大田俊寛(@t_ota)の呟きにもあるように、中沢新一は学者としては非常にナイーブな側面があって、それが読み物としては良かったんだけど、彼が「緑の党」とかマジで言い出すとなると、あなたオウムの総括はどうなってるのと言いたくなる。日本のオルタナティブの想像力の貧困が嘆かわしい。
2011-10-03 16:09:42緑の党でひさしぶりに報道に顔を出された中沢先生、よほどの決意と覚悟あってのことだと思う。しかしいまだにオウムシンパとか言う人がいて、タメイキ。あなた方がマスゴミと呼んでる人たちが15年前に貼ったレッテルだよ? と言って回りたくなる。
2011-10-05 01:49:57@goyou 世間はそれで仕方ないのかもしれない。しかしメディアは自らを総括したのかね(とんねるずの番組で麻原のお悩み相談やってたの忘れてないぞ俺はw)。思えば自分のマスコミ不信はあのとき決定的になった気がする。テレビで流れてることと自分が見てることがあまりに乖離してたから。
2011-10-05 02:10:14@rootsy うん。あのときに感じた乖離感は未だに拭い去れないね。活動が本格化すると、ものすごい中沢叩きが始まるんじゃないかとちょっと危惧してる。この間のサイゾーもなんだかなと思った。
2011-10-05 02:15:03@goyou サイゾーの、太田という人はそんなに筋が悪くないのに、中沢先生をああも敵視するのはなんなのか、不思議に思えた。なんかうらみでもあんのかしらね。
2011-10-05 02:29:12@rootsy 東大のグノーシス研究の人でしょう?彼、山口瑞鳳とか島田裕巳とかの私怨に満ちた言説を引き継いじゃってるんだよね。ただの売名行為なのか嫉妬なのかしらないけれど。
2011-10-05 02:33:56▼コミックナタリー編集長の唐木元さん(@rootsy)、文化人類学者の佐藤剛裕さん(@goyou)に対し、公開で質問させていただきます。お二方は、昨日10月5日のツイートにおいて、私がこれまで発した中沢新一氏への批判に対し、「私怨」に基づく「売名行為」ではないかと述べています。
2011-10-06 11:46:11▼具体的な経緯は以下の通り。まず唐木さんが佐藤さんに対し、「サイゾーの、太田という人はそんなに筋が悪くないのに、中沢先生をああも敵視するのはなんなのか、不思議に思えた。なんかうらみでもあんのかしらね。」とツイートしました。
2011-10-06 11:46:29▼これに対して佐藤さんは、「東大のグノーシス研究の人でしょう?彼、山口瑞鳳とか島田裕巳とかの私怨に満ちた言説を引き継いじゃってるんだよね。ただの売名行為なのか嫉妬なのかしらないけれど。」と返答し、唐木さんは「やっぱ私怨に見えるよねw。」と応じています。
2011-10-06 11:46:43▼私は中沢氏との個人的接触は一切なく、その批判が「私怨」に基づくものであるということはありません。『オウム真理教の精神史』でも述べたように、オウム事件を学問的にあらためて総括し、ひいては宗教学を再構築するというのが私の目標であり、中沢批判はその文脈に位置しているものです。
2011-10-06 11:47:00▼また、山口瑞鳳先生、島田裕巳氏による中沢批判についても、大枠としては、元オウム信者の高橋英利氏による「僕と中沢新一さんのサリン事件」(『宝島30』1996年2月号)という記事に基づくものであり、それを「私怨に満ちた言説」と捉えるのは当たらないと考えます。
2011-10-06 11:47:17▼唐木元さんや佐藤剛裕さんは、私を含むこれらの人々の中沢批判を、なぜ「私怨」から発するものと考えるのでしょうか。その根拠を提示していただきたいと思います。そしてその根拠が提示できない場合、発言を撤回していただきたいと思います。
2011-10-06 11:47:32▼唐木さんや佐藤さんが私のツイートを読む可能性は低いと思いますので、お二方とフォロー関係にあるという方がいらっしゃれば、私の質問に対して応答するように伝えていただけないでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
2011-10-06 11:47:48@t_ota 大田さんはじめまして。ツイート拝読したのでまずはそのことをお知らせしますね。ご質問ですが、あとでメールでお返事する形にさせてください。その文面を公開なさるかどうかはお任せします。OKなら空メールで結構ですので[email protected]まで1通投げてください。
2011-10-06 13:50:54【参考】twitterにおける大田俊寛さん( @t_ota)の中沢新一批判のまとめ(高橋英利「僕と中沢新一さんのサリン事件」(『宝島30』 1996年2月号の引用含む) http://t.co/NbmHslbk
2011-10-07 01:01:09【参考】大田俊寛と野田成人の対談(日刊サイゾー) "自ら「グル」になろうとした中沢新一ら研究者たちの罪と罰 - http://t.co/KmPBkCQZ
2011-10-07 01:38:41@t_ota 大田さん、わざわざリプライをありがとうございます。大田さんが宗教学理論を再構築するという高い志を掲げているのに、私怨くさいという印象を持ったのはきっと僕の誤読だったのでしょう。いつか大田さんの著作を読んで詳細な議論をみれば、また見解が変わるのかもしれません。
2011-10-07 01:52:55@goyou @t_ota 僕は宗教学理論を再構築するというような高い志を掲げて中沢新一を批判的に乗り越えようというような研究ならば、ぜひ読んでみたいと思っているんですよ。中沢のハイデガーの解釈のここがおかしい!とか、あの贈与経済学仮説にはここに不備がある!とかね。
2011-10-07 02:55:11@goyou @t_ota オウム事件についてなら週プレの「オウム信者への手紙」や別冊Imagoの「尊師のニヒリズム」、『緑の資本論』の「シュトックハウゼン事件」の批判などはなかなか出てこない。とくに事件直後の「オウム信者への手紙」では師弟間の癒着の問題の指摘もなされているのに。
2011-10-07 02:56:11@goyou @t_ota 揚げ句の果てに主な論拠として出てくるが、あの一連の宝島30の記事だというのならば、およそ議論の本筋からは遠く離れた感情的なものになっているのではないかというのが正直な印象なのです。
2011-10-07 02:57:03@goyou @t_ota 印象だけで語るのもなんですから、とくに山口瑞鳳氏の言説が資料として不適切だということについては、やや専門的な話になるのですが僕の見解を示しておきます。
2011-10-07 02:57:40@goyou @t_ota 近代チベット学の発展初期には、ゲルク派のセラ寺メ学堂に属する僧侶達を主な情報源とする帝政ロシア下のペテルスブルグ学派が一定の影響力を持っていました。セラ寺メ学堂はニンマ派を敵視する傾向の強い、ダライ・ラマ13世とは対立する政治集団の最大の本拠地でした。
2011-10-07 02:58:20@goyou @t_ota 中央チベットのウ地方とツァン地方を治める氏族たちの古代から連綿と続く対立が原因となり、東チベットやモンゴル諸部族を巻き込んだ闘争が、ゲルク派の保守強硬派の極端な反ニンマ派的傾向を産みだしました。思想的発端も中世の古代史解釈にまで遡る根深いものです。
2011-10-07 02:58:47