20100626「公文書管理法の施行と史料保存利用問題のこれから」
- archives_osk
- 3097
- 0
- 2
- 0
学術会議・日歴協の「史料保存利用問題シンポジウム 公文書管理法の施行と史料保存利用問題のこれから」に来ている。木村さんの挨拶
2010-06-26 13:38:10佐藤さんの趣旨説明。政令の話がはいっておりませぬ。地方自治体にも義務化の点を強調。昨年の岐阜の事例を振り返り。法の趣旨と、地方の実情。管理法の位置づけと、資料の保存利用全体を。
2010-06-26 13:44:09国立公文書館理事、山崎さんの報告開始。制定過程で、学習院のお世話に。学術会議にも縁がある。制定の行政プロセスも紹介したい。まず、ニーズがないと。頻発した不祥事。年金記録には唖然とした。役所の仕事は慎重にやるべきなのに。どういう議員が関心を持つか。福田首相の関心事項
2010-06-26 13:51:30この法律は役人主導ではなく上川さんの主導。議員・役人も協力。マスコミの支援も多大に。有識者会議のメンバーも重要で立派なメンバーを集めることが出来た。大臣・役人・マスコミ・有識者の4者の協力。1回でそのまま通った。
2010-06-26 13:57:26与野党協議での修正がかかった。かなりかわった。なぜか。半分以上は誤解があった。官僚が法律を作るときには、法律事項を、特に権利義務の問題を重視して、その他は、政令等におとすもの。法令の体系の考え方の差。有識者会議最終報告の思想をいかそうとしたが、全然書いていないとの批判
2010-06-26 14:02:18役人性悪説ではなかったか。ともかく与野党協議で有識者会議最終報告に近づける形に。枝野・松井・逢坂・西村の4議員が野党側の中心に。私もたくさん書き込んでもらってよかった。反省点として、基本法であるから体系的に広範に書いて良かったと思う
2010-06-26 14:07:031条の書き込みについて。国民共有の知的資源、4条の残すべき行政文書の範囲、実務の立場からいうとなかなか困難。関所・関所で残すという考え方(松井)には賛成
2010-06-26 14:12:32上川大臣とかなりやる。理想的な政官の協力態勢。/法律のポイント。文書管理の統一化。文書管理のチェックに外部の目を入れる。統一的な文書管理。現用・非現用の制度官庁を内閣府に統一。統一ルールを作成。各省の文書管理規則の更新は総理の同意が必要。歴史公文書はすべて移管
2010-06-26 14:22:51移管・廃棄を作成後すぐに判断。一定のルールで。集中管理の推進。散逸するので。管理状況の報告と実地調査の権限、勧告制度。廃棄にあたって、総理の同意が必要。国立公文書館の機能強化。管理委員会の新設。政令を諮問することになる。移管まではこういうかたちに
2010-06-26 14:30:03利用請求権の話。国民の閲覧の権利が強化。公開基準と所蔵資料の種類の強化。寄贈の受入れも可能に。独法の文書も。立法・司法府の文書管理はいままでと基本的には同じだが、合意がととのったものについては移管。司法は協議できた。国会が問題。特定歴史公文書の定義は恣意的なものではない操作概念。
2010-06-26 14:36:11地方の状況はちょっとまだ浸透していない。これは自治事務である。一種の通達を出せたものだが、出したくても出せない。モデル条例も国レベルではできない。地方公共団体の有識者のなかで、いろいろと知恵を出してほしい。また、法律自体も決着してない部分もある。
2010-06-26 14:40:31寄贈にしても、国は最後の受け皿として。まずは地方で受け入れてほしい。また独法文書についても十分な手当がない。政令がないと動けない状況があるとの意見もあるが、有識者会議・国会審議を熟読していただきたい。思想は出ている(←これは確かにそう。各地ちょっと様子見である)
2010-06-26 14:42:48質疑はあとまわしで大阪歴史科学協議会、佐賀さんの報告に。資料保存全体の視点から。文書館問題の打開の方向性について報告。まずは大阪府・大阪市の公文書館の沿革を
2010-06-26 14:53:22(会場から若手がちょっと抜けたが、学習院の授業かな?報告の重要さではこちらも落ちるものではないが…)。大阪市、80年代の在阪各団体の要望から、市の研究会につながり、公文書館法成立の翌年88年に結実。大阪府、同じ状況のなかで85年に開館。
2010-06-26 14:58:36年間1000件のうち、市職員が80%。認知度の低さよりも、個人情報の壁が問題。我が社が採用しているような時の経過を考慮した公開基準ではない。マスキングの手法の問題。有名?なジカバリ。専門職員がおらず、レファレンスにも限界。今回の問題以前から公文書館としての機能は限界を
2010-06-26 15:08:21大阪府、職員構成の問題。戦後分も起案文書は少ない。関連資料を収集。公開は情報公開条例に準ずるが、窓口での運用がある。普及事業としてのアーカイブズフェア。府職員が利用しない。
2010-06-26 15:13:42現在の問題に。まずは大阪府から。運営懇談会の話。府側の提示内容。なるべくのスリム化という案。また国際児童文学館への移転案の紹介。対抗しての要望書の提示。府との2月の交渉内容の紹介。今年度中の大手前への移転を前提に交渉。本庁移動時の資料廃棄にも留意。この状況をバネに拡充を
2010-06-26 15:27:20大阪市の現段階の問題。事業仕分けの問題。2010年6月から、非常勤のみの10名体制に。市との交渉の内容は初公開。保存施設として公文書館を見ているのでは。文書廃棄も本庁は未把握。公開については訴訟リスクを理由に慎重。府と同様に協議を継続することに
2010-06-26 15:39:24現状を打開する道。市民と連携。専門職員の配置の主張/大阪の地域史研究を深めていく/研究にたずさわるものの責任
2010-06-26 15:45:27再会。日経の松岡さんの発言。府の館長に話を聞いた。できるだけ本庁の書庫に集中したい。との事。情報公開法の改正の動きの紹介。公文書管理法とセットで運用したい。その意味で情報公開室と公文書館の一体運用は流れに沿っている。情報公開法にも時の経過(30年ルール)を入れる方向
2010-06-26 16:07:09松岡続き。歴史研究者のものからもっとひろがった、将来にわたる説明責任という広い範囲で広がったのが今の問題。広い視点で連携を
2010-06-26 16:08:32山崎報告の質疑。高埜さん。独法の資料が他のアーカイブなどとなっているが、アーカイブズ未設置の大学法人についてはどういう働きかけをするのか。/回答。政令で認められれば、国立公文書館等の範囲に入るが、まだニーズを聞けていない。要望がなければ、国立公文書館に移管となる。結論はまだ
2010-06-26 16:14:12管さん。図書館とかを「等」にするのでは?現状では図書館では受け入れられないのではないか。最終報告では専門家の判断、という事になるが、政令上の担保をどうとるか。/回答。図書館の問題は文科省にも言っていってほしい。原課が文書主管課に聞く、わからなければ国立公文書館に聞く。問題はある
2010-06-26 16:18:16公文書管理は住民自治や情報公開の根幹に関わる問題です。情報公開制度の充実も大切ですが、各行政現場での役割を終え公文書館等に移された/移されるべき文書の管理は大丈夫なん?という観点から、行財政改革に揺れる大阪の公文書館・公文書管理の動向、まとめサイトの更新状況、アーカイブズ関連の催し物・動向などについてつぶやきます。