アフリカの農村を調べに行った日本の人類学者が、コメと魚を煮たもので歓迎されながら、「日本ではどんなものを食べてるんだい?」と聞かれて、困惑した話が面白いです。
2023-11-18 06:01:53セネガル🇸🇳のチェブジェンですわね (*´ω`*)西アフリカの人もよく米と魚食うんよ pic.twitter.com/MgWH2k0fN7 twitter.com/fushunia/statu…
2023-11-18 07:11:40🇬🇭ガーナ料理「ジョロフライス」 ココナツミルクと小エビにダシダで味を調えてある pic.twitter.com/mSRYSTzdFC
2019-07-10 19:10:38うーむ、🇸🇳セネガルのチェブジェンのほうがおいしいね… チェブジェンのほうが歴史が長いんや アメリカに連れてこられた奴隷がその場でアレンジしたのがジョロフライスらしいので
2019-07-10 19:18:24◆過去の類似する記事
「圧巻の内容『人間にとってスイカとは何か』を読む。アフリカ・カラハリ砂漠での人間の生存を可能した「野生スイカ」の謎」
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2016年出版の川田順造『人類学者への道』も興味深い一冊でした。西アフリカのモシ王国があった地域に飛び込んだ若い頃の著者は、集落で、米と魚の煮込みをごちそうになりながら、「あなたの国では、どんなものを食べてたの?」と聞かれ、答えに窮したそうです。
2023-01-08 21:32:37今、食べてる米と魚だとモシ語で答えたものの、普段はモロコシやトウジンビエを食べる彼らは、それらの穀物は酒にするとき、食べるときなどで呼び名が違うが、米には稲やご飯といった違いは無く、アフリカ原産の米もアジアから来た品種の米も米を呼ぶ一つの言葉でしか呼ばないとのことで、
2023-01-08 21:40:05しかも魚に至っては、「濁った沼の実の汁」みたいな言葉であり、米と魚の食べ方も大きく違うけど、それらを習得中のモシ語で誤解無く伝える方法を思い付かなかったとか。ただ、遠く離れたアフリカで、大昔の日本を思い出すことも少なくなくて、興味深い論考が記述されてます。
2023-01-08 21:45:13西アフリカ史/人類学の話題だからか、古代ローマのような人気は無いかもしれませんが、西アフリカのブルキナファソ(フランス植民地帝国に征服されたモシ王国があった)のモシ族の社会では、モロコシの刈り取り後の「一年の始まり」は村人の都合で決まるので、村ごとに違うって話が興味深くて、 twitter.com/fushunia/statu…
2023-01-09 17:06:54モロコシとトウジンビエの刈り取りが終わると、村人で相談して、一年の始まりにあたる祖先祭がいつできるか決めるんだけど、いつからいつまでが一年みたいなきっかりした区分は無くて、年と穀物の「みのり」の区別も曖昧模糊としてる上、「年が来る」という言葉も雨季に向かって使ったりと、
2023-01-09 17:21:18祖先祭が一年の始まりだという観念と矛盾するような言葉も出てきて、平気で使われてるというか、とくに気にして無いそうです。モシ語で聞き取りをしてた著者は、日本の年末の紅白歌合戦やカウントダウンと比較しながら、そうした演出で迎える「年」に違和感を抱くようになったとありました。
2023-01-09 17:29:51私も「年末や新年の区切りは、一大結節点だから、素直に祝えないのは、おかしい」という意見を聞くと、そんなものなのかなぁ…と思いつつ、拭えない違和感を感じてたので、「一年が始まる」ことには誰かの幻想があるというか、物質的には貧乏だというモシ王が太陽を背にして臣下の前に現れる時のような
2023-01-09 17:37:27演出を感じるんですよね。モシ王は側近や多数の妻妾に囲まれ、強大な実力を有したとのことですが、貢納されたものはみんな気前良く分け与えてしまうので、物質的には豊かでは無く、宮殿も普通の集落と何も変わらないそうです。ただ、土地では無く人間を抑えてるので、妻妾や宦官の多さを誇るとか。
2023-01-09 17:42:18唐古・鍵遺跡の弥生土器も、同位体比の分析からコメや魚を煮立てた汁が入ってたとされてて、西アフリカのコメと魚のごちそうに似てる気がしましたが、唐古・鍵遺跡からは季節の循環とその神話を描いた土器が出土してて、収穫=神の死だったりと、演出があるんですよね。誰かの幻想から国家が生まれた
2023-01-09 17:53:32◆最近のまとめ記事紹介
「源氏物語には、失われた読み切りの短編があった。幻のパイロット版「かがやく日の宮」から浮かび上がる「光源氏」の本当の姿とは?」
1月7日放送開始の大河ドラマ「光る方へ」の主題の『源氏物語』について、比較神話学の視点から徹底的に語ってみました。光源氏が「何故、光を放つのか?」は、弥生時代以前の神話を復元することで、明らかになりました。
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これも名著らしくて、アフリカの無文字社会の歴史の基礎になってる本だそうです。 pic.twitter.com/VxGYjmGdXI
2022-11-26 15:26:45川田順造先生の『無文字社会の歴史』をそれこそ10年くらい前からず〜っと積読してるんだが、いっきに読んでしまおうかどうか迷ってる。 pic.twitter.com/LDYueF3pyw
2021-05-03 20:58:20川田順造先生のこのレポートなど面白いです。西アフリカのモシ王国で国王即位30年の式典のために王様が建国の聖地に行って帰ってくるまでに建国神話そのものが変わってしまっている amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%8… @SPQR_RomeFan
2015-01-07 17:48:44今回の文化勲章受賞者には文化人類学の川田順造氏もおられる。親授式に車椅子で皇居宮殿に入られる映像見て、昭和の頃に学会で川田氏の颯爽とした姿しか記憶になかったので今回のお姿にやはり容赦ない時間の負荷を感じた。
2021-11-05 15:50:50中世ヨーロッパ史の研究では、酒は水の代わりには成り得ないとして、体調を崩すから不可とされてましたが、水分を主に酒から摂取する生活形式は、実在するということなのでしょうか。気になります。 twitter.com/daruma1021/sta…
2023-12-07 18:48:51クレイジージャーニー裏話⑤ コンソやデラシャの人たちは水を飲まない。朝、コーヒーの葉のお茶を飲む以外、お茶やコーヒーも飲まない。水分はほぼ酒から得ている。子供のお弁当兼水筒もペットボトルの酒。 pic.twitter.com/8neNmPlcj7
2023-12-07 07:43:49@fushunia 米麹から作られる甘酒はアルコールが含まれておらず、また酒粕原料の甘酒もアルコール度数が1%未満とのことなので、もしかすると酒という名称にも関わらずアルコールが含まれていない(あるいは度数が極めて低い)可能性がありそうですね。飲料の度数をちゃんと測定していない以上、何とも言えないかも
2023-12-07 21:58:47