- nokkaranoumu
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知らん人に説明すると、セラムンの中心概念に銀水晶という月の王家の秘宝があります。これはかつて月と地球の戦いで、地球側の最強の戦士である最強妖魔を封印して、七つに分かれてしまいました。今、銀水晶と最強妖魔のそれぞれ1/7を持つ人たちが平和に暮らしています。
2010-06-07 21:07:57敵は銀水晶も最強妖魔も欲しいので、民間人である彼らを狙います。当然彼らは今や民間人なので銀水晶1/7を抜かれて最強妖魔1/7として覚醒させられて敵に操られてしまいます。セーラー戦士はそんな最強妖魔1/7と戦いつつ銀水晶1/7を入手していきます。
2010-06-07 21:11:29浦和くんのいいところ、頭の回転とド根性。民間人として弱いにもかかわらず、敵から逃げ回り、敵を泥臭く翻弄し、自分の中の最強妖魔1/7を一時的にでも支配し戦況に大きくかかわったところです。民間人なのに。
2010-06-07 21:16:43浦和くんのいいところその二、亜美ちゃんとの関係の進展。亜美ちゃんに憧れる少年だった浦和くん。マーキュリーの正体を知っているが、マーキュリーが隠すので弁えて振る舞う。そんな浦和くんに最初お説教する亜美ちゃん=マーキュリーだったが、そのうち浦和くんに心を許していく。デートもする。
2010-06-07 21:21:42最終決戦でマーキュリーは敵に幻覚を見せられる。戦意を失わせる大事な人の幻影は浦和くんの幻影だった。マーキュリーは「私にも幻覚を見ることができるのね」と自分の心の変化に微笑む。堅物だった自分は男に心を開くまでになった。これはすごい成長じゃないか。そう受け止めて、最後の戦いへ挑んだ。
2010-06-07 21:24:48SFCのRPGでは浦和くんとデートしてるし、他人に「彼氏はいるのか」と聞かれて「浦和くんです」と答えるし。亜美ちゃんの中では浦和くんは、自分に憧れる男の子から彼氏になっていた。(でもこのゲームの浦和くんは被害者兼メッセンジャーであり、自ら戦況に関わったりしないのが残念)
2010-06-07 21:27:30あと浦和くんはロボットっぽくて嫌いだという人を知っているが、あれは戦隊物のオマージュでしょ。変身するし巨大化するし設定上は合体までするんだぜ。男の子回路としては燃えですよ。
2010-06-07 21:29:08浦和くんは成長性が高く、27話と41話で大分違う。受け身で流される27話から能動的に敵をかく乱する41話への変化は見ていて面白い。それでも変わらないネガティブさが嫌われたのだろうが、俺はそれも浦和くんの味として欠かせないと思う。過酷な運命にうんざりしていなければ嘘だ。
2010-06-07 21:31:59セラムンは少女漫画であり、恋愛・友情・成長・戦闘物語だ。浦和くんは孤独に(浦和くんは社交性はないことはないが、本質的に自分と向き合っている側面が強い)、弱い民間人として頭脳と根性で戦う。正反対に近い原理の体現者だ。
2010-06-07 21:35:32スタッフは浦和くんを「セラムンにない要素を持って、亜美ちゃんにふさわしい、あえて言えば匹敵しうるキャラ」として育てたかったのではないかと思う。
2010-06-07 21:36:41で、浦和くんが降板した理由は、不人気もさることながら、セラムンの中で描くのが難しいキャラだったからじゃないかと踏んでいる。この前のプリキュアの島本和彦回はすごかったらしいが(俺プリキュア見てないので何とも言えん)、それを1クールに2回やると相当スタッフはキツイだろう。
2010-06-07 21:39:29逆にここから亜美ちゃんを解析することもできる。亜美ちゃんも浦和くんと似たキャラだが、うさぎとの付き合いが長い、それほど自己嫌悪している訳ではない亜美ちゃんは、浦和くんより明るかった。
2010-06-07 21:42:36浦和くんは自分の能力に対する嫌悪でやけっぱちなところのあるキャラだったが、亜美ちゃんは自分の才能と実績に自信をもっていたからある種精神的に安定していた面がある。だから浦和くんに対してお説教する余裕があったともいえる。
2010-06-07 21:44:27だから、亜美ちゃんを描く時は、暗いけど明るくなってきた、自尊心が安定して落ち着いたキャラとして描けばいい。逆に浦和くんは暗くて自尊心の低いやけっぱちなキャラとして描くといい。その暗さとやけっぱちさがまた魅力なのだから。
2010-06-07 21:48:00さらに、浦和くんのあるべき姿は、明るく安定に近づきながら、本質的な暗さとやけっぱちを(それは大事な彼の一部だから)どう魅力として磨いていくか、ということになると思う。それをセラムンでわざわざやるともうセラムンじゃなくなる? うん、それは悩んでいるところなんだ。
2010-06-07 21:50:45@houduki @mo2hito @odenko1007 という訳で、今セラムンの浦和良について語るとそんな感じです(どんな感じかは私のプロフィールを追っかけていってくださると幸いです。タグ入れときゃよかったなあ)。
2010-06-07 21:53:07あー、自分で言ってて爆発的にキモかった。オタク語りって奴だ。でもこの書き込みから浦和くんファンが増えてくれるといいなあ(逃げ出すと思うが)。
2010-06-07 21:54:33その後のある日。
【キャラを愛し過ぎて辛い方へ】 そのキャラの好きな所を想像して下さい。 そしてその好きな所が無くなったキャラを想像してみて下さい。 それでもあなたはそのキャラを愛せますか?
2012-07-11 18:11:40俺もセラムンの浦和君のどこが燃えるのか数年間考えてある程度答えも出て、「浦和君はこういうキャラでなければ」というのはあるなあ。そういうキャラであったからこそ燃えたのであって、そうでなければ燃えてなかったとは思う。特徴こそ魅力。
2012-07-12 11:27:56浦和君は矛盾するアンバランスな要素を精神力ひとつでまとめていてすごい人間臭いキャラだと思うの。人間モードでは弱いけど妖魔モードだと難敵、妖魔の狂気を精神力ひとつで一時的に支配して正気で戦況を変える、などなど。矛盾と、アンバランスと、精神力による統合的支配、どれが欠けていても駄目。
2012-07-12 11:38:41あと、浦和君は内向的だけど、うさぎとギャグ会話が出来るほどには外向的でもある。また、亜美ちゃんとマーキュリーの公私のけじめを重んじる繊細な気遣いもある。かと思えば恐るべき戦況の中で動けるだけの蛮勇に満ちたところもある。超複雑な描かれ方をしていると思う。
2012-07-12 11:45:34