EU代表部: “緊急時におけるリスクコミュニケーション”
13時30分の開始から実況します。RT @i2ta: 10月1日(土)13〜17時、京都にて「緊急時におけるリスクコミュニケーション」が駐日欧州連合代表部および欧州連合加盟国主催により開催されます。 http://t.co/Gbk1tC5
2011-10-01 13:12:12科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム (STS フォーラム)の開催にあたり、各国の政府高官や著名な科学者、科学技術政策決定者が京都に参集し、科学と社会の関係について論議が行われます。この機会に駐日欧州連合(EU)代表部は、「緊急時におけるリスクコミュニケーション」に関するメディア・科学者・政府間の意見交換会を開催します。世界中から各界の有力な代表者が一堂に会するというめったにない機会を利用し、国際的なアクターにこの重要な問題について論議していただきます。
科学界、政府、メディアを代表する識者がテクノロジーアセスメントとリスクコミュニケーションに関して、1)メディアと科学、2)政府と科学、3)メディアと政府の3つのパネルに分かれて議論します。
これらのパネルのモデレーターは1)フィリップ・キャンベル(Nature Asia-Pacific、チーフ・エディター)、2)政策研究大学院大学角南准教授(古川科学技術政策担当大臣の特別顧問に就任予定)の二方が務められます。
これらのパネルディスカッションを通して緊急時に必要なグローバルで実行可能なコミュニケーションシステムについて分析をします。
予定パネリスト(一部、順不同、敬称略)
- 相澤益男(総合科学技術会議議員)(略歴)
- 平朝彦(独立行政法人海洋研究開発機構 理事)(略歴)
- 角南篤(政策研究大学院大学准教授)(略歴(英語))
- 尾身幸次(STSフォーラム理事長)(略歴(英語))
- 白石隆(政策研究大学院大学学長)(略歴)
- パウル・リュービヒ(欧州議会議員、欧州議会STOA (Science, Technology Options Assessment)委員長)(略歴(英語))
- サー・ジョン・べディントン(英国政府首席科学顧問)(略歴)
- フィリップ・キャンベル(Nature、チーフ・エディター)(略歴(英語))
- ヨハネス・ハーノ (ドイツZDFテレビ)(略歴(英語))
- Jan Staman (オランダ・ラテナウ研究所所長)(略歴(英語))
- 足立旬子(毎日新聞) (略歴)
- Joel Legendre (RTL France 特派員)(略歴(英語))
- 有本健男(科学技術振興機構社会技術研究開発センター長) (略歴)
- 津村啓介(元科学技術政策担当政務官)(略歴)
- ハンス・ディートマール・シュヴァイスグート(駐日欧州連合大使)(略歴)
この会議はNPG Nature Asia-Pacificの協力を得てNature Café との連携で行われます。
(以上、告知文より転載)
良いコミュニケーションをするにはどうしたらいいか。STOAでは環境効率のよい技術、稀少金属などの原材料、ソーシャルネットワークなどの分野に取り組んでいる。日本としっかりした関係を築きたい。今日の関係者はヨーロッパにも来てもらいたい。
2011-10-01 13:39:10続いて尾身幸次さんの挨拶です。STSフォーラムの紹介に続き、東日本大震災を受けて、日本人でさえ避難しようとしたが、今は東京に戻っている。事故エリアはまだ避難地域で、政府がリスクがあると判断した。どのようにメディアは科学技術の現実を伝えるか。今求められている課題である。
2011-10-01 13:43:18続いて白石隆さんの挨拶です。今日はGRIPSの共催だが、国策として政策研究を推進するために作られた。CSTPの議員も務めたことがあり、科学技術イノベーション政策に力を入れている。第4期の基本計画を取りまとめていたが、震災で見直すことになり、社会のための科学がより重要に。
2011-10-01 13:48:18春にもべディントンさんを招き、クライシスマネジメントについて話していただいた。安全安心という言葉があるが、安心は極めて心理学的なもの。これが、たとえば原子力政策において、とても重要になっている。京都の送り火の問題、福島の花火など。安心はどうマネージするかが政治的に重要に。
2011-10-01 13:51:32政策研究大学院大学の白石学長の挨拶。8月に閣議決定された第4期科学技術基本計画で、原発のテクノロジーアセスメントという文言が入ったのは、総合科学技術会議議員としての白石さんらの働きかけだったはず。
2011-10-01 13:55:59:パネル1 「政府と科学」 モデレーター:角南篤
政府(日) 相澤益男 総合科学技術会議議員
政府(欧) サー・ジョン・べディントン 英国政府首席科学顧問
科学(日) 有本健男 科学技術振興機構社会技術研究開発センター長
科学(欧) ヤン・スタマン オランダ・ラテナウ研究所所長
続いてパネルディスカッションです。まず「政府と科学」のパネルから。モデレーターは角南篤さん、パネリストは相澤益男さん、ジョン・べディントンさん、有本建男さん、ヤン・スタマンさん。それぞれの方の紹介。
2011-10-01 13:55:14相澤さん。福島の事故は科学技術の最も発達した日本で起こった。科学技術に関するアドバイスの重要性が高まった。政府と国民が求めるものが違う。311を考えると、メディアに出た専門家の意見が異なり、また変わってきた。政府としては、制度レベルでの必要性。社会としても俯瞰的な意見が必要。
2011-10-01 14:01:35制度的にはCSTP、学術会議をはじめたくさんある。だが、緊急時にどう対応できるか。強固な科学的アドバイスをするためには、パースペクティブなユニークボイス。これを政府はどう判断するか、オープンにしなければならない。科学的アドバイスと政治のリンクを強固にすることが必要。
2011-10-01 14:04:02べディントンさん。世界では年々、様々な自然災害が起きている。どのようにリスクに対処するか。英国では自然リスクアセスメントをしている。意思決定におけるスピードと対応のバランス。火山の予知はアイスランドとの関係でだんだん深刻に。危機に対してはSAGEがあり、首相にアドバイスする。
2011-10-01 14:09:18起こりうる最悪シナリオを立て、アドバイスする。福島の事例では三時間ごとに気象を予測して、分析した。多くの電話でのコミュニケーションをしている。メディアの報道の取り上げ方にも注意を払う。政府系の科学者ばかりでなく、独立した科学者の声も拾う。政治家は科学アドバイスを採用しないことも。
2011-10-01 14:14:56有本さん。政治と科学の行動規範。研究の世界ではあるが、科学と世の中、とくに政治との関係が成熟していなかった。リビルドが必要。前回のべディントンさんが来た時のシンポで印象に残ったのは、こうした状況でも民主的でいられるかということ。制度を作るだけでなく、中の人の資質、外との関係も。
2011-10-01 14:18:47スタマンさんから。かつてオランダの農業省で危機管理をしていたときの話。食品汚染への対処で、議論の場を設けることがストレスだった。だが何か事件が起こると、メディアがとりあげてあらゆる科学者が関わるようになった。もっと多くの関心あるものが巻き込まれる。
2011-10-01 14:24:15どんなテーマであれ、リスクのネットワークがある。国際的な広がりもあり、それをマネジメントしなければならない。政府はデータを出し、公の議論を起こす。科学者はネットワークを形成するが、事故が起きるとトップの者だけで話し合って、決断ができない。できる限りはやく、適切な人を巻き込むこと。
2011-10-01 14:29:03角南さん:まだ議論してないのは国際協力について。科学者同士はコミュニケーションするかもしれないが、市民はどうか。相澤:これは科学技術がセグメント化されている状況と符合するのでは。専門家として何を言ってもらいたいか。問題を全体に位置づけてどういうことなのかということ。
2011-10-01 14:33:23フロア:英国はリスクへの準備ができているが、たとえば戦争が起こったらどうか?SAGEの役割は?べディントンさん:全省庁を巻き込んで、毎年何がリスクかを議論している。原発施設も定期的にアセスしている。内閣府ではリスクに関して継続的に取り組んでいる。
2011-10-01 14:38:17瓦版。 まとめに登場いただいた方、ありがとうございます。<(_ _)> togetterのこまかくなったカテゴリー設定がキライで、テキトーに放り込むことが多いです。設定「ちげー」っと思わずオイカリの方、ズッコケな方、ゴメンなさい。 最近のクチグセはもっぱら“落ち着け!”“屁理屈!”“大事なことは…?”、“是々非々”