橋本紡による庵野秀明批判
家族にしろ、個人にしろ、再構築する必要なんてないんですよね。壊れたのなら、そのままにしておけばいい。繕うとするから、余計に布が傷む。
2012-04-17 00:55:01壊れたなら直す努力をしてしまうと思います。それすら必要ないですか?? @tsumugu_h: 家族にしろ、個人にしろ、再構築する必要なんてないんですよね。壊れたのなら、そのままにしておけばいい。繕うとするから、余計に布が傷む。
2012-04-17 02:43:58@turbo_o 必要ないと思います。だって直らないから。ぐしゃぐしゃに丸めた紙と同じです。手でのばしても、アイロンをかけても、元には戻らない。壊れたところからスタートすればいいんじゃないでしょうか。
2012-04-17 02:59:25『リバーズ・エンド』について
@tsumugu_h 再構築しない。という選択肢は中々難しいですね……難しいというより、怖いです。いや、もっと形容し難いです
2012-04-17 01:23:04@StorySeller13 放っておけばいいんです。再構築しようとすればするほど、面倒になる。意図が入るから。いずれにせよ、僕たちは揺さぶられる。箱の中の石ころのように。揺さぶられれば、自然と、収まるべきところに収まるものです。
2012-04-17 02:02:42曖昧な領域
作家として感じることですが、再構築できる時代は過ぎた。大きな物語が失われ、個の物語も失われ、中間の、曖昧な領域で僕たちは生きていくしかない。たぶん、それだって間違いではないと思います。
2012-04-17 02:04:23いくらか挑発的ですが、作家が「個」や「自」を語る時代は、去年の震災で終わったと思います。かといって、大きな物語に戻るわけではない。僕たちは曖昧な領域で生きていくしかなくなった。
2012-04-17 02:12:27一時期、文芸は「わたしと、わたしの仲間(信者)たち」という感じになっていたし、「僕の読者は五千人いればいいんですよ。それで食っていけるから」と言う人もいたけれど、僕は明確に否定します。
2012-04-17 02:15:25@tsumugu_h 本当にそう思います。その曖昧な中で逃避したい気持ちがネットやファシズム的な人へと感情を流させて行くのではないかと思います。そのモヤモヤしている中に恐ろしい怪物が蠢いているのを感じ、その具現がもたらすものへの恐怖が募っていく毎日です。通りすがりでした。
2012-04-17 02:15:47@satosikunimoto この曖昧さの中で、わかりやすさに惹かれる気持ちは理解できます。けれど、おそらくそれは、答えに至る道ではない。たとえ匿名のネットであろうと、見ている人はいるんですよね。それは、自分自身です。
2012-04-17 02:27:38ライトノベルの共犯関係
エンタメに身を置く以上、当然のことながら、その対象は「みんな」なんです。僕たちはもっと、電撃文庫を見習うべきです。僕は初期の受賞者で、まさしく歩を一にしてきたがゆえに、そう思います。
2012-04-17 02:19:00ただし、ひとつだけ、苦言。僕の書いた小説が「女子のパンツを見せる」という企画に取り上げられたことがありました。信頼していた方からの依頼だったので、OKを出しましたが、見本誌が届いたときに「なんだ、これは」と思った。
2012-04-17 02:21:16エロもまた、人間の衝動であり、否定するつもりはない。ただ、それを全面に出してしまうことには抵抗がある。ああいうのは、裏でこそこそやるから楽しいんです。少なくとも、僕がライトノベルを書いていた時代には、表に出したりしなかった。
2012-04-17 02:24:53@tsumugu_h ラノベはどうして過激になってしまったのでしょう。読者の要求?それとも出版社の煽り?萌え萌えではないです。このままで大丈夫なのかと一親としては不安になります。読者は青年ばかりではないとは思いますが。
2012-04-17 02:33:19@Quesera_O 相互作用でしょう。エロを書けば売れる。だから編集部も作家も、それを利用する。わかりやすいですから。でも、わかりやすいものに頼っちゃいけないんです。だから僕は、半分の月では、それを書かなかった。
2012-04-17 02:50:55「人類補完計画」批判
ただ自らを語る時代は、終わったと思います。それはもう、明確に。僕たちは否応なしに、他者と向かい合うしかない。そこで生じる齟齬を、どのように受け入れるか。あるいは消化するか。齟齬と消化でたとえるならば、曖昧なものでさえ、僕たちは胃に受け入れなければいけない。
2012-04-17 02:34:42繰り返し、明確に、述べておきます。「わたしと、わたしの仲間(信者)」の時代は終わったのだと。僕たちは他者(異物)を求めるべきなのです。
2012-04-17 02:37:27@tsumugu_h ぐぐぐ 先生お強い 大人になりきれないおばさんとしては納得出来ぬぅぅ 覆水盆に帰らず ですか 世の中が変わったと
2012-04-17 02:44:23@Quesera_O 納得しなくていいんです。異論があっていい。その齟齬、違いを、いかに受け入れていくか。そうして僕たちは試されていく。従って、僕は庵野さんの「人類補完計画」には反対します。六本木の店のエレベーターで、これはさんざん、庵野さんと議論したことですが。
2012-04-17 03:03:10