また、なんか騒いでるみたいです。昨日から記事とか2ちゃんねるとか忙しいなぁ…。好きにしてくださいな。 http://t.co/3v4aTPUp
2011-09-22 12:39:36僕が2年半前に「佐藤秀峰 on Web」というサイトを作り、自前でビューアーや決済システムを用意して「これからは電子書籍の時代が来る」って言った時、誰も信用しなかったし、いろんな人にバカにされたり批判されたけど、現状はどうなんだろう?
2011-09-23 11:45:46例えば、初版が400万部の単行本があって、1%返本があったら4万部ですよね。 2%の返本で8万部。 5%で20万部。 この時点で僕の単行本の初版部数と同じくらいです。 分母がデカイから1%の持つ意味も大きいんですよ。 返本率が上がってるとは言っていないんだけど。
2011-09-23 11:54:22僕の単行本は、現状、返本率は3割くらいです。 業界全体で言うと、返本率は4割を超えています。 書店に並んだ本の4割は売れ残って、出版社へ戻ってきてしまうということです。 そう言う中で、某漫画は出版社を支えるくらいの、かなり優秀な商品だと思います。 それでも、という話ですね。
2011-09-23 11:59:03返本された本がどうなるかと言うと、書店から引き上げられて、出版社の管轄の倉庫で保管されて、書店から注文があると、再び出荷されるというサイクルになります。 つまり、返本が多いと、出版社は莫大な倉庫代を負担することになってしまうんですね。
2011-09-23 12:03:54んで、漫画の単行本は、10年前より出版点数がほぼ倍増していて、約2万点になっています。これは過去作品の完全版や文庫版が増えているので、必ずしも「新人のチャンスが増えた」とは言えません。原稿料が値崩れを起こしていて、描き下ろし、コンビニ限定の本も増えました。
2011-09-23 12:11:42単行本の出版点数が倍増した理由は1つではありませんが、1冊あたりの実売部数が下がっているので、とにかく、本の数を出して、部数を維持しよう、という傾向があります。 結果的に、1冊あたりの平均で言うと、漫画の単行本は10年前の半分しか売れなくなっています。
2011-09-23 12:13:04で、出版社の倉庫で何が起こっているかと言うと、出版点数は倍増して、返本率は4割ですから、書店から戻ってきた本で中が溢れ返っています。 単純に計算すると倉庫代が10年前に2倍以上かかってしまうことになるのですが、それだと出版社も困りますよね。
2011-09-23 12:23:30そこで、彼らが何をしたかと言うと、倉庫の保管期限を変えたんですね。 それまでは、返本された本を3年間倉庫で保管し、それでも売れ残った物は裁断処分することになっていた社内のルールを、1年で処分していいようにルールを変更する出版社が増えてきました。
2011-09-23 12:26:54つまり、その場合、新刊は発売から1年経って売れ残るとゴミになります。 出版社がブックオフを傘下に収めた時は、廃棄が決まった本をそっちに流すんじゃないか?ということが懸念されましたね。
2011-09-23 12:33:39廃棄本をブックオフに流通させても、ゴミなので商品の横流しになりませんし、著者に印税は入りませんが出版社は経費を補填できますからね。 売れ残った本が中古だから売れるとも限りませんが。 本は消費される時代になったんだと思います。 「大切な1冊」というのは減っていくんでしょうね。
2011-09-23 12:43:17@shuhosato お考えには同感なのですが、著者の印税って返本は関係なく刷り部数で決まるんじゃなかったでしたっけ? 間違ってたらごめんなさい。
2011-09-23 12:50:15@motoshin 刷り部数ですよ。ただ、ブックオフのネガキャンをやっていた時は、出版社は「ブックオフで販売される本は、著者に印税も入らず、不当に著者の利益を損なっている」と盛んに言っていたので、矛盾を感じるなぁ、と。
2011-09-23 12:53:04@shuhosato なるほど確かに。それは矛盾ですね……なんというか、自分たちに都合のいいとこだけ切り取って喧伝してた感じですね。
2011-09-23 12:54:58@shuhosato プラットフォームを一人でやっている事が批判されたのでは?電子書籍の時代についてはKindleの存在も含めてみんな認識していたはずですが?現状はそれほど売れているのですか?
2011-09-23 12:44:13@FMTK99 認識と言ってもどのレベルかというのもありますので。2年前は電子書籍端末は海外で流行り始めてるらしい、考えなきゃなー、と言ってるだけで、危機感が薄かったと思いますよ。当時の敵は携帯コミックでしょうね。現状はまだまだまだですが、成功例は増えていますね。
2011-09-23 12:57:44@shuhosato どう考えてもまだまだ、紙だと思ってます。ただ、電子書籍が普及するころには、どれだけ漫画雑誌が生き残っているのかが気になるところです。
2011-09-23 11:49:30@fukuyuki 「そうは言っても、まだまだ紙」に寄りかかってる人が多過ぎるというか、行動しなきゃ行けない時に、考えてるフリをしている人たちが中心に居座ってるので。 紙の雑誌はもうダメですよ。 全部なくなると思います。
2011-09-23 13:03:24@shuhosato 出版社によって微妙に違う部分もありますが、印税は基本的に売れた部数ではなく、刷った部数に対して支払われます(小さな出版社では売れた部数での契約もありますが)。本が売れ残ってもそれは出版社の損で、印税には差は出ませんよ。
2011-09-23 22:07:35@shuhosato あら、失礼しました。出版社の断裁処分というのは本の一部をカットして、商品として再度販売できない形にして古紙業者に渡します。在庫は財産ですが、断裁処分された本は損益として計上されますので、横流しは基本不可能です。が、世の中にはゾッキ本という物が存在します。
2011-09-23 22:26:10