁判は当初、「地震を予知できなかった学者が裁きを受ける」と世界中に波紋を広げました。しかし告発した遺族に話を聞くと、彼らは「地震が予知できないことは私たちだって分かっている」と言いました。 http://t.co/JHhMNPb3 #socialA1020_2
2012-10-21 13:32:55④遺族の1人は言いました。「なぜ政府は根拠もない安全宣言をしたのか。それがなければ私は別の街への避難も考えていた。無知な市民がパニックに陥ると見くびったのか」。屋外避難をとりやめた人も多かったのです。 http://t.co/JHhMNPb3 #socialA1020_2
2012-10-21 13:37:09⑤議事録によると、学者ははっきりとは断定していません。しかし動揺を静めたい行政はその言葉を都合よく解釈して「安全宣言」をしました。危機の中で、情報を握る側はどのような情報発信をするべきなのか。重い問いです。 http://t.co/JHhMNPb3 #socialA1020_2
2012-10-21 13:39:52⑥裁判が始まったのは昨年9月。7月の赴任の直前まで東日本大震災と原発事故の取材をしていた私には、遺族が語る「政府はなぜ安全といったのか」「私たちの選択肢を奪った」という言葉が、他人事には聞こえませんでした。 http://t.co/JHhMNPb3 #socialA1020_2
2012-10-21 13:42:54「結局どうすればいいんだ」と短絡的に求めがちですからね。まずメディアが。 @hiro_hakase 情報出さないのは選択肢を奪うと言うのは強く感じます。でも何でもかんでも情報オープンが100%正しいわけでは無いと言うのもわからなくはない。が、やはりもっと国民を信用して欲しい。
2012-10-21 13:55:21科学者側が主張しているのがまさにその点で、会議でも「耐震対策をきちんと進める必要がある」と言っていました。 @II_N_II 防災に対しての行政の取り組みはどうだったのでしょうか?地震が起きた時どうするかというリスクアセスメントが蔑ろにされてはいなかったのでしょうか。
2012-10-21 17:54:36イタリアは日本より建物の耐震が遅れています。そうした問題から目を背けるためのスケープゴートにされたと科学者は言います。 @II_N_II 防災に対して行政の取り組みはどうだったのでしょうか?地震が起きた時どうするかというリスクアセスメントが蔑ろにされてはいなかったのでしょうか
2012-10-21 17:58:23事前の「安全宣言」が被害を拡げたとして科学者や政府の担当者が過失致死罪に問われたイタリア中部ラクイラの地震。判決公判の取材に来ています。検察・弁護側双方の最終陳述が終わり、報道陣と市民が判決の言い渡しを待っています。 http://t.co/pbK0mPDF
2012-10-22 22:02:01@mimiohsy 一つは求刑を上回り、執行猶予もつかなかったこと。また7人全員が同じ刑になったこと。学者たちの「科学的な知見を伝えただけで、安全だ、などのメッセージは伝えていない。発表した政府高官に責任がある」との主張が考慮されなかったことも意外でした。
2012-10-23 01:25:17正直驚きました。300人超が死亡したイタリア中部ラクイラの地震。事前の「安全宣言」が被害を拡げたとして過失致死罪に問われた学者や政府高官7人全員に、地裁は求刑を上回る禁錮6年の判決。学者の弁護人は「これが有罪なら、世界中の科学者は『逃げろ』としかいえなくなる」と控訴する方針。
2012-10-23 01:15:47ともに禁錮6年の判決でした。 @across_the_view その政府高官はどうなったのだろう? QT @ishida …学者たちの「科学的な知見を伝えただけで、安全だ、などのメッセージは伝えていない。発表した政府高官に責任がある」との主張が考慮されなかったことも意外でした。
2012-10-23 08:02:32科学者は会議の中でも、「地震は予知できない」として、耐震対策を進めるよう政府に要望していました。起訴は、政府の無策から目をそむけさせるための見せしめだ、と主張していました。 @shohei_ 政治家の責任逃れやな…科学を潰す気か。
2012-10-23 08:20:33ラクイラ地震の裁判について。判決前の日曜にもツイートしましたが、告発した遺族、検察とも地震予知については「できないことは分かっている」として問題としていません。焦点は、市民にどのような情報を提供すべきだったのか、科学者から行政にきちんと情報が提供されたのか、ということです。
2012-10-23 08:47:01会議の議事録を読むと、政府の担当者は科学者のことばをそのまま伝えてはいません。会見では市民の動揺を静めるため「分かりやすい」表現になっています。それが市民にどう受け止められたか。災害時のリスクコミュニケーション、東日本大震災を思い出すまでもなく、日本にも大変切実な問題です。
2012-10-23 08:59:48災害時の情報伝達のあり方が問われたラクイラ裁判。夕刊に国内外の科学者の声をまとめました。「実刑6年、ざわめく法廷 伊の地震判決、世界の学者反発」 http://t.co/gWnXESPX 無料登録でお読みいただけます。あす朝刊でもリスクコミュニケーションのあり方を問います。
2012-10-23 18:03:39大木聖子氏のコメント
イタリアでの地震学者禁錮6年の有罪判決について,以前から現地の関係者へのヒアリングなどを行っていましたので,私の知っていることと思うことをまとめました.7ページと長文ですが,ぜひご覧ください.http://t.co/tZBNzOTi
2012-10-24 17:03:07