有病率、罹患率、発症率の定義
集団における疾病発生を表す基本的な方法として有病率と 発生率(incidence: 罹患率と訳されることもある)があります。
それぞれの定義については、下記サイトを参照願います。
有病率(prevalence)
http://www.rerf.or.jp/glossary/prevalen.htm
発生率(incidence) 罹患率とも訳される
http://www.rerf.or.jp/glossary/incidenc.htm
寛解
医学的には寛解(かんかい、英:Remission)という語を用いる場合がある。これは永続的か一時的を問わず、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態を指す。
@DrMagicianEARL 1万人に1人は自然発症なんですか?では福島県の10代は約20万人だから20人は甲状腺がんの診断はされてたって事ですね。出来ればそのソースを教えていただけませんか?
2012-09-12 09:31:59福島県の甲状腺検査により二次検査が必要と診断された子供の保護者の方々。二次検査率は14%程度。お子さんをすぐ検査してあげて下さい!!これはお子さんのみならず子供全体の為の今後の医療体制づくりや補償にも大きく影響があります!!
2012-09-12 12:26:46甲状腺癌①:福島で8万人にスクリーニングかけて甲状腺癌が1人見つかりました。さて、非医療者で怖がってる皆さん、怖がる前にまず手始めに有病率を調べましょう。ネットで簡単に検索できます。まず手始めに甲状腺癌の有病率を調べて自分の目で確認しましょう。1000人に1~3人です #甲状腺癌
2012-09-12 13:05:05甲状腺癌②:実際には日本では1000人に1-3人が甲状腺癌という数字はむしろ少ないくらいで、死後病理解剖ではその10倍以上発見されます。日本の甲状腺ラテント癌微小癌の頻度は10~28.4%と報告されています。甲状腺癌は放射能に関係なく非常に多い癌です #甲状腺癌
2012-09-12 13:07:03甲状腺癌③:ただし、甲状腺癌は20~50歳代に多く、今回は非成人が対象の調査ですから必ずしも1000人に1~3人という数字は当てはまらないかもしれません。では次に10代のデータを調べましょう。 #甲状腺癌
2012-09-12 13:10:45甲状腺癌④:日本医大の論文や国立癌研究センターのデータがネットで検索できます。これを見るとだいたい10歳代の甲状腺癌は10万人に1人くらい。今回は積極スクリーニングなのでやや増えるため8万人に1人は妥当な数字でしょう #甲状腺癌
2012-09-12 13:15:55甲状腺癌⑤:子供は癌の成長が早いというのはあくまでも悪性腫瘍の一般論です。甲状腺癌は例外的にむしろ逆で若年発症ほど予後が良好です。未分化癌や扁平上皮癌というレアなタイプ(放射能被曝では生じない)を除けば甲状腺癌の5年生存率は良性腫瘍なみに高くなります #甲状腺癌
2012-09-12 13:17:14@38_52 日本医科大の論文 http://t.co/ZXez4bDN や国立がん研究センターのデータ http://t.co/dyfazPT6 http://t.co/bNTfrAFJ を御参照下さい
2012-09-12 13:19:45@DrMagicianEARL 違います。国立がん研究センターの統計では添付図のように、未成年は10歳以下なら100万分の1以下であり、福島医大の鈴木先生も小児の発症率は100万分の1~2とレビューしています。 http://t.co/gjGYjyyb
2012-09-12 13:35:12@DrMagicianEARL @Todaidon 失礼、鈴木先生は癌研のデータをもとに罹患率で100万分の2とレビューされています。
2012-09-12 13:42:22甲状腺癌⑥:「1万人に1人?発症率はもっと少ないぞ」というツッコミがあったので追記です。ここで私が提示しているのは有病率であり発症率ではありません。ある一点の時期における甲状腺癌罹患者数結果を発症率と比較してはいけません。誤解のもとです #甲状腺癌
2012-09-12 13:44:36@Todaidon 罹患率も有病率とは異なります。一点スクリーニングにおける甲状腺癌患者数を罹患率と比較はできません。
2012-09-12 13:47:31甲状腺癌⑦:再度補足。有病率≠罹患率(発症率)です。有病率はその時点での患者の割合です。罹患率は一定期間に対象の病気に新たにかかった患者の割合ですから追跡を行わなければ分かりません。つまり今回のような一時点調査では有病率を見ていることになり、罹患率とは比較できません #甲状腺癌
2012-09-12 13:51:40@DrMagicianEARL その通り。なので、一点スクリーニングによる有病率は一定期間の間の罹患率よりも少なくなるのが自然ですが、癌研データで有病率が10万分の1というリソースを教えてください。私が示した罹患率100万分の2より多くなっているので気になりました。
2012-09-12 13:55:16@DrMagicianEARL 有難うございました。3つの資料から10~20万人に1人の割合で自然発症していたと読み取れるのですがそれでよろしいでしょうか?
2012-09-12 14:00:49@38_52 10万人に1人というのは罹患率になりますので御注意を。ここで重要なのは有病率です(今回の8万人調査も有病率調査です)。10歳代の甲状腺癌はまず死にませんから、10年間の累積になる、すなわち単純計算で10倍の1万人に1人というのが有病率になります
2012-09-12 14:06:11@DrMagicianEARL @38_52 そのデータのリソースを教えてくださいませんか?添付の国がんのデータおよび鈴木先生のレビューでは罹患率で100万分の2なのだけれど。 http://t.co/e7SNDhoc
2012-09-12 14:10:59@Todaidon その癌研の10歳代罹患率(0.9758)から10年累積を計算し(10倍)、予測有病率が分かります。罹患率が有病率を上回るのはすぐ亡くなるかすぐに回復する病気の場合です。甲状腺癌はすぐに消えませんが小児では特に予後の良好な疾患ですから有病率が上回ります
2012-09-12 14:14:20@DrMagicianEARL 10歳台というのは、10歳~19歳の累計ということですよね。その10歳代罹患率(0.9758)の元データはどこにあるのですか?私が添付した癌研のグラフからすると0.9758は高すぎるのですが。 http://t.co/PPGI3upH
2012-09-12 14:21:29甲状腺癌⑧:数値訂正です。途中1万人という表記がありましたが10万人の間違いです。甲状腺癌④の数値が正しいです。 #甲状腺癌
2012-09-12 14:23:15