
2025年最初に着手した本「エビデンスを嫌う人たち」読了。あまりに面白くて一気に読みました。 タイトルから、最初は科学懐疑論者や否定論者に対して、どういう点がおかしくて、どう対抗するのか、負けないためにはどうしたらいいのか、という本かと思っていました。でも、全然違う感想を持ちました。 pic.x.com/RKuJiZ0bf7
2025-01-01 22:12:31

例えば帯にもこんな事が書いてありました。本の中身からも、実体験からも非常に納得しました。なので、当初の見込みは途中まで結構強まっていました。出版社の公式もこんなことをつぶやいています。 「貴方の隣にもいる陰謀論者対策に必携です。」 でも、読み進めるにつれて考えは変わりました。 pic.x.com/ufMeyFNQVq
2025-01-01 22:15:27

本書からは、欠如モデル(正しい情報が足りないことが誤った考えになってしまう要因とする考え方)では懐疑論や否定論を理解し、解決する役には立ちそうもないことが読み取れます。また、決して論破や理論武装を薦める本でもないと感じました。むしろ、我々の誰も、私自身も kokusho.co.jp/np/isbn/978433…
2025-01-01 22:19:50
偏見や自己正当化する傾向からは逃れられないこと、それでもそのことを知っておくことはきっと役に立つこと、そう考えることで、我々は同じ人間であり、敬意を持った対話にこそ希望があることが重ねて述べられていました。 もちろんこれは理想に過ぎないという考えもあると思います。著者も
2025-01-01 22:20:49
「科学を否定する人を軽蔑の目で眺め、関わらないようにするのは、確かに気が楽だ。科学否定論者との対話の旅を続けてきた私には、彼らと関わることのフラストレーションはよくわかる」 と対話の大変さを認めます。でも、 「だがそれでも、彼らを放置してしまえば、損をするのは私たち全員なのだ」
2025-01-01 22:21:47
と続けます。本書の最後はこう結ばれています。 「突き詰めて考えてみれば、私たちはみな同じチームの一員なのである」 2025年の最初にこの本を読めて、よかったと思います。おすすめします。 #エビデンスを嫌う人たち amazon.co.jp/dp/4336076197/
2025-01-01 22:23:06
@SciKotz 自分は1970年代から80年代に教育を受けた世代ですが 大人は皆分別のある大人であり わからない事は多くても真実はひとつ と子供の頃は思っておりました 自分も小坪さんと同じような感想で 同じ著者の本を2冊買いました! (まだ読んでいませんが) pic.x.com/IQF0UyYScT
2025-01-02 10:58:40

@SciKotz 僕も読みました。著者とフラットアーサーのやり取りはとても興味深かったですね。 読み進めていると色々思う箇所もありましたが、人の「思い込み」は、強さであり脆さでもあるのだなと感じました。
2025-01-02 15:48:22
@SciKotz ほぇー、積読リストに追加します。 「突き詰めて考えてみれば、私たちはみな同じチームの一員なのである」と言う言葉は陰謀論者だけでなく、あらゆる分断に向き合う上で大切な視点だなと思う。
2025-01-02 14:44:25
この本のAmazonレビューはこれが一番しっくり来た。 pic.x.com/FDex5n5JeE x.com/SciKotz/status…
2025-01-02 12:25:55


買いたい本 なんでみんな客観的で学術的にも認められた正しい知識より 荒唐無稽で面白い嘘を信じるのかなと今考えてみたけど 多くの人にとって恐らく正しい科学的な知識というのは無味乾燥としていて それ以上空想を広げようがないつまらないものなんだろうなと だからみんなそっちに行くと事前考察 x.com/SciKotz/status…
2025-01-02 10:39:15
>「だがそれでも、彼らを放置してしまえば、損をするのは私たち全員なのだ」 だから「考え方や物事へのアプローチ」「集団生活における他者とのつきあい」に触れさせる、言い方は悪いけど必要最低限の「カタに嵌める」義務教育ってすげー大事なんだけど、残念ながら今は競争が目的になってるよね x.com/SciKotz/status…
2025-01-02 12:35:47
@SciKotz 人間は全知でないこと。誤っている可能性がある中でも、最も論理的であり、可能性が高いことを事実としていかないと、何も適切な決断が出来ない。 陰謀論の可能性を完全に否定できないとしても、可能性が高そうな一般的に受け入れられている事実で決断。間違ったら速やかに修正する。
2025-01-02 15:12:09
私は身近にエビデンス否定を好む人がいると、単純に不快に感じるんだけど、それは宗教の違いみたいな、互いに尊重されるべきものだと思っていた。 なのでタタラ場と森で離れて暮らすのが幸せだ……と。 しかし「そういう相手を放置しているとトータルで損になるよ」というエビデンスを示してくる本😹 x.com/scikotz/status…
2025-01-02 14:07:02
最後の「突き詰めて考えてみれば、私たちはみな同じチームの一員なのである」これが紛れもない真実な気がする 陰謀論の存在自体が科学を科学たらしめる諸要素で、パラダイムシフトとは陰謀論と言われた存在の肯定、正しく”科学的”であるという事 真実と嫌疑の綱引きそれが科学的であるという事だと思う x.com/SciKotz/status…
2025-01-02 13:24:11
科学否定論者に敬意を持って、相手の話を丁寧に聞く、とのことだが、相手に敬意のかけらもない場合にはどうしたら良いのだろうか? 「寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか」 x.com/SciKotz/status…
2025-01-02 10:04:19
これは面白そうな本。陰謀論界隈・疑似科学界隈とは距離を置きたいと思っていたので読んどいたほうがよさそう。 x.com/scikotz/status…
2025-01-02 08:31:35
そもそも、陰謀論は決定論的な世界認識のあり方の一種なので、仮に科学的な認識能力があったとしても、非決定論(確率論)が理解できなければ、最終的に陰謀論に取り込まれるだけなのだ。 x.com/SciKotz/status…
2025-01-02 15:09:08
仏教の話するとき、ちゃんとした知識的なものを伝えても、根本的には皆自分の思っている仏教から離れないもんなー。 x.com/scikotz/status…
2025-01-02 08:06:05
この本の内容の必要性を説くなら、宇宙クラスタ的には「もし多世代型宇宙移民船の中に非科学的カルトが発生したら」と考えるのもありだ。 x.com/SciKotz/status…
2025-01-02 13:41:32
「敬意を持った対話にこそ希望がある」 分かってはいるけれどなかなか難しい…この本は読みたいなぁ。 x.com/SciKotz/status…
2025-01-02 13:50:56
石戸さんの『「嫌われ者」の正体』と共に、視点や物事の捉え方を考え直すきっかけになる本なのかもしれない 読んでみよう x.com/scikotz/status…
2025-01-02 09:47:36