日本地理学会の機関誌に掲載されたラブホ景観論の論文
2018年10月追記:再び論文のpdfを収録しているサイトの構成が変わりました。記事で出てくる論文へのリンクは下記の通りです。英語のページに飛ぶ場合もありますが、ダウンロードできるpdfは日本語です。
阿部一氏の論文
ラブホ景観論の論文(1991)
https://doi.org/10.4157/grj1984a.64.4_265
その前提となる景観論の論文(1990)
https://doi.org/10.4157/grj1984a.63.7_453
続編となる富士山の論文(1992)
https://doi.org/10.4157/grj1984a.65.3_238
活断層論文(1987)
https://doi.org/10.4157/grj1984a.60.10_667
松沢光雄氏の新宿繁華街の論文(1965)
https://doi.org/10.4157/grj.38.260
村田陽平氏のジェンダー論(2002)
https://doi.org/10.4157/grj.75.813
2012年5月追記:論文のpdfを収録しているサイトの構成が変わり,論文へのリンクが無効になっています。阿部氏の論文は次からアクセスされて下さい。 http://is.gd/gPkdEp 一番下が活断層の論文,下から二番目がラブホ論文の前提となる論文,三番目がラブホ論文,5番目が富士山論文です。
21年前,日本地理学会の機関誌に院生の阿部一氏がラブホテルの景観に関する論文を発表。http://t.co/BXkRkJL1 氏はその前には活断層を研究し,論文を発表。http://t.co/IrNHCncN 地理学ならではの専門の変更。氏は景観研究で博士号をとり,今は大学教授。
2012-02-19 16:52:48@ogugeo 阿部先生、ずっと景観論(人文地理)の専門かと思っていました…自然⇒人文への転換は多いですね。逆は比して少ないですけど
2012-02-19 17:03:02@tosseto 僕が進学した頃は地形学の先輩。諸事情により景観論に。その過程は興味深く,たとえば自然地理学の教員と院生が集まったゼミで,「このラブホテルは城型で,これは船型」等,スライドを示して説明されたわけですw。怒った先生もいましたが,救った先生もいて学位をとられました。
2012-02-19 17:10:15@ogugeo 景観論と自然地理は近しい関係にあるとは思いますが、当時としては衝撃的でしょうね。救った先生の度量というか先見性はすごいですね(後に地理評に掲載されるに至ったわけですし)。
2012-02-19 17:40:10@tosseto 阿部氏は景観論で地理評に3本書いています。編集委員会も含めて支持者がいたわけです。でも地理評にラブホテルの写真は超衝撃でした。で,ゼミでは「君はホテルの外観に注目しているが,内部の機能には注目しないの?」と質問した先生がいて,院生は笑いを必死にこらえていました。
2012-02-19 18:00:08@ogugeo そうでしたか(笑)私も欧米のCultural Geographyを勉強する前だったので衝撃的でした。
2012-02-19 18:20:49@ogugeo 私が学部生の時、その「ラブホ論文」が衝撃のデビューをして話題沸騰でした。これに続けとラブホ立地の研究に取り組む先輩や後輩がいました。バイブル的な論文です。いま懐かしく思い出しましたが、阿部先生はもともと地形学の方だったのですか!時を経てまたまた衝撃の事実です。
2012-02-19 17:46:38@AriadneTisza おお,そういう動きがあったのですね。地理の学術誌ではラブホ・ブームは生じませんでしたが,触発された卒論とか,確かにありそうです。教授がひどいテーマだと思っても,天下の地理学評論に論文が載っているから卒論でやりたいと学生が言ったら,否定は難しいw。
2012-02-19 18:51:35@ogugeo 地理評に掲載されているのでお墨付きですね(笑)。明大地理は文系での卒論が多いので、立地論とか経済地理学の観点から触発された人が多く、女性の先輩の一人は以後ずっと鶯谷を卒論テーマにフィールドワークしていました。「共同研究」を申し出る男子学生がたくさんいたそうですw
2012-02-19 19:09:25@ogugeo はじめまして。私の同級生は、卒論にラブホの立地についてをテーマにしようとしたら「前例がある」といって却下されました。20年前の話です。
2012-02-20 07:40:35@K_Sawamura なるほど。地理評に論文が出た以上,却下は困難という話を昨日していましたが,逆に前例ありで却下も可能ですね。頭の固い先生は嫌がったはず。ただその後,種々の偏見は減ったと思います。最近の地理評には同性愛関連の論文なども出ています。 @AriadneTisza
2012-02-20 08:08:11バイブルだった時期があります。懐かしいです RT @ogugeo: 21年前,日本地理学会の機関誌に院生の阿部一氏がラブホテルの景観に関する論文を発表。http://t.co/YU8A6pFv 氏はその前には活断層を研究し,論文を発表。http://t.co/ROv3He8Z …
2012-02-21 08:59:06@chiri_rabo 由緒正しき雑誌にラブホの写真,脚注で週刊誌等を引用,謝辞にはアイネグループの社長登場と,地理関係者の度肝を抜く論文でしたよね。その内容を,院生という不安定な身分ながらも学問として堂々と投稿した阿部氏と,その価値を認めた編集委員会に敬意を表したいです。
2012-02-21 12:02:02@ogugeo 本当にそうですね。当時学部生で、阿部さんの論文に出会い「地理でも景観ができる!」と興奮した憶えがあります。そして、ラブホ論文。大まじめでヒアリングまでおこなっていて、すごいなぁと思っていました。新たな分野を切り開く姿をそこに見ていたのだと、感慨深いです。
2012-02-21 12:09:27@ogugeo 「ラブホ論文」のまとめを拝見し、あの時の衝撃のデビュー(笑)を懐かしく思い出しました。みなさんもいろいろな関わりや思い出があるんですね。@tosseto @K_Sawamura @chiri_rabo
2012-02-21 19:35:18都市を勉強する上で避けては通れない風俗街とラブホ街。 http://t.co/C2xBxKbs
2012-02-21 19:21:40@hajimebs 石川さんのような景観論の専門家の評価もお聞きしたいところです(今や古い仕事といえますが)。参考:同じ著者による関連論文 ラブホ論文の背景となる概論 http://t.co/lGawcw5y 続編となる富士山の話 http://t.co/6wY6Lrur
2012-02-21 21:05:01石川さんのコメント読みたい。 / “日本地理学会の機関誌に掲載されたラブホ景観論の論文 - Togetter” http://t.co/sDMOqFo1
2012-02-22 08:12:04懐かしいです。景観論に興味があり、熟読した記憶が! 衝撃的でした。改めて読んでみようかな。 RT @ogugeo 「日本地理学会の機関誌に掲載されたラブホ景観論の論文」をトゥギャりました。 http://t.co/Sb317Bix
2012-02-21 21:28:33ラブホ景観論とは異なりますが、トルコ風呂、ヌードスタヂオなど"風俗景観"が対象として地理評に載ったのはこの論文が初かhttp://t.co/OtREUz3a 分布から繁華街の構造を考察した著者は繁華街の三層構造論を提唱。後に歌舞伎町の詳細な風俗店分布も発表。RT @ogugeo
2012-02-21 23:38:15@K_Sawamura 20年前の前例というのはhttp://t.co/OtREUz3aか。阿部さんの論文出たのは卒論決めた後だった。立地論より寧ろ景観の意味の話で、景観×法令×意味という論は結構影響受けたし。僕らが触れていた“立地”のだと上記のではと思ったので… @ogugeo
2012-02-22 00:11:44「繁華街を歩く 東京編―繁華街の構造分析と特性研究」(松澤光雄著1986)http://t.co/gqVX7bkI QT ラブホ景観論とは異なりますが…"風俗景観"が地理評に載ったのはhttp://t.co/OtREUz3a分布から繁華街の構造を考察した著者は繁華街の三層構造論を
2012-02-26 18:38:40地形と地理情報の研究者。諏訪市出身、さいたま市在住。趣味の一つは広く知識を得るための情報検索で、そこで知ったことを主にツイートします。記述には私の専門知識が時々反映されますが、私自身の仕事に関するツイートは低頻度です。Using CC/PD licenses. Professor, CSIS, Univ. Tokyo.