Hail to the Internet. 音楽担当しました。 -- Google Chrome: Hatsune Miku (初音ミク) http://t.co/zILqEL9k
2011-12-16 02:02:56曲を作る人、絵を描く人、動画を作る人、踊ったりする人。様々な多様な人々が「初音ミク」に託して自らの作品を送りだし、大量のn次創作を産み、世界中に広がって海の向こうで大きなライブが行われる。そして誰もがクリエイターなんだという映像。号泣。- http://t.co/TMGXLKb6
2011-12-16 05:55:57これは素晴らしい! 心の底からアガる動画ですね。 RT @jsato_FLEET:夜中にいきなり泣きそうになった。というか目から汗が出た。 -- Google Chrome: Hatsune Miku (初音ミク) http://t.co/rtdb4fUg
2011-12-16 06:15:20この映像の最後、ライブ中の初音ミクがぐーっとズームアップされていくと、無数の数多の人々によってミクが構成されている…という場面は、まさにこれこそ初音ミク。人々がそれぞれの物語をミクに託し、ミクは全ての人々の想いを一手に引き受けている…。: http://t.co/T9QsO5nw
2011-12-16 06:34:13この二つの動画を見ると「初音ミク」と「レディー・ガガ」を、Googleが同じ位相で捉えていることがわかる。ポップ・ミュージックの最先端の可能性がここにあると彼らは考えているし、僕も本気でそう思う。http://t.co/PHsOLExD http://t.co/qhP5FoCD
2011-12-16 06:28:02こないだ「ただ“音楽をもっと聴こう”と呼びかけるよりコンテンツ=コミュニケーションに参加できるゲームを設計するほうが音楽の未来にとって100倍有効」とツイートしたんだけど、その最もわかりやすい実例がGoogleによって明示されつつあるということだと思う。早朝からすごく興奮してる。
2011-12-16 06:31:51いっかいこの辺の話はちゃんとどこかに書きたいと思ってたけど、早朝だしアイディア出しもかねて連続ツイートしよう。初音ミクとレディー・ガガとAKB48とGoogleについて
2011-12-16 06:49:53まず、Google+とAKB48。ビデオチャットとかフォローとか実際のサービスがどうということよりも印象的だったのは、ブラッドリー・ホロウィッツ(グーグル副社長)が「AKB48というゲーム」と「Google+というシステム」を相似形に捉えていたこと。
2011-12-16 06:52:11Googleは理念の中に「ウェブでも民主主義は機能する。」ということを掲げている。 http://t.co/p8IrANEZ おそらく宇野常寛さんがどこかで語ってくれていると思うけど、その「グーグル的な民主主義」を日本において象徴するメタファが、AKB48になる。
2011-12-16 06:57:47もちろん濱野智史さんの『アーキテクチャの生態系』とか東浩紀さんの『一般意志2.0』とかアノミマスとかにも絡む話なんだけれど、ちょっと精読が足りないし話が広がりすぎる……。
2011-12-16 07:11:09のでポップ・ミュージックだけに絞ると、グーグルがポップ・ミュージックの「ポップネス」というのをどう捉えているかというと、それはすでに大手メディアによって与えられるものではなく、参加するというシステムが整備されることによって「立ち上がる」ものになっている、ということ。
2011-12-16 07:13:02そして、その象徴となるアイコンがレディー・ガガであり初音ミクである。このchromeのCM動画でグーグルが表現しているのは、レディー・ガガを支えているファン(=little monster)は「リスナー」ではなく「表現者」だということ。 http://t.co/kvORN9TG
2011-12-16 07:18:54レディー・ガガをマドンナと比較したりして「音楽としては新しくない」という風に遠ざけてしまうのは、そのあたりのことが致命的に見えてないと思う。レディー・ガガ以前にはソーシャルメディアが存在していなかったから「参加できるポップアイコン」なんてものは存在していなかった。
2011-12-16 07:21:07レディー・ガガの登場以前にそんな意識を持ってるアーティストなんて世界中のどこを見回してもいなかったんだけれど、「参加することによって“ポップネス”が立ち上がるアイコン」は、なんと日本にいた。それが初音ミクだった。
2011-12-16 07:24:51「初音ミクというポップ・アイコン」はもちろん実在していないけれど、それは「レディー・ガガという実在するポップ・アイコン」と同じ機能を引き受けることによって世界中に熱狂を生み出していった。そのことを表現するのがこのchromeのCM動画(http://t.co/PHsOLExD)。
2011-12-16 07:31:26従来のポップの文脈では「実在しないこと」はデメリットにしかならなかったけど(バーチャルアイドルDK-96の失敗!)、ファンが「表現者」であるというガガ以降のポップ・ミュージックの構図は、「アイコンが実在しない」初音ミクにおいてはより明確になる。巨大なメリットになる。
2011-12-16 07:36:42レディー・ガガのデビューは2008年。初音ミクの登場は2007年。そういう意味でも、実はガガより先に「ガガ的なポップアイコン」として登場していたのが初音ミクだったという。そう考えると胸熱だよね!というお話でした。
2011-12-16 07:43:25ちなみにメディアに「和製ガガ」として取り上げられることの多いきゃりーぱみゅぱみゅは、雑誌『MARQUEE』のインタヴューで本人が明確にそれを否定してます。むしろ「和製ケイティ・ペリー 」だと思う、と。その状況認識はすごく明晰だと思った。
2011-12-16 07:47:00“レディー・ガガ以前にはソーシャルメディアが存在していなかったから「参加できるポップアイコン」なんてものは存在していなかった。”なんて、過去のポップカルチャーを知らないとしか思えんよ・・・。 / “初音ミクとレディー・ガガにGoogl…” http://t.co/Zie0oIcA
2011-12-18 23:09:45“ソーシャルメディアの登場によってポップカルチャーにおける参加の可能性が広まった”ならまだしも“ソーシャルメディア以前は参加できるポップアイコンは存在しなかった”とか本気で言ってるなら、20世紀のポップカルチャーをもう一度勉強しなおるべきだろ。
2011-12-18 23:12:09何度も言ってるけど、レディ・ガガにしろ初音ミクにしろ“アイコンとオーディエンスの関係”やそこで働いてる力学そのものは既存のポップカルチャーと基本的には変わらないの。違うのは“関係や力学が可視化されている”という部分だけ。
2011-12-18 23:14:10というか“アイコンに参加できないポップカルチャー”なんて成立しないんだよ、そもそも。20世紀のポップカルチャーはアイコンとの同一化を前提として拡大・発展していったものなんだから。だから“優れたポップアイコン”がイコール“優れたロールモデル”として機能してきたんじゃん。
2011-12-18 23:17:24